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ゴールドマン、時価総額1800億円吹き飛ぶ-反響呼ぶ社員の批判
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/399.html
投稿者 MR 日時 2012 年 3 月 15 日 18:27:52: cT5Wxjlo3Xe3.
 

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0WQV56JIJUP01.html
 3月15日(ブルームバーグ):米銀ゴールドマン・サックス・グループを退職する社員がロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の経営手法と顧客の扱いを痛烈に批判し、ウォール街(米金融街)で大きな論議を呼んだ。これに伴い、同社の時価総額が21億5000万ドル(約1808億円)相当も吹き飛んだ。
ゴールドマンの株価は14日のニューヨーク市場での取引で3.4%安となり、S&P500種金融株指数を構成する81銘柄で3番目に大きい下落を演じた。米紙ニューヨーク・タイムズにロンドンで勤務する社員グレッグ・スミス氏の批判的な寄稿が掲載されたことが引き金だ。
ゴールドマンで12年間勤務したスミス氏は「会社の道徳心の低下」の責任がブランクファインCEO(57)とゲーリー・コーン社長(51)にあると非難した。同社は社員と元社員に宛てたメモで、スミス氏の主張は、会社の価値観やカルチャー、そして「わが社の圧倒的多数の人々が会社と会社が顧客のために行っている仕事をどのように考えているか」を反映していないと反論した。
ゴールドマンなどの金融機関の自己勘定取引を制限する「ボルカールール」の生みの親ともいえるボルカー元米連邦準備制度理事会(FRB)議長(84)はワシントンで開かれた会議で、スミス氏の批判について、「過激かつ強烈」な内容だとした上で、「多くの利益相反につながるビジネスなのではないかと懸念される」と発言した。
「過激かつ強烈」
14日の同社の株価は4.17ドル安の120.37ドルで終了。年初来では33%の上昇をなお維持している。
ゴールドマンはスミス氏が寄稿で示した見解には同意しないとのコメントを電子メールで発表した。広報担当のデービッド・ウェルズ氏(ニューヨーク在勤)は、この電子メールや先のメモの内容以上の発言を控えている。
ゴールドマンが債務担保証券(CDO)をめぐって米証券取引委員会(SEC)から提訴され、その後5億5000万ドルを支払う和解を余儀なくされた後も、経営幹部らは態度を改めていないとスミス氏は指摘する。
メールで回覧
ウォール街では、同氏の寄稿が電子メールを通じて至る所で回覧された。ゴールドマンのライバルであるバンク・オブ・アメリカ(BOA)のメリルリンチ部門のある社員は、コピーを顧客に送らないようチームに指示があったことを明らかにした。「ゴールドマン・サックスからの反応」や寄稿のパロディーも回覧の対象となった。
シティグループの元バンカーで、現在はロンドンのヘッドハンティング会社ベニ・パートナーズのマネジングパートナーを務めるステファヌ・ランボソン氏は「彼らにとっては全くの痛手だ。会社に対する意識が低下し、明日の勝者であるはずの多くの人々が『自分は本当にゴールドマンと一緒にいたいのだろうか』と一歩引いて自問していることだろう」と話している。
原題:Goldman Stunned by Op-Ed Loses $2.2 Billion forShareholders(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Christine Harper charper@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Scheer dscheer@bloomberg.net
更新日時: 2012/03/15 16:04 JST  

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コメント
 
01. 2012年3月15日 18:41:43 : 3CNLte9sGM
コラム:米ゴールドマン、退職幹部による沈黙破りでブランド失墜
2012年 03月 15日 16:56 JST

コラム:米CPIに現れないインフレ、消費者が感じる日常価格とズレ
コラム:ドルは85円突破も、FRBの景況感や不胎化QE観測で
コラム:米FRBの銀行ストレステストは適切なさじ加減
コラム:中国、経済構造変化で貿易赤字が日常風景に
By Peter Thal Larsen

[ロンドン 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の株式デリバティブ部門エグゼクティブディレクター、グレッグ・スミス氏が同社に与えた最も大きな影響は、その辞め方にあるのかもしれない。

同氏は12年間勤務したゴールドマンを退社するに際し、14日付のニューヨーク・タイムズ紙に、同社が顧客よりも自社の利益を優先させていると非難する手記を寄稿。顧客が日常的に「muppet(操り人形)」呼ばわりされていたことを明らかにした。

目新しくもない批判かもしれないが、これまでは普通、内々に言い交されてきた内容だ。ゴールドマンにとっての心配は、もはや同社を批判することを恐れない上、同社社員という血統にも誇りを持たない社員が現れてきたことだ。

スミス氏の手記のあら探しをするのは難しくはない。ゴールドマンにおける同氏の経歴は、きらびやかであったようには見えない。同氏は10年強の勤務を経ていまだにエグゼクティブディレクターの職にとどまっている。これだけの期間であれば、マネジングディレクターか、場合によってはパートナーへの昇格を期待する向きも多いだろう。そして、過去のゴールドマンは信念に貫かれていたという同氏の感傷的な記述は、おおげさに響く。スミス氏がゴールドマンに入社した頃、同社を始めとするウォール街の金融機関は創業間もないインターネット関連企業の株を、ハイテクに酔心する投資家に売りさばいていた。これは顧客の長期的な利益を優先させる事例とは言い難い。

