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工場を日本に残す意味はホントにあるの?   リストラが遅れるとエンジニアが不幸に
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投稿者 MR 日時 2012 年 5 月 08 日 03:51:23: cT5Wxjlo3Xe3.
 

【第3回】 2012年5月8日
ちきりん,竹内 健

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工場を日本に残す意味はホントにあるの?
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人気ブロガーちきりんさんと、フラッシュメモリの世界的権威・竹内健教授の特別対談も今回が3回目。いよいよ、ちきりんさんが一番聞きたかった「工場を本当に日本に残す意味があるのか」というテーマに竹内教授が真正面から答えます。ホンネの言葉が今回も炸裂しました。

業界みんなでコストを負担する、日本流のリストラ

ちきりん  前回、先生にお話いただいた「自分は何でメシを食っていくのか」を考え、行動するサンディスクやサムソンのエンジニアって、一見、頼もしいように見えますが、実際には社会人として当たり前のような気もします。

 事実上終身雇用が崩れつつある現在でも、まだエンジニアの中には「会社はずっと自分を守ってくれる」と考える人が多いのだとしたら、それは外の世界との接点がないために、現実が変りつつあることに気づくのが遅れているんでしょうか?


竹内 健(たけうち・けん)
中央大学理工学部 電気電子情報通信工学科 教授。1967年東京都生まれ。93年、東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。工学博士。同年、(株)東芝に入社し、フラッシュメモリの開発に携わる。2003年、スタンフォード大学ビジネススクール経営学修士課程修了(MBA)。帰国後は東芝フラッシュメモリ事業の製品開発のプロジェクトマネジメントや企業間交渉、マーケティングに従事。2007年、東芝を退社し、東京大学大学院工学系研究科准教授を経て、2012年4月からは中央大学理工学部教授。フラッシュメモリ、次世代メモリの研究・開発で世界的に知られる。著書に『世界で勝負する仕事術』(幻冬舎新書)がある。
竹内  電機メーカーはこれまで強かったので、終身雇用的な制度も最近まで成り立っていたんですが、もう成り立たない。そのことに、いつ気づくかですよね。

 会社はその点、したたかです。いつまでも、エンジニアの面倒を見てあげるかのようなフリをしますね。たとえば、会社側としては、もう捨てると判断した事業部に対しても、すぐに「事業を捨てるぞ」と言わず、3段階くらいのステップを踏んで徐々に整理していくわけです。もし、「この事業はやめます」と早めに言ってくれれば、鈍感なエンジニアだって、自分の人生設計を考え直す機会になりますが、不採算部門を別会社にする、そこが事業整理になるとかで、2段階か3段階を踏んでから最終的に潰しますよね。エンジニアにとっては歳を取るだけで、いい迷惑です。なんだかんだ言っても、50年も100年も続いた企業というのは、事業内容を時代に応じて変えながら、したたかに生き延びてきたんです。危険なのは、むしろ専門に特化しているエンジニアじゃないかと。

ちきりん  お給料もちょっとずつ下がるから、ずっと我慢する……。

竹内  日本流クビ切りメソッドという奴ですかね。スタンフォードでも教えてくれないすごいメソッドですね。まず、同じ事業で困っている同業他社と、「3社で一つの会社をつくって、シェア回復をめざす」とか、幻想を持たせる。

 本当かどうかわかりませんが、電機メーカーが代わりばんこにババを引いているように映るんです。ディスプレイでA社がババを引いたら、その代わりにA社が捨てたいと思っている別の事業を別のB社が引き取ってあげる。お互いに不要部門、不採算事業をぐるぐると回しているように見えます。もちろん、偶然でしょうけど。

 結果的に、皆でコストを払っていますよね。場合によっては、政策投資銀行のような国の金融機関を通じて税金も投入される。すぐにリストラすればそこで清算されたのに、それをしないことで日本全体、産業界全体でコストを払っているわけですよ。これを続けていく悪い点は、産業界全体が疲弊していくことです。エンジニア個人にしても、パッと整理してくれていたら、今ごろは違う分野で活躍できていたかもしれないのに、本当に疲れ果て、歳だけとっていく。人間って、負け戦を続けていると、疲れて戦えなくなるんです。

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日本の電機メーカーはブランドを貸して商売したら?


