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http://diamond.jp/articles/-/18197
「緊縮政策にノン!」の行方を考える
フランスとギリシャ、そして日本
緊縮財政に反対する国民の強い意思
フランス大統領選の決選投票、加えてギリシャの総選挙の結果が相次いで発表された。フランスは現職のサルコジ大統領が敗れ、社会党のオランド党首が新大統領に就任した。
ギリシャは連立政権編成の合意ができない混迷状態だ。特に、民主主義発祥の地とも言えるギリシャの状況を見ると、選挙による民主主義は時に機能不全に陥るものであることが改めてわかる。
両国の置かれた状況はそれなりに異なるが、共通するのは、緊縮政策に反対する国民の強い意思だ。フランス語だから「緊縮政策にノン!」ということになる。
選挙結果を受けて、我が国の株価は大幅に下落した。一方、円の為替レートは選挙結果が出る前から円高が進み、選挙後も、対米ドルで80円割れの水準に留まっている。
率直に言って、選挙結果はほぼ事前の予想通りであり、為替市場の方が賢いようにも見えるが、大型連休で日本の株式市場が開かれていない間に、為替は海外市場で取引されていたことの差もあろう。
一方、我が国では、参院で問責決議を受けた閣僚の去就など、不確実性を伴う問題があるが、「社会保障と税の一体改革」の法案、要は消費税率引き上げの法案が審議入りの運びとなり、こちらでも、「方向としては」増税による緊縮政策が指向されている。
しかし、賛否は大きくはかけ離れてはいないものの、最近の世論調査では、消費税率引き上げに対する反対の方が賛成よりも多く、また、消費税率引き上げを目指す野田政権への支持率は下降トレンドを辿っている。
フランス、ギリシャのように選挙で民意を問うなら、「緊縮にノー」が返って来そうな情勢だ。
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欧州には通貨の自由度が必要
フランスもギリシャも、高い失業率を抱えており、これが最大の問題だ。フランスは10%と、隣国ドイツの5.7%を大きく上回っている。ギリシャは20%を大きく上回っており、これは社会秩序の維持が危うくなるレベルと言えそうだ。
大きな失業率を抱えているときに、緊縮政策は不適切だというのが、両国民が緊縮政策に反対する直接的な理由だろう。
確かに、民間の需要が大幅に落ち込んでいるときに、財政赤字がこれをカバーすることが適切な場合もある。しかし、両国、特にギリシャにとって必要なのは、共通通貨ユーロからの離脱による通貨の自由ではないだろうか。
観光と農業を主な産業として、膨大な数の公務員を養わなければならないギリシャとしては、通貨ユーロが高止まりしていることが決定的な重荷だ。
ギリシャをユーロ圏に留めることについては、ユーロの信用維持の意味があるとしても、ギリシャ自身の苦境を救うことを考えた場合には、ギリシャがユーロから離脱して独自の通貨を使えるようにすることが望ましいのではないだろうか。
フランスは、ユーロの中心国の1つだから、ユーロから離脱する選択肢は当面考えにくいが、ドイツとの失業率の差やフランスとドイツの1人当たり国民所得がほとんど並んでいることを見ると、現在、ドイツと共通の通貨と金融政策を使っていることの「家賃」が高いのではないかと思われる。
フランス人の労働者とドイツ人の労働者がほぼ代替的なら、共通の通貨で構わないだろうが、両国の産業や労働者の生産性に違いが出る局面では、共通通貨が一方の足枷になる。
共通通貨ユーロは、財政や物価、生産性などが加盟各国で変わらない条件でなら歪みを生じないが、各国で経済環境が異なり、これに対して各国が財政的に対処しようとした場合に障害となる。
次のページ>> 拡張財政が必要な日本で、消費税率の引き上げは早急に必要か
この条件の下で「ユーロの害」を無毒化するためには、各国で賃金をはじめとする物価が速やかに調整されなければならないが、たとえば、ギリシャの産業が十分に競争力を持つところまでギリシャ人の賃金をスムーズに引き下げることは、社会的に難しい。