しかもスミス氏の記述には驚きがほとんどない。劣化したサブプライム住宅ローン債権による証券の組成で証券取引委員会(SEC)がゴールドマンを摘発したことや、「ひどいディール」を顧客に押し付けたとする同社幹部の電子メールが上院の報告で取り上げられたことで、既に知れ渡っていた事柄だ。

実際、ゴールドマンが自社の利益を優先させているとの不満は、顧客や取引相手、そして元従業員からさえも頻繁に聞かれる。スミス氏は手記で具体的な証拠を提示してはいないが、手記が現実を正確に反映しているとしても、元シニアパートナーのガス・レビー氏が掲げた「長期的な強欲」のモットーを同社が再発見するまでの道のりがいかに長いかを思い出させる材料が、また1つ出てきたに過ぎない。

異例なのは批判が明るみに出たことだ。ゴールドマンは最近の苦難にもかかわらず、内部の論争を何とか非公開にとどめてきた。不満を抱く顧客でさえ声を挙げない傾向があった。これまでゴールドマンの出身者は、スミス氏のように会社を否定するのではなく、ゴールドマンに在籍した職歴を生涯にわたり誇りとしてきた。ゴールドマンは元従業員との密接なつながりを維持することで名声を得ており、そのためもあって元従業員は胸中を外に漏らそうとしない。

スミス氏が金融部門でのキャリアを歩み続ける可能性は低いようにみえる。他社は、汚れた部分を率先して公開するような人材の雇用には二の足を踏むだろう。ただ、新たなコミュニケーション責任者を任命したばかりのゴールドマンにとっての課題は、他の従業員がスミス氏に追随しないように思いとどまらせることだ。

*筆者はロイターBreakingviewsのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。


02. 2012年3月15日 23:19:18 : kFSBHHnrzo

>それで下記のニュースも? 10年後は?
>検索→ グーグルは絶望の嵐、MSに出戻った幹部  ・コメント沸いてそう
「グーグルは絶望の嵐」、MSに出戻った幹部が打ち明け (利益の追求優先に)
http://www.cnn.co.jp/tech/30005925.html
 おまけ。 利益を生みそう、10年後は?
「その人の声」でリアルタイム通訳:MS研 WIRED.jp
http://wired.jp/2012/03/15/microsofts-universal-translator-preserves-inflection-intonation-and-accent/


03. 2012年3月16日 21:08:18 : VBBYgF81p2
GSは世界中で悪い事をして金をかすめ取っているだろう。最近は白昼堂々宝石店にトラックを突っ込むようなあからさまなことを見とがめられることなくやっているような雰囲気だ。つまりターゲットを決めた国の支配者を懐柔かつ支配下において仕事をするのだ。よその国の事は日本が島国なので良く分からないが日本は日本国内であったことをひとつひとつ洗い出して調査してみたらよい。GSはハゲタカであることは間違いない。非合法なことが見つかれば日本企業がいつもアメリカに取られている談合の課徴金どころではない何倍もの課徴金を課してやればよい。きっと何十兆円にもなるだろう。日本はいつも和解で莫大な金額を払い解決しているがGSは日本から脱出するに違いない。そういえば大和銀行の担当は実刑を受けていたような気がする。最近も大手さんで金だけではなく実刑を受けた人がいた気がする。日本で同じ事が起きても何もない事で課徴金を払ったり実刑を受けたりする。本当はアメリカに物を売らない方がいいのだ。どこかで大きな予想外の落とし穴が待っている。手形でアメリカに物を売るほど恐ろしい事は無い。話がそれてしまった。GSが普通に金融屋として仕事をしているとは到底思えない。まずスパイを作りアメリカの力でそのスパイを相手国の政府に押し込み好きな事をするのが常套手段だ。つまり国ごと略奪するのだ。日本では竹中がその役目をおいバカな朝鮮小泉に事務方として侵入した。日本国民は純チャーンと熱狂している間に泥棒は着々仕事をしたのだ。そして泥棒するだけでなくその時まいたダニが日本の生き血を吸い続けている。アメリカを隠れ蓑にして世界中を荒らすユダ金を追い出さねばならない。彼らに好きなようにさせてはならない。麻薬や紙切れを金に変える錬金術をじっと見ていては駄目だ。いかさまトランプに引っ掛かっては駄目だ。

04. 2012年3月16日 21:44:29 : VBBYgF81p2
コメントがでない。誰か邪魔しているのかも知れない。

05. 2012年3月16日 22:24:58 : Pj82T22SRI

>>03

ゴールドマンがどうなろうが、別に大した問題ではないからな


06. 2012年3月17日 14:08:56 : AeczsWCJKQ

 デフレよりもインフレになりたい、とアメリカ政府は願っている。FRB議長のバーナンキがQE2を展開したのも、デフレだけは勘弁してくれ、という判断があったからだ。しかし、こればかりは無理だ。

 アメリカはデフレもデフレ。史上最悪のデフレになる可能性が高い。

 「それではアメリカは日本より悪くなるのか?」と疑問に思う人もいるだろうし、日本政府と違ってオバマもバーナンキもスピーディーだから、そんなにひどくならないうちに解決するだろう」と信じている人もいるだろう。メディアがそのようにミスリードしているからだ。

 どちらも大間違いである。アメリカは日本より遥かにひどいのだ。

 アメリカ政府の負債をGDP比率で見ると、国債と州政府債券は87%。まだ100%に達していない。「だから、日本に比べて遥かにいい」と主張しているわけだ。

 では、ファニーメイ、フレディマック、その他の負債を全てまとめるとどうなるか?

