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スペイン国債入札、目標上限の25億ユーロ調達:識者こうみる
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/688.html
投稿者 MR 日時 2012 年 4 月 19 日 23:13:47: cT5Wxjlo3Xe3.
 


スペイン国債入札、目標上限の25億ユーロ調達:識者こうみる
2012年 04月 19日 20:06 JST 

4月19日、スペイン政府は2年債と10年債入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。写真は2010年4月、マドリードで撮影(2012年 ロイター/Andrea Comas)

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[マドリード 19日 ロイター] スペイン政府は19日実施した2年債(2014年10月償還、表面利率3.3%)と10年債(2022年1月償還、表面利率5.85%)入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。これは15億―25億ユーロとしていた調達目標の上限で、堅調な需要が確認された。

10年債の平均利回りは1月に実施された前回入札に比べやや上昇したが、2年債、10年債とも、入札直前の流通利回りをわずかながら下回った。市場関係者の見方は以下の通り。

●10年債の発行額の多さは心強い材料

<モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オストワルド氏>

入札結果で最も心強い点は、2年債よりも10年債による調達額が多かったことだ。その点は非常に重要だ。なぜなら、逆だった場合、期間が短い債券による資金調達に頼らざるを得ないと人々が感じ、全般的な債務水準が上昇している時に借り換えに問題が生じていると受け止められるからだ。

国内勢による大量の需要があったことは明らかで、応札の多くは国内金融機関や公的機関からのものだった。

今回はハードルを乗り越えたが、次のハードルが現れるのはそう遠くない。

●まちまちの結果、深読みはしない

<クレディ・アグリコル(ロンドン)の金利ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏>

強弱まちまちの入札結果となった。(スペイン)財務省の立場からすれば、想定していた最大額を調達し、良い結果と言える。

一方で、ドイツ10年債が急上昇したり、一部に失望感が生まれているのは、若干ながら価格が流通市場を下回ったことが理由だ。

しかし、市場のボラティリティーが高まっていることを考えれば、私はこれ以上の深読みはしない。今回の入札ラウンドは無難に通過した。

●比較的好調な結果は一時的なもの

<スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)のMD、ニコラス・スピロ氏>

スペインを取り巻く神経質な状況は明らかに緩和された。最優先事項は、調達額が目標に達することだったが、国内の銀行が引き続き応札したことでこれを達成した。利回りの上昇は既定事実だった。

スペイン国債市場は、ファンダメンタルズが少なくとも流動性と同じくらい入札結果を左右するという危険な「ポストLTRO(長期資金供給オペ)」段階に入っている。1月のような良好な状況は遠い昔の話だ。

今週のスペイン国債入札は比較的成功だったといえるが、一時的猶予以外の何ものでもないだろう。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE83I05G20120419?sp=true

スペインの2・10年債入札、目標上限の25億ユーロ調達
2012年 04月 19日 19:55 JST 

4月19日、スペイン政府は実施した2年債と10年債入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。写真はマドリードで2月撮影(2012年 ロイター/Paul Hanna)


[マドリード 19日 ロイター] スペイン政府は19日実施した2年債(2014年10月償還、表面利率3.3%)と10年債(2022年1月償還、表面利率5.85%)入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。

これは15億―25億ユーロとしていた調達目標の上限で、堅調な需要が確認された。

10年債の平均利回りは1月に実施された前回入札に比べやや上昇したが、2年債、10年債とも、入札直前の流通利回りをわずかながら下回った。

2年債の入札では11億1600万ユーロを調達。平均利回りは3.463%で、昨年10月に実施された前回の3.495%をわずかに下回った。応札倍率は3.3倍で、前回の2.0倍を上回った。

10年債の入札では14億2500万ユーロを調達。平均利回りは5.743%で、今年1月に実施された前回の5.403%からやや上昇した。応札倍率は2.4倍で、前回の2.2倍を上回った。

ラボバンクの金利ストラテジスト、リチャード・マクガイア氏は「まずまずの結果で、国内勢の買いが枯渇する恐れがあるとの懸念はやや和らいだ」との見方を示した。

フォーキャストのストラテジスト、ジョー・トムキンズ氏は「入札の成功に国内勢(銀行)が大きな役割を果たしたことは間違いない。しかし、(欧州中央銀行による)2回目の長期資金供給オペ以降、やや買い疲れの兆しも見える。今後の動向には注視が必要だ」と語った。