ヨーロッパの債務問題が今後どうなるかは見通しが難いが、金融機関ないし政府が抱える不良債権が、かつての日本の不良債権処理のような意味で「処理」されたとは到底言えない。
最終的に不良債権を処理するためには、財政資金の投入が必要になり、これを欧州中銀がファイナンスせざるを得ないように思われるが、ドイツはそれを容認しそうにない。不況の長期化が予想されるし、再び「危機」(金融システム不安)の状況に陥る可能性もある。
なお、フランスのオランド新大統領には「バランスの取れた現実主義者」だとの評があるが、当選後、雇用対策として公務員を数万人増やすと発表したことには驚いた。
数万人の公務員に付随する予算と仕事がどのようにものになるかにもよるが、これだけでは雇用増に対する効果は限られているし、その割に非効率が大きい。残念ながらあまり期待できそうにない、というのが当面の感想だ。
日本は緊縮財政より拡張財政を
消費税率の引き上げは早急に必要か
フロー・ストック共に巨額の財政赤字を見ると、消費税率引き上げくらいで緊縮政策と呼ぶのは大袈裟かも知れないが、改めて日本の場合、消費税率の早急な引き上げが必要なのだろうか。
日銀は1%の「インフレ目標」を提示したが、これはいつまでに達成されるかが曖昧で、来年度も物価上昇率は1%に達しない可能性もある。金融緩和を拡大し続けると、通貨発行益がやがては政府のものとなり、中央銀行による財政のファイナンスとなるので、いつかはインフレになるはずだが、当面、直接的には需給ギャップの存在によって物価は上がりにくい。
次のページ>> 日銀に必要な手段の独立性、一体改革は成立しなくてもよい
日銀の金融緩和の強化も必要だが、ここしばらくの間、財政は緊縮方向に向けるよりも、拡張的であることの方が適切なのではないか。
日銀に必要なのは手段の独立性
一体改革は成立しなくても惜しくない
財政赤字の拡大と金融緩和の組み合わせの副作用は、長期金利の上昇とインフレ率の上昇、さらに通貨安だが、現在、長期金利は低位で安定しており、インフレ率はもっと高いことが望ましく、為替レートも円安の方がいい。
そもそも、過去のデフレの影響を修正することを考えると、インフレ目標値は1%よりも高い方が適切なのではないか。また、米国よりも低いインフレ目標を掲げ続けることは、市場からは「円安にはしない」という意志の表明とも読める。
一般に、あるべき「中央銀行の独立性」は、「政策目標ではなく、手段の独立性だ」と言われる。「1%が目標だが、達成の時期については、判断をこちらが預からせてもらう」という現在の日銀のスタンスは、明らかに政策目標レベルで独自の判断をしている。
世の役に立つ普通の中央銀行になってもらうためには、日銀法を改正して、政策目標レベルでは政府のコントロール下に入ることを明確化すべきだと思われる。
また、消費税率の引き上げは今でなくともよい。小沢一郎氏の無罪判決などもあり、我が国の政治の見通しが利きにくくなっているが、社会保障と税の一体改革法案は、成立しなくても惜しくない。
もっとも、政局の方がギリシャ並みに混迷する可能性があるのは、大いに心配だ。
質問1 ドイツ、フランス、日本などに必要なのは緊縮財政? それとも拡張財政?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35165
Financial Times
ギリシャ危機が暴くフランス新大統領の本音
2012.05.09(水)
5月6日夜、フランス農村部では、新たに選出されたフランス大統領が演壇に立ち、欧州における緊縮財政との戦いの先頭に立つと宣言した。
大陸の反対側では、ギリシャの有権者がフランス新大統領に、本気ならやってみろと挑んでいた。彼らは圧倒的多数でギリシャ救済策の合意内容を無効にするか再交渉したいと考える政党に投票し、フランソワ・オランド氏に辛いジレンマを与えた。
ギリシャを支持するのか、ドイツ政府とIMFを支持するのか
反緊縮を掲げて大統領選で勝利を収めたフランソワ・オランド氏〔AFPBB News〕
オランド氏は、緊縮に反対するギリシャ国民を支持するのか? それとも、ドイツ政府と国際通貨基金(IMF)を支持し、ギリシャ救済策は再交渉できないと主張するのか?