 263%である。これは日本のGDPに対する政府負債率と似たようなものである。

 さて、これに企業や家計の負債を加えるとどうなるか?311%である。

 さらにオバマ大統領が選挙のマニフェストで公約したように、ソーシャルセキュリティやメディケアでここまで支払いますよ、という約束分を加えると?1000%を超えてしまう。さらにさらに対外債務、金融機関債務を加えたら、一体どうなるのか?

 億とか兆という単位を超えて、アメリカの負債は京(けい)の桁に突入してしまうのである。この桁は外為市場に漂流する総額を示す時に使うくらいだが、アメリカ政府及び民間負債はもはやそういう未知との遭遇的レベルなのである。

 こういうレベルのアメリカを本格的デフレが襲ったらどうなるか?完全にノックアウトである。今後、ユーロ圏が次々に崩壊すればドル高になるから、インフレ政策が続けられなくなり、タイミングは前倒しになる。

 想像するだに恐ろしいほどのデフレとなるという意味はそういう事なのだ。全米市民の生活水準を何割も押し下げるものになる。今の日本のデフレとは全く様相を変える悲惨なデフレである。日本はデフレ、デフレと言っても、ユニクロ、ハイデイ日高、ニトリという会社がクローズアップされ、サービスと質の低下などとは無縁である。安くてもいいものしか選択しない国民性だからだ。日本型のデフレとはこういうものなのだ。

 アメリカはインフレ政策失敗の穴埋めのためのデフレを強制的に迫られるのだ。この悲惨さは想像を絶するものとなろう。


07. 2012年3月18日 09:36:45 : 9nicxq4XnI

 アメリカのように資本の論理にだけ忠実で’一見’経済合理性のある社会では、金融業とその他産業だけではなく、製造業と商業(卸売・小売)の間でも、非常に大きな給与水準格差がある。日本の場合、製造業と商業の賃金格差は17〜18%にとどまっている。だが、アメリカでは、この格差が30%以上になっている。

 それと並行して、日本では所得順位で下から20%の人たちが国民所得全体の9%弱を得ているが、アメリカでは所得順位が下から20%以内の人たちは、国民所得全体の5%未満しか得ていない。当然、資産配分もアメリカでは非常に格差が大きくなっている。

 日本では保有資産の順位が上から20%の人たちの純資産シェアは、34%にとどまっているが、アメリカでは63%に達している。逆に下から20%の人たちは、日本では国民純資産の13%に達しているが、アメリカではわずか1%だ。資産水準で上から5分の1の人たちの下から5分の1の人たちに対する資産倍率は、日本が3倍弱なのに対して、アメリカは実に63倍なのだ。

 アメリカの金持ち優遇・中間層以下切り捨ての経済をもっと象徴的に示すのが、大企業のCEOが稼ぐ給与所得の突出した伸びっぷりだ。1990〜2005年の15年間の通算で、第二次産業雇用者の賃金はたった4.3%の伸びただけだが、大手企業CEOの給与は298%も伸びている。

 現代アメリカは、おそらく建国以来で一番大富豪・超富豪に優しく、その他大勢に厳しい社会になっている。アメリカでは昔からこんなにひどい格差が存在していたわけではない。結局は1929年の大恐慌から1930年代の大不況につながる1920年代の異常なブーム期と、戦後は1980年代に入ってからの特異現象なのだ。

 いや、現在の格差拡大は1920年代の再現ではない。上から1万分の1の人たちの所得シェアは、1920年代末より高くなったし、下から90%(ようするに10人のうち9人だ)のシェアは1920年代より低くなっている。

 アメリカの最近の法人所得に対する実効税率は史上最低レベルまで下がっている。したがって、企業の税引き後利益がGDPに占めるシェアも10%前後と、第二次世界大戦後では最高水準に達している。

 アメリカの企業優遇税制を擁護して、「企業は税引き後利益が大きければ大きいほど、積極的にもっと儲けるための設備投資や雇用人員増に取り組む。だから、企業優遇は結局のところ、国民一人一人の生活水準向上につながる」といった議論を持ち出す人もいる。

 だが、こうした議論は、まったく実証データと反している。少なくともアメリカの経営者たちの動向を見れば、彼らは儲かれば儲かるほど多くのカネを自分たちの懐に入れただけで、設備投資や雇用を拡大したわけではなかった。

 アメリカの設備投資に関する限り、正反対に企業の税引き後利益のGDPに占めるシェアが上がるほど、企業の設備投資のGDPに占める比率は下がっていた。企業設備投資の対GDPシェアは法人税引き後所得が最低だった1980年代半ば頃にピークアウトし、現在は戦後最低水準に近づきつつある。少なくとも「企業の設備投資を高水準に保つために企業減税を」という主張には全く根拠がない。

 問題は、通常の景況で企業や大金持ちが一貫して優遇され、貧乏人はほとんど無視され続けるということではない。最大の問題は、これだけ優遇されている大企業、特に収益性の高さでは定評のある金融業界が、経済危機のたびに手厚い保護の中で焼け太りし続けることだろう。

 ロナルド・レーガン=マーガレット・サッチャーのいわゆる新保守主義コンビによる政策転換は、むしろすでに経済面で起きていたこの変化を追認するものだったというのが重要なポイントだ。アメリカのレーガン政権も、イギリスのサッチャー政権も、製造業の基幹分野でアメリカが日本に太刀打ちできなくなって、経済全体の金融化が進んだ時期に誕生していた。

