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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3BC9H6S978X01.html
クルーグマン教授:FRBは3−4%のインフレ率容認を---(ブルームバーグ)
4月30日(ブルームバーグ):ノーベル経済学賞受賞者で米プリンストン大学教授のポール・クルーグマン氏は30日、米連邦準備制度理事会(FRB)は景気拡大を図るため3−4%のインフレ率を容認すべきだとの見解を示した。
クルーグマン氏はブルームバーグテレビジョンの番組「ストリート・スマート」で、FRBは2014年終盤を「かなり過ぎる」まで政策金利を低水準に維持すべきだと発言。インフレ率が「4%であれば状況はもっと良くなる可能性がある」と述べた。また、バーナンキFRB議長ら政策当局者の経済運営も批判した。
番組でクルーグマン氏は「8%の失業率をニューノーマル(新たな基準)として受け入れ、それに対して何もできないことを容認しているわれわれの政治システムにはかなり不備がある」とし、「目立たない大恐慌に見舞われており、持続的な不況だ」と指摘した。
クルーグマン氏は プリンストン大の経済学部長を務めていたバーナンキ氏によって2000年に同大に採用された。バーナンキ氏は当時、日本銀行はデフレ脱却に向けてインフレ加速を追求すべきだと主張していた。クルーグマン氏は、FRBは失業率を低下させるために現行2%のインフレ目標を引き上げるべきだとかねて指摘しており、こうした政策はバーナンキ氏が2000年に行った発言と矛盾がないとの見解を示した。
クルーグマン氏は、「FRBに対してわれわれが本当に望むことは、あらゆる措置を講じるという決意だ。それは、1990年代に日本がすべきだとバーナンキ氏が考えたことだ」と指摘。「賃金は固定されており、インフレで労働者が犠牲になるとの考え方は間違っている。経済が順調なら賃金も上昇する傾向がある」と述べた。
原題:Krugman Says Fed Should Allow Inflation to Rise Above 2%Goal(抜粋)
更新日時: 2012/05/01 07:51 JST
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[コメント]
どうしてクルーグマン教授がインフレ目標が有効と判断しているのかは、日本では報道されないし論議もされない。
悪性のデフレをコントロールできない日銀はインフレになることを怖がっているようだが、デフレの脱却もできないのに、ハイパー・インフレになる恐れがあると唱える行為そのものが、実は金融政策によってインフレにできることを暗に唱えているのと同じだと思えるのだが・・・・
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