ちきりん
関西出身。バブル最盛期に証券会社で働く。その後、米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。マネージャー職を務めたのちに早期リタイヤし、現在は「働かない生活」を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦などを含め、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログ「Chikirinの日記」を開始。政治・経済からマネー・問題解決・世代論まで、幅広いテーマを独自の切り口で語り人気を博す。現在、月間150万以上のページビュー、日に2万以上のユニークユーザーを持つ、日本でもっとも多くの支持を得る個人ブロガーの1人。著書に『ゆるく考えよう』(イースト・プレス)、『自分のアタマで考えよう』(ダイヤモンド社)がある。
ちきりん  ソニーのテレビ事業部は8年連続の赤字ですよね、そんなところに優秀なエンジニアを置いておけば、どんなに優秀な人材だってダメになります。1円も利益を生んだことのないエンジニアが将来、何かのビジネスの責任者となって、「この決断が大きな利益を生む!」というところで、まともな勝負ができると思えないんです。ビジネスで勝った経験がないんだから。

竹内  ソニーは金融が助けてくれるから、まだいいほうですよ。金融の人が「なんで俺たちがあんな金食い虫を助けないといけいないのか」と怒らないのが不思議ですよ。

ちきりん  ああ、でもソニー銀行の場合、ソニーというブランド名が使えたことがその成功要因としてもかなり大きいんですよ。あのブランドがなかったら、ソニー銀行はあんなに素早く立ち上がれなかったはずです。そのための“のれん代”を払っていると思えば、安いもんなんじゃないかな。タケウチ銀行とか、ちきりんバンクだったら全然お金、集まらないです(笑)。ソニーの名前を冠したからですよ。

竹内  なるほど、一つのビジネスモデルですね。電機大手では、ソニーがいちばん余裕がありそうです。

ちきりん  名前が強いですよね。ソニー銀行だって、ソニーの名前があれば、アジアのどこに進出しても「うちはどんな会社か、信用できる銀行かどうか」を説明する必要さえありません。知らない人がいない名前ですから。

 実際、中国のハイアールが、いまからソニーとかパナソニック、東芝といったハイレベルのブランドイメージを築くには、何千億円かかるか、何年かかるかわからないです。先生は、「死にそうな会社なんて潰れたらいい」というご意見でしたが、私は潰れるくらいなら、ブランドを売って稼いでみたらいいと思うんです。サンリオがキティちゃんをライセンス販売しているように、中国メーカーなどにたいして「キミのところのこの商品は一定の技術があるから、東芝の名前をつけて製品を売ってもいいよ。その代わり売上の2%を寄こしなさい」みたいな。

竹内  いいアイデアかもしれません。

次のページ>> ニッポンに工場は必要ですか?

竹内  日本の電機メーカーのもっとも大きな弱点は、マーケティングが弱いことなんです。ひどい場合は、アップルに行って「これをつくりなさい」と言われてくるのをマーケティングだと思っている。これは単なる御用聞きですね。こんなことだから、人も育たない。

ちきりん  どうしてそうなっちゃうんですか?

竹内  メーカーはやはり、「ものづくりが一番」という考えなんですよ。だから、工場が一番エラい、工場に行って管理した経験のある人がエラい、工場長を経験をした人ばかりが社長になる。私も設計とかマーケティングをしながら、工場運営の部門にも行ったことがあるんですよ。「おまえ、上がりたいんだったら、工場運営も経験しろ」と。電機メーカーは、いかに工場をうまく回すかということが大事なんですね。

ちきりん  経団連は、東京電力や政府に対して、電気代を高くしたら日本から工場をなくすぞ!と脅していますよね。私、ずっと疑問なんですが、そもそも工場を日本に残す必要はホントにあるんですか?

竹内  雇用を考えなければ、ないですよ。ただ、一つだけあるとすれば、開発と製造は一緒にやったほうがいい、近い方が効率が上がるというのはありますね。サムスンも開発と製造を同じ拠点でやっています。でも、それだったら工場を台湾につくり、日本人の開発部隊を台湾に駐在させてもいいのです。

 たしかに近いと便利ですよ。工場が日本にあればソニーやパナソニック、シャープも近くてエンジニアと話すこともできるし、部品メーカーも日本にはたくさんある。物理的に近いとコミュニケーションが取りやすいですからね。アメリカの半導体メーカーのマイクロンはアイダホ州の州都ボイシにあるんですが、国外への直行便が少ないので、マイクロンの社員は出張にかなりの時間を取られています。それでも十分にやって行ける。いっそのこと、羽田とか成田の周りに工場を集めてほしいですね。台湾につくるなら、地方空港でもいいから空港の周りに工場を集めれば効率がいい。

ちきりん  竹内先生のお考えだと、日本に工場を置く必要はない、ということですが、では日本の大メーカーの経営者は、なぜ工場を日本に置きたがるんでしょうか?