 アメリカ・イギリスとも、国民全体を豊かにする余裕はなくなったので、「せめて知的エリートだけでも、非常に豊かなままでいたい。できればもっと豊かになりたい。そこから脱落する大衆のことなど知ったことではない」という態度が蔓延したのだろう。

 アメリカでは、過去30年間の国内総生産の増加分は全部所得順位で上から10%のエリートたちに巻き上げられてしまっている。それなのに、市場経済に関するアンケートへの回答者たちの70%が「貧富の差が生まれたとしても多くの人は自由な市場でより良くなる」と答えているのは、悲惨だ。大衆の知的水準をなるべく低水準に保ったまま飼い慣らすというエリートたちの術中に完全にはまっているのだろう。


08. 2012年3月18日 10:02:23 : 6CqgmZrB5c
JPモルガンでも内部告発。

American Kabuki:
[JP MORGAN CHASE WHISTLEBLOWER TELLS CFTC OF MANY FRAUDS]
 http://americankabuki.blogspot.jp/2012/03/jp-morgan-chase-whistleblower-tells.html

 POSTED AT THE CFTC WEB SITE 3/14/12From: Z A N
 Organization(s):JPMorgan ChaseComment No: 57019
 Date: 3/14/2012Comment Text:
 
Dear CFTC Staff,
Hello, I am a current JPMorgan Chase employee. This is an open letter to all commissioners and regulators. I am emailing you today b/c I know of insider information that will be damning at best for JPMorgan Chase. I have decided to play the role of whistleblower b/c I no longer have faith and belief that what we are doing for society is bringing value to people. I am now under the opinion that we are actually putting hard working Americans unaware of what lays ahead at extreme market risk. This risk is unnecessary and will lead to wide-scale market collapse if not handled properly. With the release of Mr. Smith’s open letter to Goldman, I too would like to set the record straight for JPM as well. I have seen the disruptive behavior of superiors and no longer can say that I look up to employees at the ED/MD level here at JPM. Their smug exuberance and arrogance permeates the air just as pungently as rotting vegetables. They all know too well of the backdoor crony connections they share intimately with elected officials and with other institutions. It is apparent in everything they do, from the meager attempts to manipulate LIBOR, therefore controlling how almost all derivatives are priced to the inherit and fraudulent commodities manipulation. They too may have one day stood for something in the past in the client-employee relationship. Does anyone in today’s market really care about the protection of their client? From the ruthless and scandalous treatment of MF Global client asset funds to the excessive bonuses paid by companies with burgeoning liabilities. Yes, we at JPMorgan that are in the know are fearful of a cascading credit event being triggered in Greece as they have hidden derivatives in excess of $1 Trillion USD. We at JPMorgan own enough of these through counterparty risk and outright prop trading that our entire IB EDG space could be annihilated within a few short days. The last ten years has been market by inflexion point after inflexion point with the most notable coming in 2008 after the acquisition of Bear.

I wish to remain anonymous as of now as fear of termination mounts from what I am about to reveal. Robert Gottlieb is not my real name; however he is a trader that is involved in a lawsuit for manipulative trading while working with JPMorgan Chase. He was acquired during our Bear Stearns acquisition and is known to be the notorious person shorting in the silver future market from his trading space, along with Blythe Masters, his IB Global boss. However, with that said, we are manipulating the silver futures market and playing a smaller (but still massively manipulative) role in manipulating the gold futures market. We have a little over a 25% (give or take a percentage) position in the short market for silver futures and by your definition this denotes a larger position than for speculative purposes or for hedging and is beyond the line of manipulation.

On a side note, I do not work directly with accounts that would have been directly impacted by the MF Global fiasco but I have heard through other colleagues that we have involvement in the hiding of client assets from MF Global. This is another fraudulent effort on our part and constitutes theft. I urge you to forward that part of the investigation on to the respective authorities.

There is something else that you may find strange. During month-end December, we were all told by our managers that this was going to be a dismal year in terms of earnings and that we should not expect any bonuses or pay raises. Then come mid-late January it is made known that everyone received a pay raise and/or bonus, which is interesting b/c just a few weeks ago we were told that this was not likely and expected to be paid nothing in addition to base salary. January is right around the time we started increasing our short positions quite significantly again and this most recent crash in gold and silver during Bernanke's speech on February 29th is of notable importance, as we along with 4 other major institutions, orchestrated the violent $100 drop in Gold and subsequent drops in silver.

As regulators of the free people of this country, I ask you to uphold the most important job in the world right now. That job is judge and overseer of all that is justice in the most sensitive of commodity markets. There are many middle-income people that invest in the physical assets of silver, gold, as well as mining stocks that are being financially impacted in a negative way b/c of our unscrupulous shorts in the precious metals commodity sector. If you read the COT with intent you will find that commercials (even though we have no business being in the commercial sector, which should be reserved for companies that truly produce the metal) are net short by a long shot in not only silver, but gold.

It is rather surprising that what should be well known liabilities on our balance sheet have not erupted into wider scale scrutinization. I call all honest and courageous JPMorgan employees to step up and fight the cronyism and wide-scale manipulation by reporting the truth. We are only helping reality come to light therefore allowing a real valuation of our banking industry which will give investors a chance to properly adjust without being totally wiped out. I will be contacting a lawyer shortly about this matter, as I believe no other whistleblower at JPMorgan has come forward yet. Our deepest secrets lie within the hands of honest employees and can be revealed through honest regulators that are willing to take a look inside one of America's best kept secrets. Please do not allow this to turn into another Enron.