入札結果発表後の10年債利回りは上昇し、投資家が依然としてスペインの長期的な財政持続能力に不安を持っていることが示された。

スペインは今年これまでに年間に調達が必要な資金の半分を調達しており、調達コストが高止まった場合、今後の債券発行ペースを落とすことも可能になる。

ECBのオペで多額の資金を調達したスペインの銀行がその多くを国債購入に振り向けている一方で、非居住者はスペイン債の売却を進めており、非居住者によるスペイン債の保有比率は2月時点で42%と、2カ月前の50%から大きく低下している。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE83I04Q20120419?sp=true  

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コメント
 
01. 2012年4月19日 23:19:28 : cqRnZH2CUM

>スペイン国債市場は、ファンダメンタルズが少なくとも流動性と同じくらい入札結果を左右するという危険な「ポストLTRO(長期資金供給オペ)」段階
>スペインの銀行がその多くを国債購入に振り向けている一方で、非居住者はスペイン債の売却

単なる緊縮財政と流動性供給だけでは問題は解決しない
規制緩和など、抜本的な産業競争力の向上が無ければ、統一通貨の下では
スペインもデフォルトに向かうしかない


02. 2012年4月19日 23:35:55 : 3CNLte9sGM

スペインの銀行の自国債購入、デフォルトリスク納税者に移転 

  4月18日(ブルームバーグ):スペインとイタリア、ポルトガルの銀行は自国政府が発行した国債を買い込んでいる。これは国債デフォルト(債務不履行)リスクを民間債権者から欧州の納税者に移転させる動きが加速することを意味する。

スペインの金融機関による自国債保有は2カ月で26%増加し1月末時点で2200億ユーロ(約23兆4000億円)に達したことが、同国財務省のデータに示されている。イタリア銀行(中央銀行)のデータによれば、同国の銀行による自国債保有は2月までの3カ月間に31%増加し2670億ユーロに上った。

一方でドイツとフランスの銀行は、これらの国債だけでなくアイルランドとギリシャの国債の保有も減らし、一部では2010年以降に50%減ったケースもある。こうした状況では、自国債を購入している国内金融機関が先月のギリシャのように債務再編の危険にさらされることになり、欧州中央銀行(ECB)も損失に直面する。ギリシャのケースと同様、各国政府は欧州連合(EU)から資金を借り入れて国内銀行を救済する必要も生じる可能性がある。

ブリュッセルのシンクタンク、ブリューゲルの副ディレクター、グントラム・ウォルフ氏は「国境を越えた融資を控える銀行が増えれば増えるほど、ECBによる融資実行への介入が増える」と指摘。「中核国の周辺国に対するエクスポージャーは民間部門から公的部門にシフトしつつある」と分析した。

ECB融資

スペインとイタリアの銀行による自国債保有が急増したのは、ECBが昨年12月に開始した長期資金供給オペ(LTRO)で1兆ユーロの流動性を域内金融機関に提供したことが要因だ。資金を受け取り債券を購入するよう促された金融機関は、12月21日に4890億ユーロ、2月29日に5300億ユーロを借り入れた。

スペインとポルトガル、アイルランド、ギリシャ、イタリアのいわゆる周辺国の金融機関にとっては、利ざやも誘因だった。金融機関は1%の利率で借り入れて利回りが6−13%の国債を購入できた。

こうした債券購入は当初こそ利回り低下につながったが、ここにきてリセッション(景気後退)の深刻化による国債デフォルト懸念が浮上し、スペインの10年債利回りは再び6%台に戻り、同国債の保証コストも他の欧州の国が救済を求めた水準に達した。

米バード大学のレビー経済研究所のディミトリ・パパディミトリウ氏は「ポルトガル国債の再編が民間部門で行われた場合には、ポルトガルの銀行はギリシャの銀行のように救済が必要になる」と指摘。スペインではサンタンデール銀行など比較的財務基盤の強い銀行は国債保有に伴う損失に対処可能だが、不動産融資の焦げ付きで痛手を負った弱い貯蓄機関は支援が必要になると分析した。

原題:Spanish Banks Gorging on Sovereign Bonds Shifts Risk toTaxpayer(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Yalman Onaran yonaran@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Scheer dscheer@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/18 12:13 JST


03. 2012年4月20日 02:44:11 : gVjL3ax6tQ
恐ろしいほど日本化したユーロ圏
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35042?page=3

となると、大陸全土でデフォルト(債務不履行)の連鎖反応の引き金を引くのを避けるために、どうにか切り抜けていくことが最もましな選択肢だということになる。だが、このことは、日本流の株価低迷と国債価格の上昇が最良のシナリオになる可能性が十分あることも示唆している。
ーーーーーーーー

