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ECBの第2回3年物オペ、初回上回る約5300億ユーロ供給:識者はこうみる
2012年 02月 29日 22:59 JST
2月29日、欧州中央銀行(ECB)は、2回目の期間3年流動性供給オペ(LTRO)を実施し、800金融機関に総額5295億3100万ユーロを供給した。写真はユーロ紙幣と通貨のグラフ。ゼニツァで2011年1月撮影(2012年 ロイター/Dado Ruvic)
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[フランクフルト 29日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は29日、2回目の期間3年流動性供給オペ(LTRO)を実施し、800金融機関に総額5295億3100万ユーロを供給した。供給額は、昨年12月の初回LTROの4890億ユーロ、ロイターが調査したトレーダーの予想(5000億ユーロ)をともに上回った。識者の見方は以下の通り。
●イタリア・スペイン国債に恩恵
<ウニクレディトのルカ・カッツラーニ氏>
過剰流動性の水準がかなり急激に上昇し、最終的にはリスクオン取引に大きなプラスに働くだろう。株式市場もだが、イタリアとスペインの国債が恩恵を受ける可能性が高い。
●ECBの翌日物預金残高に注目
<グローバル・エクイティーズ(パリ)のDAVID THEBAULT氏>
システミックリスクを払しょくする結果。供給額は、周辺国の健全性を懸念させるほど多くなく、かといって景気回復期待を高めるものでない。今後、焦点はECBの翌日物預金残高に移るだろう。残高が減少すれば、効果があったことになる。わたしは、ユーロ圏株を「買い持ち」にしているが、短期的な調整にも備えている。
●リスク環境改善に向け十分な備え
<ノルデアのアンデルス・マツェン氏>
驚くべき供給額となった。長期資金供給オペ(LTRO)による供給額は純ベースで3070億ユーロとみられ、91日物オペも合わせると3135億ユーロが供給されたことになる。
昨年12月の初回オペによる前向きな効果を過小評価することは不可能で、今回2回目となったオペでも同様の効果が期待できると考える。
今回のLTROに伴い、リスク環境改善に向け十分な備えが得られた格好で、スペインやイタリア国債の利回り(格差)は今後さらなる縮小が見込まれる。ただユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)金利についてはすでに底入れしていることから、現在の水準からさらに大きく低下する余地はさほどないだろう。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE81S00G20120229
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