Kind Regards,
-The 1st Whistleblower of Many

[JPモルガンも内部告発!世界の金融機関辞任劇、
 ついに358人目へ!HSBCやUBSも含め、世界的金融崩壊が近い?]
 2012年03月17日 18:55 / News U.S.
 http://www.news-us.jp/article/258242111.html

 内容としては
  「ゴールドマンサックス同様詐欺的な手法が行なわれている」
  「1兆ドル以上のデリバティブを隠し、ギリシャ危機による金融崩壊を恐れている」
  「バランスシート上の負債が調査対象になっていないのはおかしい」
  「私は正直に全従業員に上記の内容を告発し、弁護士と連絡を取ります」
 といったもので、紛れもない良心を痛めた善良なJPモルガンの社員の告発文です。


09. 2012年3月18日 13:19:07 : VBBYgF81p2
堤さんの貧困大国アメリカをみんな一度読むべきだ。TPPに参加したらこうなるということだ。世界中から金を集めて生活している国だ。何か起こればどこかがお金を出さなくなれば奈落の底に落ちることは火を見るより明らかだ。日本が共倒れにならないように国はしっかりして欲しい。しかし国も政治家もメディアも洗脳された裏切り者が占拠しているので日本は今崖っぷちにある。煽動者が崖っぷちに日本国民を連れて行き悪魔のように引っ張っている。言う事を聞いたら断崖絶壁からまっさかさまに谷底に落ちて絶命するだろう。かろうじて首の皮一枚つながっている今煽動者を叩き出さねばならない。異常に値上がりするアメリカの株そしてドルの持ち直し。提灯を付けられているのだ。それに乗ってアメリカ国債やアメリカ株を買うのはいったん手じまいして止めにしなければならない。いつの日か紙切れになるのだ。

10. 2012年3月19日 19:47:52 : 7o74UMG0mg
ドルが騰がるのは当然だ、これ以上の緩和が無いから。
アメリカ株と言っても、実体が無い会社ばかりではない。
アメリカを侮ってはいけない。

日本で富豪になった人の中には、宝くじで当たった人も結構いるから、日本の本当の富豪はラッキー富豪を除けば、もっと少ないと思う。


11. 2012年3月20日 04:06:44 : 956kBvkBMY
自分達の法外な報酬を維持するために、ありとあらゆる詐欺的手法を用いているにちがいない。
顧客を食い物にしか思っていない商売が成立するわけがない。
どっかのシロアリと同じだろ。
ちょっとやそっとじゃ、こいつらにはさからえないのだろう。
さすが、強欲マン詐欺師ら。

12. 2012年3月20日 08:56:39 : StZm8cr3sI

 リーマン・ショックから約3年半。今また、アメリカの金融業界に深刻な信用危機が忍び寄っている。徐々に逼迫する信用状況を反映して、世界中の大手銀行がオーバーナイト(翌日切り)の貸出金利を上げている。翌日には返済してもらう資金の金利を顕著に上げているということは、相当危ない借り手にも貸し出しているということなのだろう。

 金融危機の時の特徴として、銀行側が「こういう安全な借り手ならいくらでも貸したい」と思うような財務体質のいい企業は借りる気が全くなく、危ない借り手ばかりが旺盛な資金需要を持っているということだ。その旺盛な資金需要は、もうどこかで既に空けてしまった大穴を何とか埋めるための必死の金策なのかもしれない。

 今後、アメリカ・ヨーロッパ・新興諸国の金融市場がどこから先に破綻していくのかは、あまりにも不確定要因が多く、分からないとしか言いようがない。だが、一つだけ断言できることがある。それは、国境を越えて広がる貸し手・借り手のネットワークの中で、どこかで起きた危機が他の地域には何の影響も及ぼさないということはあり得ない。これは確かだ。

 もう一つ、確かなことがある。それは、アメリカの個人家計が極端に疲弊していて、金融危機を無事乗り切れる世帯が非常に少ないということだ。

 「もし今、1000ドルが必要になったら、どうやってそのカネを作るか」というアンケート調査に対して、「貯金を下ろす」と答えたのはたった36%だけで、他の64%の回答者は何らかの形で借りるか、資産を処分する必要があると答えるほどアメリカの個人世帯の経済状態は逼迫しているのだ。

 貯蓄を下ろせる「幸運な」36%が首位を占めているわけだが、その他では以下の通りの回答率となっていた。「友人や家族から借りる」と「他の支払いを伸ばす」が12%ずつの同率2位だ。単独4位に入ったのが「資産を売るか質入れする」の11%。「新しくローンを起こす」と「クレジットカードでキャッシュを引き出す」が同率5位の9%だった。

 これが世界最大で、最も裕福とは言えないまでも、有数の裕福さを誇る国の家計状況かと思うと、情けなくなる。だが、アメリカの経済格差がどこまでひどくなっているかを直視すれば、この調査結果もまた順当な回答だ。2009年時点でアメリカの五分位別の所得シェアをチェックしてみよう。五分位というのは、例えば今回の例なら所得順位で人口全体を20%ずつの5グループに分けた時の、その5つのグループのことだ。