オランド氏の選択は、フランスと欧州にとって運命を左右する決断となる。フランスの新大統領は自身を南欧の反逆者のリーダーとして位置づける可能性もある。
スペイン政府とイタリア政府が(通常は政治的に系統が異なるにせよ)、フランス社会党のオランド氏を声援してきたことは間違いない。彼らもギリシャ人と同じように、ドイツの緊縮主義に対抗する動きを望んでいるのだ。
しかし、フランスが欧州連合(EU)内でドイツを孤立させようとすれば、戦後のフランスの外交政策にとって歴史的な転換となる。フランスの政策は、「仏独カップル」が一緒にEUを運営すべきだという考えを中心に築かれているからだ。
フランスが南欧と組めば、欧州有数の力強い経済国としてのフランスの自己像を傷つけることにもなり、金融市場でフランスに対する認識が悪化する恐れもある。何よりダメージが大きいのは、仏独間の明らかな亀裂は、EUと単一通貨ユーロの基盤に地震断層を生み、欧州全域に及ぶ問題を引き起こすことだ。
見込まれるオランド・メルケル合意とは
そのため大半のアナリストは、オランド氏は、EUの議論の方向性を変えて「成長」に重点を移したと言える程度のメンツを保つためのジェスチャーをドイツ政府から引き出すだけで手を打つと考えている。オランド氏が選挙で選ばれる前から、ベルリンとパリの専門家たちは、考えられる独仏合意の輪郭を描き始めていた。
想定されるオランド・メルケル合意は、以下のようなものだ。オランド氏は、本人が既にほのめかしたように、EUの新たな財政協定(財政均衡に向けた取り組みに法的拘束力を持たせる協定)の再交渉を求める要求を修正する。その代わりドイツは曖昧な言葉で記した新たな成長協定に合意し、財政協定と並べる形にする。
同じような調子で、ドイツはユーロ債(EU共通の債券発行)を求めるオランド氏の要求を拒否するが、恐らく、EUが裏書きする、インフラ事業の資金を賄う「プロジェクト債」には同意するだろう。
欧州投資銀行(EIB)による融資枠の拡大についても合意が成立する見込みだ。これはEUと仏独の典型的なごまかしだ。参加者全員の名誉ある撤退を可能にし、諸外国は概ね、何の影響も受けず、多少困惑することになるのだ。
計算を狂わせるギリシャの「噴火」
ギリシャの総選挙では中道派の2大政党が惨敗した(写真はギリシャ・テッサロニキにある極右政党「黄金の夜明け」事務所前で総選挙の勝利を祝う党員ら)〔AFPBB News〕
だが、ギリシャの政治的火山の噴火は、この構図を著しく複雑にする。
ギリシャの問題は極めて深刻化しており、EU条約に巧妙に書かれた条項を2つ、3つ加えることで「解決」することは不可能になっている。ギリシャ問題の解決には、確固たる危険な決断が必要だ。
具体的に問題となるのは、ギリシャが今後数カ月間で、直近の救済計画で求められている数十億ユーロの追加歳出削減を推し進めるのかどうかだ。
もしギリシャが実行を拒めば、IMFは、ギリシャ向け支援の次回実行分の支払いを許可しない姿勢を明確にしている。そうなれば、ギリシャ政府は資金が尽きることになる。
痛みを伴うとはいえ、管理された年金・賃金カットは、ずっと混沌とした危険なものに取って代わられる。ギリシャがユーロからの離脱を余儀なくされる可能性も大幅に高まるだろう。
ギリシャ総選挙の速報は、同国が近くこの苛酷な選択を迫られる可能性があることを示唆している。救済策を支持する2大政党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、得票率が3割程度にとどまった。両党は連立政権の樹立に苦労する見込みで、ギリシャは近々、またしても選挙に直面する可能性がある。
NDのサマラス党首はオランド氏の自然な協力者?
さらに、ND党首で、今でも次期首相に就任する可能性が最も高いアントニス・サマラス氏でさえ、ギリシャ救済策の合意内容の変更を主張するだろう。
サマラス氏は、中道派の両党が外国人に押し付けられた極めて不人気な緊縮策と結び付けられているという事実が危険であることを認識している。政治的に利益を得るのは唯一、国家主義と極左の過激派だからだ。
具体的には、サマラス氏は、ギリシャ企業が切に減税を必要としていると考えている。だが、同氏はこの議論に関して、ドイツのアンゲラ・メルケル首相から何の励ましも得ていない。そもそもサマラス氏とメルケル首相の関係は恐ろしいほど悪い。
もしサマラス氏が首相になったら、同氏は自身を、逆効果を招くドイツの緊縮政策に反対論を唱える理性的な反逆者として位置づけるだろう。そうなれば、サマラス氏はオランド氏の自然な協力者のように聞こえる。
実際は、ギリシャを支持するかドイツを支持するかという選択を迫られた場合、フランスはほぼ間違いなくドイツを選ぶ。しかし、そのような選択は、オランド氏の反緊縮論が空虚なレトリックであることを露呈させる。
フランスがIMFとドイツを支持し、経済が縮小し、失業率が急上昇するギリシャに大幅な緊縮を押し付ける構図と比べると、「プロジェクト債」に向けた多少のジェスチャーなど無意味だ。
今夏にもEUが直面する重大な選択
ギリシャの政治的混乱と融通の利かないIMFという組み合わせは、ギリシャが今夏、新たな危機に見舞われることを示唆している。その段階で、EUは重大な選択に直面する。EUはIMFが手を引くのをよそに、さらなるギリシャ向け支援を行い介入するのか? それとも、ギリシャに対する支援を拒み、その選択に伴う政治的、経済的リスクを受け入れるのか?