竹内  日本に工場は不要だというと、「竹内、おまえは無責任だ、なっとらん!」と怒られるんですよ。「工場の人たちを雇用することが社是、日本への貢献だと、なぜわからん」みたいに。

ちきりん  雇用が目的だということですか。でも今の日本に、工場で働きたい人がそんなに多いわけでもないと思うんですけどね。あと、いったん工場を日本に置くと地元への責任感なんかもでてきますから、その辺の関係もあるのかもしれない。

竹内  たしかにそういう面もあるでしょうね。 

ちきりん  企業城下町なら、その会社のバッジをつけているだけで、名誉市民みたいなものなんでしょうね。

竹内  でも、工場は自動化を進めて人を減らす方向に進んでいますよね、だから、いつまでも大きな雇用を約束できるわけじゃないんです。それなのに、雇用、雇用と叫ぶ人たちが、社長、事業部長……とズラ〜と並んでいる。もちろん、工場で多くの人を雇用することができれば一番良いのですが、日本での製造にこだわって、事業が弱ってしまったら元も子もない。もう、生き残るためには、雇用さえも手をつけないところまで、日本のメーカーは追い込まれているのではないでしょうか。

ちきりん  工場を持つメーカーと地元が持ちつ持たれつの関係になるというのは、東電の原発マネーと似た側面もありますね。誰も言ってくれないメーカーのホンネを教えてくださって、スゴク面白いです。竹内先生に感謝します(笑)。

次のページ>> リストラが遅れるとエンジニアが不幸になるわけ

ちきりん  エンジニアのキャリアの話に戻しますと、人っておもしろくない仕事を続けているとダメになるのも問題なんですけど、それより大きな問題だと思うのは、その間にみんな確実に歳をとるということです。30代の人は40代に、40代の人は50代になってしまう。当然、技術にも追いつけなくなりますよね。バイタリティも、クリエイティビティも少しずつ失ってしまう。

 もし、20代で会社が潰れるなり自分で辞めていれば、若いから新しい道でも活躍できます。もともと優秀なエンジニアなんですから。でも、40歳になるとどうでしょうか。ローンとか家族とか、抱えるものが重くなると、将来性は高くても給与の低いベンチャーには転職しにくくなるし、リスクも取れなくなる。さらに、新しい技術を40歳から手がけるのはたいへんです。

竹内  40歳になった頃、環境をガラリと変えるよと言うと、いや困るよ、俺の時だけはやめてくれよ、20年後にして…と強力なバイアスがかかるわけですね。

ちきりん  だから赤字でもとにかくそのまま……となるわけですよね。本当にもったいない。立ちゆかない部門をバーンと潰してしまえば、そこにいる人は優秀な人ばかりなので、グリーにしろ、楽天にしろ、Googleにしろ、採用したい会社はいくらでもあるはずなのに。変化のなにがそんなに怖いのか全然わかりません。

竹内  本当に劇的に変えていこうとする人は、日本の会社から排除されますよ。そこそこ優秀な人はOKなんですよ。10年もすると、古いことを言うようになるから。

ちきりん  本当にトンガっている人は怖がられるんですね。

竹内  私も最近、少し知られるようになってきたんですが、そうすると、かぎつける能力というか、嗅覚という意味では、出版、マスコミ、金融、この3つがすごいですね。なんとか竹内という奴を利用して儲けてやろうと近寄ってくる。大学の教員なんて、タダで使えるコンサルみたいなもんですから、どんどん利用すればいいんですが、古巣のエレクトロニクス産業からはあまりお呼びがかからない。

ちきりん  メーカーって、外部の人を利用しようという気がまったくありませんね。内部完結型だからですかね。

竹内  メーカーといっても、海外からはたくさんオファーがありますよ。日本のメーカーだけ、なぜか来ない。

ちきりん  日本企業って、一度その組織を出た人に対しては、なかなか受けつけないですね。あと、よそ者はダメ、社内で育った人はOKと、中と外の人にすごい壁をつくるのも特徴的だと思います。世界は「コラボレーションだ、ネットワークだ」と言い始めているのに、ものすごい時代遅れです。


次のページ>> エンジニアはメールの書き方から見直そう

竹内  もう一つ、エンジニアに言いたいことがある。ビジネススキルの問題なんです。エンジニアの人が私を訪ねてくれるのはすごく嬉しいことですけど、私だってすごく忙しいわけです。ふつう、人に会って何かを頼もうとするときは、事前に練った提案を持ってきますよね、それなしに来られても、私も困るんですよ。