 最上位20%が全所得の50%、上から2番目の20%が23%、真ん中の20%が15%、下から2番目の20%が9%、最下位20%はわずか3%となっている。一番下の20%に属する世帯の平均年収は、一番上の20%に属する世帯の平均年収のたった6%に過ぎないのだ。

 そして、所得より遥かに格差が大きく表れる資産所有の分布を見ると、世帯間の資産格差は凄まじい事になっている。事業資産の93%、金融証券の99%、信託資産の80%、株式・投資信託の81%、自宅以外の不動産の77%が、最上位10%の世帯に集中していたのだ。

 ここまで資産が少数の大金持ちの所に偏在している経済が、今後確実にやって来る金融恐慌や長期不況を平穏無事に乗り切る事ができるのだろうか。

 とにかく、現在のアメリカ株式市場には、ある日突然下げ始めたら、商いを伴って大暴落をしそうな金融銘柄が目白押しだ。そして、製造業の空洞化が進んでいるアメリカ経済には、全企業収益の30〜35%をコンスタントに稼ぎ出している金融業界がこけた時、これに代わって経済全体をリードするような業種はない。その金融業界からバタバタと破綻企業が続出するような景況は、もうすぐそこまで来ている。

 アメリカ経済の現状は、回復の目途が立たないどころか、日を追って悪くなる一方だ。これもまた、アメリカやヨーロッパは素晴らしい国々で何もかもうまくいっているという大嘘を守るために、日本のマスコミがほとんど報道しない事実だ。だが、アメリカ経済の悪化のスピードは凄まじいものになっている。

 例えば、たった2年前の2010年には、まだ失業者の4人に3人は何らかの失業手当の給付を受けていた。それが、1年後の2011年には、2人に1人よりちょっと下の48%まで、失業手当受給率が下がってしまった。くどいようだが、わずか1年のうちに起きた変化である。

 「アメリカは、リーマンショックの際にも金融・財政政策の対応が速かったので、処理もその後の回復も順調に進んでいる」などというたわごとは、一体どこから出てくるのだろうか。失業者の苦しみとか、まだ何とか自分の職を守っている人たちの不安など、全く気にもしていない連中だからこそ言えるセリフなのだろう。

 そして、普通の庶民の生活が苦しくなる一方なのだから、当然住宅市場の泥沼化も収まらない。最近になってようやく2010年に行われた国勢調査の結果が公開され始めている。その成果の一つは、ローン返済中の持ち家のうちで、ローン残高よりもその家の資産価値が低くなっている、いわゆる「水没物件」数の正確なデータが出たとことだろう。水没物件とは、すぐさま家を売り払っても、その代金でローンを完済することができない物件のことだ。

 ローン返済中の持ち家が全米で5033万9500戸あるのに対して、そのうち約28%に当たる1430万戸前後が水没物件だという。しかも、住宅ローン制度自体が、いつの間にか金融機関に有利で、借り手に不利に改悪されている。従来、アメリカの金融業界では、ローンはノンリコース(非遡及型)ということになっていた。

 担保権を設定した物件を貸し手に渡せば、借り手は後腐れなく出ていくことができたということだ。もしその物件を処分した金額が物件の残高に満たなくても、それは担保価値を査定した貸し手の責任だという理論だ。

 この住宅ローンは原則ノンリコースという点だけは、担保権を設定した物件を引き渡しても、その売却額がローン残高に満たなければ、差額を払えと追いかけ回す日本のリコース(遡及型)ローンよりいいと思っていた。ところが、最近のアメリカの民事訴訟では、物件の売却額とローン残高の差額が大きいと、金融機関に元借り手に対する差額の請求権を認めているのだ。まさに泣きっ面に蜂だ。

 1983〜2008年のアメリカの個人負債の対GDP比率と、トップ5%世帯の所得シェアを対比してみよう。個人世帯の総負債がGDPの約75%から135%へと急上昇する一方、所得順位でトップ5%世帯の所得が総所得に占める比率は、22%から34%弱まで伸びている。シェアが1.5倍以上に拡大したということだ。

 これは非常に危険な兆候だ。前回アメリカのトップ5%世帯の所得がこれほど大きなシェアとなったのは、1920年代後半だった。その後、アメリカは1929年のパニックから1930年代の大不況へと転落することになる。

 だが、当時の個人世帯の負債と貿易赤字の合計額でさえ、GNPの30%〜55%へと上がっただけで、まだかわいいものと言える水準だった。

 貧富の格差という点では、現在のアメリカ経済は1920年代末から1930年代にかけての水準を再現するにとどまっている。だが、アメリカ国民が背負い込んでいる負債総額の対GDPシェアとしては前人未到の域に達している。

 未だに「国債残高は国民全体の借金」というような大嘘を垂れ流しているメディア多いので、お間違い無きように願いたいが、国債は国の国民に対する借金であり、国民にとっては資産だ。そして、日本の個人世帯としては、借金より貸しているカネである資産の方が多いし、借金は1990年代のバブルピーク期にも、GDPの30%台にとどめていたのだ。

 ところが、アメリカでは、国債・地方自体債や企業の社債を除外した個人世帯の借金だけで、ほぼGDPと同額くらいになっている。なぜ、こんなに個人世帯の借金が激増しているのだろうか。自分で借金をすることのプロであると同時に、他人に借金をさせることのプロでもある金融業の肥大化に全く歯止めがかからないからだ。

