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2050年に先進国から脱落 日本はどこまで転落するのか?
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2012/4/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「日本のGDPは最悪の場合、世界9位に転落する」――。
経団連の研究機関「21世紀政策研究所」がきのう(16日)、こんなリポートを発表した。2050年までの日本と世界の50カ国・地域の経済を予測した結果、少子高齢化が進む日本は、どうあがいてもマイナス成長に転じ、先進国から脱落しかねないという。
このリポートによれば、2050年には総人口が9707万6000人となり、1億人を割る。少子高齢化が世界最速で進み、65歳以上が全体の38・8%に増加。高齢化につれ、貯蓄も減っていくとしている。
“最悪のシナリオ”の場合、2050年のGDPはマイナス1・32%、GDPは世界第9位、1人当たりGDPは世界第28位になるという。世界のトップグループからは完全に転落だが、この程度で済めばマシじゃないか。
日本はすでに1人当たりGDP16位(10年)だし、デフレ不況に加えて、原発事故の収束も見えてこない。2050年どころか、10年後だって、どうなるかわかったもんじゃないのである。ある経産官僚はこう言っていた。
「本当に厳しいのは日本のモノ作りに需要がないことなんです。これまでは車のボディーひとつとっても日本の技術は優れていた。しかし、今や、世界はそうした質よりも安さを求めている。
手間ヒマかかり、コストも高い日本製は見向きもされなくなっているのです」
◆経団連リポートではまだ甘い
経済アナリストの菊池英博氏もこう指摘する。
「そこへもってきて大増税です。デフレのときに増税すれば大恐慌になり日本はダメになる。国民を殺すためにやっているとしか思えない。このまま増税を繰り返せば、今現在、470兆円の名目GDPは、5年先には420兆円になり、すぐに400兆円を割り込んでしまいます」
豊かさをどこに求めればいいのか。
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