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イタリア3年債入札、利回りは1月半ば以来の水準に急上昇
2012年 04月 12日 23:09 JST
[ミラノ 12日 ロイター] イタリアが12日実施した3年物国債(2015年3月償還)入札は利回りが3.89%と1月半ば以来の水準に上昇し、市場が欧州諸国による債務問題への取り組みが十分と確信していないことを示唆した。
利回りは、1カ月前に実施された前回入札時の2.76%から1%ポイント超上昇した。
DZバンクのストラテジスト、マイケル・レスター氏は「周辺国にとり、資金調達環境は一段と厳しくなりつつある。われわれは引き続きスペイン国債よりもイタリア国債を選好しているが、スプレッドは一段と拡大する傾向にあると考える」と述べた。
調達額は28億8000万ユーロで予定レンジ上限の30億ユーロに届かなかった。応札倍率は1.44倍で前回1.56倍から低下した。
同時に実施されたオフ・ザ・ランの2015年、2020年、2023年償還債の入札では、予定額の上限である20億ユーロを調達した。期間が10年以上の国債が発行されたのは昨年10月以来初めて。
2015年11月償還債は利回り3.92%で調達額は3億9500万ユーロ。2020年2月償還債は利回り5.04%で調達額は6億8700万ユーロ、2023年8月償還債は利回り5.57%で9億1800万ユーロを調達した。応札倍率は全体で2.20倍となった。
この日実施された一連の入札で、イタリアは予定額の50億ユーロを若干下回る48億8000万ユーロを調達した。INGのストラテジスト、アレサンドロ・ジアンサンティ氏は「ほぼ上限に達し、好材料だ」と述べた。
150億ユーロの固定利付き債(BTP)が4月半ばに償還を迎えることがこの日の入札を下支えたとみられている。
ただ、イタリアはこれまでに、今年予定している2150億ユーロの国債入札のうちわずか37%を消化。スペインはすでに約半分を消化している。
入札後、10年物のイタリア国債と独連邦債の利回り格差は379ベーシスポイント(bp)と、入札結果発表前の384bpから小幅縮小した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE83B05X20120412?sp=true
イタリア、現行利回りで資金調達急ぐ必要性ない=経済次官
2012年 04月 12日 23:06 JST
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[ミラノ 12日 ロイター] イタリアのグリリ経済次官は、同国がこの日実施した3年物国債入札について、現在の利回り水準で資金調達を急ぐ必要性に迫られていないため、発行予定額の一部を留保したと説明した。
当地での会合の合間に語った。
3年債入札では28億8000万ユーロを発行、予定レンジ上限の30億ユーロをやや下回った。応札倍率は1.44倍で前回の1.56倍から低下。利回りは3.89%と、1カ月前に実施した前回入札の2.76%から1%ポイント超上昇し、1月半ば以来の高水準となった。
経済次官はこれについて、現在の市場の状況を踏まえれば、予想と一致する結果だと述べた。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE83B00E20120412
イタリア国債入札:利回りは1月以来の高水準−スペイン懸念
4月12日(ブルームバーグ):イタリア政府は12日に国債入札を実施、計48億8000万ユーロ(約5200億円)相当を発行した。目標上限は50億ユーロだった。3年債の指標銘柄の発行利回りは今年1月以来の高水準となった。
3年債の指標銘柄となる2015年償還債(表面利率2.5%)、28億8500万ユーロ相当の平均落札利回りは3.89%と、今年1月以来で最高。前回3月14日の入札時は2.76%だった。応札倍率は1.43倍(3月は1.56倍)。
このほか、15年償還債(表面利率3%)と20年および23年償還債も合わせて約20億ユーロ相当を発行した。
UBSの金利ストラテジスト、ジャンルカ・ジグリオ氏は入札前の電話インタビューで、「波及懸念が欧州で再燃しておりスペインが最大の不安材料だ。周辺国国債には圧力が続き、スプレッドは短期的に一段と拡大する公算が大きい」と述べていた。
スペインが財政赤字削減目標を後退させた3月2日以後の4週間に、イタリア国債相場は下落した。
入札後の流通市場で既発のイタリア10年債相場は上昇、3年債は下落から持ち直した。ロンドン時間午前10時40分(日本時間午後6時40分)現在、10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.47%。3年債利回りはほぼ変わらずの3.96%。入札前は一時、6bp上昇の4.02%となっていた。
ニューエッジ・グループの債券アナリスト、アナリサ・ピアッツァ氏(ロンドン在勤)は投資家向けリポートで、表面利率2.5%の2015年償還債の「需要はそこそこだったが、特に強くはなかった」として、「高い落札利回りは周辺国をめぐる最近の不透明感の高まりを反映したものだ」と指摘した。
記事に関する記者への問い合わせ先:ローマ Chiara Vasarri cvasarri@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jerrold Colten jcolten@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/12 19:40 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2D2946KLVR401.html
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