このような危機に直面すると、欧州を緊縮から救うというオランド氏の意気を高める曖昧なレトリックは大した意味を持たない。
By Gideon Rachman
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35166
Financial Times
大荒れの中で再選挙に備えるギリシャ
ギリシャでは、来月再選挙が実施される見込みが濃厚になっている(写真は総選挙で第1党になった新民主主義党=ND=の支持者ら)〔AFPBB News〕
5月6日の総選挙で決着がつかなかったことを受けて、中道右派政党の党首が左派の支持を得て「救国政府」を樹立するのに失敗した後、ギリシャは再選挙に備え始めた。
「我々は今、著しく分裂した雰囲気の中で、来月の2回目の投票へ向かっている」。ある政府高官は落胆した表情でこう語った。この高官によると、再選挙は恐らく6月17日に実施されることになるという。
救済策の合意内容を支持するギリシャの2大政党が議席の過半数を確保できなかったことで、悪化している経済状況は一段と深刻度を増す。実務家のルカス・パパデモス首相率いる現政権は、暫定政権に道を譲るために来週総辞職する準備に入っているからだ。
元欧州中央銀行(ECB)副総裁のパパデモス氏は「経済再建を目指した困難な旅の大部分を終えた今になって、ギリシャ国民の犠牲を無駄にしないよう」政治の安定を呼び掛けた。
115億ユーロ規模の中期緊縮計画の最終決定を含め、さらなる改革に関する意思決定は、新政権の発足まで先送りされることになる。
新政権発足まで先送りされる改革、ギリシャ向けの融資実行に支障も
「断行できるのは政治色のない施策だけだ」。先の高官はこう語り、6月中に完了する予定だった77の構造改革の推進が困難であることを認めた。
こうした膠着状態によって、総額1740億ユーロの第2次支援に基づく次回融資分の支払いが危うくなる。最近、金融の非常事態に対処するために35億ユーロが供与されたにもかかわらず、ギリシャは来月、年金と公務員給与の支払いや債務返済ができない事態に直面する。
欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は、次のギリシャ議会が中期緊縮計画を承認するまで、新たな融資実行を停止すると警告した。中期計画には、ギリシャの前政権とその前の政権の下で議会が反乱を起こす引き金となった医療費や公的部門の雇用の大幅削減措置が含まれる。
新民主主義党(ND)のアントニス・サマラス党首は早々に、連立協議を断念した〔AFPBB News〕
選挙で第1党となりながら議会の過半数は大きく割り込んだ中道右派の新民主主義党(ND)のアントニス・サマラス党首は7日、ギリシャのユーロ圏残留を確実にするため、改革派政党による連立政権樹立を提起する一方、救済合意の条件緩和も求めた。
これは国際的な支援国・機関から強い反感を引き起こしかねなかった要請だ。
だが、得票率を4倍近く伸ばして第2党へと躍進した急進左翼連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス党首は勢いに乗り、「そのような連立は『救済ではなく悲劇』をもたらす」として提案を拒否した。
しかし、左派政党を束ねて独自の連立政権を樹立しようとする彼の野望は、ギリシャ共産党が孤立を望んでいるため、失敗に終わる運命にある。民主左派党は数年前にSYRIZAから分派しており、再び手を組むことを望む兆しは見せていない。
総選挙の最終結果では、NDが108議席を獲得。続いてSYRIZAが52議席、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が41議席を獲得した。残りの議席は、21議席を獲得して初めて議会に進出した極右の「黄金の夜明け」を含む4つの小規模政党で分け合った。
来月の再選挙で結果は変わるのか?
6日の選挙で緊縮財政に反対する政党が総得票数のほぼ70%を占めたことで、ギリシャ国民は高い失業率、賃金カット、景気後退がさらに18カ月続くとの見通しに対する怒りと苛立ちを噴出させたように見える。
「今回の選挙は、改革に対する反対票だった・・・かつて人気のあった、欧州統合賛成派のPASOK議員たちが長年維持してきた議席を失った」と政治評論家のタキ・ミカス氏は語った。
再選されなかった著名なPASOK議員の1人が、元欧州委員で開発担当相のアンナ・ディアマントポウロウ氏だ。彼女は在任期間中に汚職の一斉摘発に着手したほか、前任者らが使わずに残したEU基金の使用解禁を成し遂げた。
だが、総選挙で三十数年ぶりの惨敗を喫したNDとPASOKが、すぐに再編成できるかは定かでない。アナリストの中には、間をおかずに実施される2度目の選挙が今回より穏健な有権者の反応をもたらすかどうか疑問視している。
By Kerin Hope
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