 大企業の技術系の部長クラスの方の例ですけど、今度、早期退職をするので何かないですか、って言ってくる。突然そんなことを言われても、こちらとしては人材バンクじゃないんだから対応のしようがない。そういう人はメールも何を頼みたいのかわからない。この辺はトレーニングの問題なのかもしれませんけどね。

ちきりん  専門外の人に自分の研究内容を話して、自分が何をやっているか、それにどんな意味があるのかを理解してもらうトレーニングが足りないのかもしれません。そんなんだと、いくらスゴイ技術力をもっている人でも、ベンチャーキャピタルを相手にそのすごさを説明できないから、独立資金や運転資金を引き出すことができないですよね。

 相手にお金を出してもらうという関係なのに、相手側が努力して自分の研究内容を理解すべきだと勘違いしているのかもしれない。学生時代から文系の友達に、いまこんなことをやっているんだと説明していれば、少しは違うと思いますけど。失礼なメールで仕事の斡旋を頼んでくる人にも同じことが言えますよね。

竹内  メールの書き方は非常に大事ですね。現在の共同研究でも、企業との最初の契約こそ、私がやるけど、その後の技術的なやり取りは学生に直接、コンタクトを取るようにさせているんです。だけど、学生にそのままメールを送らせると、礼儀もそうだし、内容も意味不明という、とんでもないメールを送ってしまいますね。だからメールについては最初からバンバン文句を言っています。

ちきりん  竹内先生は学生さんにメールの書き方を指導されているけど、ほとんどの先生は学生にそのような指導をせずに卒業させてしまうからそういうスキルがないままになってしまうんでしょうね。

竹内  企業に入って困れば修正も利きますが、技術の中だけでやっていくと、そういうスキルがなくてもけっこう生きていけるんです。これが困りものです。だから誰にも教えられないで過ごすことになる。

次のページ>> エンジニアにキャリアのロールモデルは提示できない?

竹内  教えてもらわないという点では、もう1つあります。技術力で勝負していく人は、最初は出世が早いんですよ。でも、あるところでパタッと昇進のスピードが鈍ります。そこからはむしろ、マネジメントができる人のほうが上がっていく。でも、誰も教えてあげないんですよ、何が足りないかを。文系でも理系でも、そういうことがわかっている人だけがどんどん上がっていきますよ。

 もし、不器用だから技術だけで生きたいと思うなら、技術一本に賭けるという強い気持ちが必要です。サンディスクのオタクエンジニアのように、思い切りをもてばいいんです。でも、そういう技術だけに秀でた人は、日本の会社では報われませんよね。

ちきりん  私はエンジニアの人に、キャリアのロールモデルを5つぐらい提示して選んでもらったらいいんじゃないかと思ってるんです。

たとえば、第1の道として、「この分野に関してはコイツの右に出る奴はいない」みたいなオタクエンジニアになる道。狭く深い知識で生きていくことになるから社内での出世は難しいけれど、ノーベル賞を取るぐらいの勢いで頑張る人なら挑戦していい道だよ、と。
2つめに、そこまで高い技術力はもっていないけれど、トレンドに合わせて売れる商品を器用に開発していくという売れっ子エンジニアの道。
3つめは、エンジニアとしては「まぁ、ちょっとね」という人でも、マーケティングや営業をやらせると、技術のバックボーンを活かして他の営業マンとはひと味違う営業をやります、という道。
4つめに、もっと大きくマネジメントとか人を動かすことにセンスを発揮する人、ビジネススクールに進みたいという人。最終的には経営者を目指すという道ですね。
さらに5つめとして、エンジニアとしてベンチャー企業を興してみるという道です。工学部の学生に、最初から「君達エンジニアには、最終的にこういった5つの仕事があるから」といった説明をするんです。

エンジニアとして生きて行くにはどんな道筋があるか、それがおぼろげにも見えていれば、たとえ入社時点ではどれが自分に向いているかわからなかったとしても、30歳にもなれば見えてくるでしょう。「俺は5つのうち、どれに向いているエンジニアかな?」と考えながら必要な勉強を積んでいくことは、エンジニアのためにも、会社のためにもなりませんか?

竹内  その通りですね。そうあって欲しいと思うけど、残念ながら会社は、そういう風にキャリアパスを整備できていませんね。

(続く)
http://diamond.jp/articles/-/17498  

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コメント
 
01. 2012年5月08日 22:36:18 : EypVuclbbY
 東芝も大変だね原発の事故と特許庁の不正入札で警察庁や警視庁など入札ができないからな。この二つの組織機関はお得意様だからなあ。
ただ、日本電気株式会社様と富士通株式会社様が別でこの二つの会社(同時か全体)が潰れたらとんでもなく大変なことになりますが。

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