 製造業の付加価値額は1950年代半ばに対GDPシェアで28%になったのをピークに、直近では11%程度まで衰退している。それに比べて、金融・保険・不動産業の付加価値額は1947年の10.5%からほとんど一度として縮小することなく、2009年では21.5%まで対GDPに占めるシェアを伸ばしている。特に1980年代以降、製造業の衰退にも金融・保険・不動産業の肥大化にも拍車がかかっている。

 「企業家精神の母国」を自認するアメリカで、現在特に大手金融機関やい一流企業のヒモが付いているわけではない中小企業の実態は、凄まじいことになっている。例えば、中小企業は必ず従業員のために便利だからという理由で、「コーポレート・カード」を持つことをしつこく勧められる。

 しかし、うっかり金融機関のセールストークに乗せられて、コーポレート・カードを持った瞬間から、企業融資の金利では借金が出来ないという羽目に陥ることが多い。取引先の金融機関に企業融資を申請しても、「おたくにはコーポレート・カードをお渡ししてあるでしょう。このカード使って必要な資金を引き出してください」と言われてしまうのだ。


13. 2012年3月20日 13:03:29 : IOzibbQO0w
【書評】ブランクファイン氏はシラー教授に感謝状を 

  3月19日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は大急ぎで米エール大学のロバート・シラー教授に感謝の手紙を出すべきだ。

最近のゴールドマンたたきの風潮の中で、シラー教授はアイビーリーグ名門大学の他の学者ならば誰もあえてしない勇気ある行動を起こしてくれた。教授は著書「ファイナンス・アンド・ザ・グッド・ソサイエティー」で、金融は善でありゴールドマンが意図的に悪を働く理由はないと論じたのだ。

シラー教授はこの入門書で、金融資本主義がどのように繁栄をもたらすかを説明。「人々は資本家を含む社会の富裕層には、国民の大半を経済的に自らの支配下に置くため不当な手段で攻撃するという現実かつ真の動機があると考えがちだ」が、それは「幻想だ」と記している。

そして、どのような不適切行為があったにせよ、ゴールドマンの幹部がジョン・ポールソン氏のヘッジファンドのために「アバカス2007−AC1」合成債務担保証券(CDO)を組成した際、故意に誰かを欺いたわけではなかったとも諭す。

シラー教授はウォール街を弁護しているわけではない。本著はゴールドマン社員だったグレッグ・スミス氏が退社直前に同社の「有毒」企業文化や幹部らが顧客を「操り人形」と呼んで不謹慎な会話をしていたことなどを批判する前に書かれたものだ。それでも、すべてのバンカーが「バンクスター(バンカーとギャングスターの合成語=顧客をだます悪徳バンカーの意)」だとする概念は社会にとって有害かもしれないということを注意喚起するシラー教授の見方は正しいだろう。

「現在まかり通っている仮説は、企業には攻撃的かつ悪徳な行動を取る現実の動機があるというもののようにしばしば見受けられる」が、そのような信念が社会に深く浸透することを許すと、不満・憤りが培養され繁栄が拡大するペースを遅らせることになると、シラー教授は解説する。

金融には瑕疵(かし)があるとしても、より豊かで公平な社会を構築するための力強い手段であり善であることは昔からの事実だと、シラー教授は論じる。金融工学の新技術は有毒CDOによって汚名を着せられたものの、火災保険や住宅ローンなどで利便性ももたらした。

シラー教授は米国の住宅バブルと破裂、ボーナスの巨大バブル、家計債務の急拡大、富裕なバンカーらを政府が救済したことなど、金融にまつわる行き過ぎを弁護しはしない。

同教授によれば、金融資本主義は自然のようなものだ。「美しくはあるが、醜いものも生み出される」という。

原題:Yale’s Shiller Defends Goldman Sachs, Praises Finance:Books(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Jim Pressley jpressley@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Manuela Hoelterhoff mhoelterhoff@bloomberg.net
更新日時: 2012/03/19 18:46 JST


14. 2012年4月10日 10:07:54 : Pj82T22SRI
【コラム】元社員寄稿の裏にゴールドマンのCEO後継争いか

 3月26日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループのトップの座をめぐる後継者争いは、この100年間というもの熾烈(しれつ)を極めることの方が多かった。

ゴールドマン元社員グレッグ・スミス氏の評判の良くないニューヨーク・タイムズ紙への寄稿を陰謀説という別の観点から仔細に検討してみると、2006年6月からトップの座にあるロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の後継者争いが進行している可能性が示唆される。

さらに、スミス氏が図らずも、ひょっとしたら意図的に後継候補から既に脱落したと見られていた人物を後押しした可能性もある。その人物とは、同社グローバル・グロース・マーケッツ責任者のマイケル・エバンズ副会長だ。

ゴールドマンは経営トップの交代は常に慎重な社内調整に基づいて行われたと印象付けようとするだろうが、実際は秩序立った形で継承されたケースはまれだった。

創業家以外の人間で初めて同社の経営を任されたワディル・キャッチングス氏の追放劇を思い起こしてみよう。1930年、パートナーのシドニー・ワインバーグ、ウォルター・サックス両氏は、キャッチングス氏が設立したゴールドマン・サックス・トレーディング・コーポレーションが1300万ドルの損失をもたらし、ゴールドマン本体が破綻の瀬戸際まで追い込まれたことを受け、キャッチングス氏を解任する必要があるという見解で一致した。