ECBによる実質的な迂回国債買い上げがあっても、それは金融連鎖破綻を防ぐものでしかない。
肝心の経済が上向く見通しはまったく無い。
失業率20%、若年失業率50%なんて状態に、何時まで社会は耐えられるのだろうか。


04. 2012年4月21日 09:20:45 : 6HlYN2A8Dg
最新スペイン情報

[6.04%にまで上昇したスペイン国債] 2012年04月21日 / Nevadaブログ
 http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4174184.html

 スペイン10年国債が売られ、一時6.04%にまで利回りが上昇してきています。
 事実上、[入札が失敗した]となりますが、株式市場は無視しています。
 含み損を膨らみ続けているスペインの金融機関の[爆弾]が膨らみ続けています。


[スペイン首相かすむ評価 財政めぐり失言、アルゼンチン問題追い打ち ]
 2012.4.21 05:00 / Sankei Biz
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120421/mcb1204210502005-n1.htm

 問題解決能力が高いと期待を背に就任したスペインのラホイ首相の評価に陰りが見え始めた。
 財政見通しをめぐる失言が対外的な信頼を傷つけたのに加え、
 アルゼンチンによるスペイン企業子会社の国有化問題への対応への批判も高まっている。

 ラホイ首相は7週間前の 3月2日、欧州連合(EU)の財政規律を強化する協定に調印後、
 「従来の財政赤字目標を達成できない」と発言し、市場と加盟国首脳に不意打ちをくらわせた。
  この発言をきっかけに投資家の間では「債務危機は解決にはほど遠い」との懸念が再燃。

 スペイン国債の指標である10年国債利回りの上昇(価格は下落)
 幅は先月初め以降、1%を超え、20日も利回りが一時6%を突破。
 ギリシャなど3カ国が国際的な金融支援を要請する直前の7%に近づいている。

 アレッティ・ジェスティエレ(ミラノ)の最高投資責任者、ファブリツィオ・フィオリーニ氏は
 「ラホイ首相が犯した一つの大きな過ちは、スペインがEUの財政目標を達成しないと発表したことだ。
 EUはそれを受け入れたが、市場の一部では受け入れられていないようだ」と指摘した。

 企業寄りの国民党を率いるラホイ首相は昨年11月の選挙で信頼回復と雇用の創出を公約して当選した。
 スペイン国債利回りは3月2日以降、イタリア国債利回りを上回っており、
 ギリシャとアイルランド、ポルトガルの合計の2倍の経済規模を持つスペインが
 次に金融支援を要請する国になるとの観測が強まっている。

 フンダシオン・オルテガ・マラニョンの政治学者で
 前の国民党政権で働いた経験を持つイスマエル・クレスポ氏は
 「ラホイ首相は問題を解決できるマネジャーだと認識されていた点が長所だったが、
  その通りにはいかないことが判明した」
 と指摘した。

 ラホイ首相は今週、海外から痛手を受けた。
 アルゼンチンはスペインの石油会社レプソルYPFの現地部門を国有化すると表明したが、
 首相は報復措置を講じる約束をどう果たしていくかまだ説明しておらず、
 首相の国内政策への信頼が低下する可能性もある。

 クレスポ氏は
 「弱さを露呈するものであり、首相には痛手になるだろう。
  威嚇するときは、実行が伴わなければならない」
 と指摘した。

(ブルームバーグ Emma Ross-Thomas、Anchalee Worrachate)


[差し押さえ物件の価値半減] 2012.4.21 05:00 / Sankei Biz
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120421/mcb1204210502004-n1.htm

 格付け会社フィッチ・レーティングスは20日までに、
 スペインの不動産差し押さえ物件の価値が住宅ローンの約定時に決めた価値を、
 平均で48%下回っているとのリポートを発表した。

 同社は サンタンデール銀行や貯蓄銀行バンキアなどのローンを利用して購入され
 差し押さえられた物件1万1,000件について調査。
 これらの住宅の価値が37〜57%の範囲で下落していることが分かった。

 フイッチのアナリスト、フアン・デービッド・ガルシア氏は
  「景気後退という環境とスペイン不動産市場の深刻な混乱を考えると、
   物件価格は今後も下がると当社はみている」
 とした上で
  「不動産価格の今後の調整ペースは主として金融機関の差し押さえ管理戦略に左右される」
 との見方を示した。

(ブルームバーグ Sharon Smyth )


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