キャッチングス氏解任

ウォルター・サックス氏はまず事をただすためにシカゴでキャッチングス氏と会うと、キャッチングス氏はパートナー全員の許可を得ずに大きな賭けをしたことを謝罪。数カ月後、ウォルター・サックス氏と兄アーサー・サックス氏はキャッチングス氏を解雇することを決めた。ウォルター・サックス氏は50年代の口述筆記でキャッチングス氏に辞任を求めた理由について、「彼の考え方がわれわれと異なる上、会社の名前を傷付け、評判をおとしめる危険にかつてないほどさらしたことが明確になったためだ」と説明した。

サックス家はワインバーグ氏をシニアパートナーに選び、同氏はその後、自身の世代で最も傑出した投資バンカーの一人となった。しかし彼もまた、権力の座を潔くガス・レビー氏に譲ることを拒んだ。そのためレビー氏は、引退を促すためワインバーグ氏のオフィスをマンハッタンのダウンタウンの本社からミッドタウンのシーグラム・ビルへと移した。それでもワインバーグ氏は69年に死去するまで、報酬や昇進の決定権を手放さなかった。

レビー氏が76年に急逝した後、ジョン・ホワイトヘッド氏は単独で後継者になることを望んだが、結局同氏とジョン・ワインバーグ氏(シドニー・ワインバーグ氏の子息)の2人に経営責任は委ねられた。ホワイトヘッド氏が引退し国務省入りした後は、ワインバーグ氏が84年末から経営を担った。

しびれ切らす

しかし、1990年12月、ワインバーグ氏は父と同じく、シーグラム・ビルのオフィスへと移されることとなった。後継のロバート・ルービン、スティーブ・フリードマン両氏が、潔く身を引かないワインバーグ氏にしびれを切らしたのだ。両氏のコンビはルービン氏がクリントン政権入りする93年1月まで順調だったが、その後、健康上の理由からフリードマン氏も94年に引退。一週間にわたる壮絶な後継争いが展開された後、ジョン・コーザイン氏がシニアパートナーに指名され、ナンバー2のポストにはハンク・ポールソン氏が就いた。

だが両者の考えは相容れなかった。コーザイン氏はゴールドマンを別のウォール街金融機関と統合したいと考えていたが、ポールソン氏はこれに反対。結局99年1月、ポールソン氏は同社経営委員会のメンバー5人中4人の同意を取り付け、コーザイン氏を追放するクーデターを遂行した。この4人のうち2人は、長くコーザイン氏と立場を同じくしてきたジョン・ソーントン氏とジョン・セイン氏で、ポールソン氏は自分への支持と引き換えに将来の後継者の地位を約束した。

約束を反故

しかしポールソン氏はこの約束を反故にし、最終的に2人はゴールドマンを率いるのにふさわしい人物ではないと判断した。ポールソン氏は2006年に財務長官に転進する際、トレーディングの現場で経験を積んでいるブランクファイン氏が、トレーディング収入に大きく依存する同社を率いる方が良いと考えた。

ブランクファイン氏の後継人事をめぐる策動は過去の後継争いと同じくらいすさまじいものだ。このところゴールドマンの消息通らは、ブランクファイン氏と長く行動を共にしてきたゲーリー・コーン社長(51)を有力な後継候補としている。少し前までは、トレーダー出身のコーン氏は、ゴールドマンが新たに重点を置く顧客優先主義や優良企業市民にそぐわないとみられていたが、この1年の間、会社の代表を務める機会が増え、1月の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)でも目立つ存在だったことから、事業に詳しい関係者らは有力視するようになった。

オリンピック・ボート競技の金メダリストで人並み以上に負けん気が強いエバンズ副会長にとって、コーン氏の再浮上は腹立たしかったに違いない。それまで有力候補の一人だったエバンズ氏は、10年には事業慣行見直しで新設されたビジネススタンダード委員会の共同監督者に指名され、同委員会は11年1月に、金融危機において同社が果たした役割に関するリポートを公表した。しかし、関係者によると、同氏の野心や激しさが社内の多くの幹部に嫌われ、同氏昇格の可能性は小さくなった。

スミス氏とエバンズ氏

そこで寄稿文を書いたグレッグ・スミス氏が登場する。エバンズ氏は入社後、ロンドン・オフィスで勤務することが多かった。スミス氏もロンドンで勤務しており、知り合いだったことは確実だ。スミス氏は寄稿で、入社以来約12年間でゴールドマンの社風が悪化した責任者としてブランクファイン、コーン両氏を名指ししており、エバンズ氏には言及していない。

このことから論理的に、以下の問いが導かれる。スミス氏がブランクファイン、コーン両氏の下でのゴールドマンの社風を公に批判したことで誰が利益を得るのだろうか。ゴールドマン取締役会と世間に対して、世俗的で顧客を重視する極めてクリーンな男で、古いタイプの投資バンカーの体現と紹介できるマキャベリ的で、ポールソン氏にかわいがられたエバンズ氏はどうだろうか。

関係者の一人は最近、私宛ての電子メールでこう指摘した。「なぜ、だれもグレッグ・スミス氏の話を、ゴールドマンの新たな権力争いだと言わないのだろうか」。

(ウィリアム・D・コーハン 氏は投資銀行出身の作家でブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)

原題:Goldman Sachs Succession Fight Turns onOp-Ed: William D. Cohan(抜粋)

記事に関するコラムニストへの問い合わせ先:William D. Cohan at wdcohan@yahoo.com.

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Toby Harshaw tharshaw@bloomberg.net
更新日時: 2012/03/26 14:51 JST


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