http://www.news-us.jp/article/252336531.html

Citigroup　２．５兆ドル
Morgan Stanley　２．０４兆ドル
Merrill Lynch　１．９４９兆ドル
Bank of America　１．３４４兆ドル
Barclays PLC　８、６８０億ドル
Bear Sterns　８，５３０億ドル
Goldman Sacks　８，１４０億ドル
Royal bank of Scotland　５，４１０億ドル（英国）
JP Morgan Chase　３，９１０億ドル
Deutsche bank　３，５４０億ドル（ドイツ）
UBS　２，８７０億ドル（スイス）
Credit Suisse　２，６２０億ドル（スイス）
Lehman Brothers　１，８３０億ドル
Bank of Scotland　１，８１０億ドル（英国）
BNP Paribas　１，７５０億ドル （フランス）

★これは何の数字か？
FRBが、２００７年１２月から２０１０年６月までの間に
メディアはおろか米議会にすら秘密にして融資してきた金額です。
その額、実に１６兆ドル（≒1200兆円）。
しかも、利子ゼロという破格の融資であり、一度も返済されていないようです。
全額が損失補填や従業員のボーナスに充てられたということです。

これが昨年の史上初の監査により明らかとなり、反FRBデモに拍車がかかりました。
もちろんメディアが流すのはウォール街デモだけ。FRBの方は黙殺です。
国民を犠牲にしてまで、銀行家を助けた事実に怒り狂ったというわけです。

先日FRBのバランスシートが公表されましたが、
これは表の数字、真っ赤な嘘ということになります。
実際のバランスシートは、公表値の１０倍規模にまで膨れ上がっているのです。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が９日発表したデータによると、２月８日時点のＦＲＢのバランスシートの規模（金、ＳＤＲ、貨幣等の現金の保有分を除く）は２兆９１１０億ドルとなり、前週の２兆９０７０億ドルから増加した。
バランスシートが拡大＝ＦＲＢ週間統計 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK809497120120209
トイレットペーパーのように刷られたFRBの"屑"ドルは、今や1ドル当り0.03セントの価値しかありません。
この隠れ融資が全面的に明らかとなり、FRB解体ともなれば
上記のリストにある金融機関はすべて破綻に追い込まれるとみていいでしょう。
それに伴い、FRBが2008年9月以降に発行した"屑"ドルが
文字通り、すべて紙くずになることも予想されます。
世界に2種類のドルが存在することが明らかになれば、市場は大混乱となります。

ブルームバーグがこの件について報じ、
それに対しFRBが反論するという流れになっています。
Secret Fed Loans Gave Banks $13 Billion Undisclosed to Congress - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/2011-11-28/secret-fed-loans-undisclosed-to-congress-gave-banks-13-billion-in-income.html
Bloomberg News Responds to Bernanke Criticism of U.S. Bank-Rescue Coverage - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/2011-12-06/bloomberg-news-responds-to-bernanke-criticism.html

FRB側の主な論点は以下の4つ。
■FRBの貸出は秘密などでは無かった。
■貸出額が7.77兆ドルというのは過大。実際には1.2兆ドルを超えることは無かった。
■貸出金利は市場を下回る低金利ではなく、懲罰的な高金利だった。
■銀行がFRBの融資で130億ドルの利益を上げたという記述は不正確。

これに対するブルームバーグの反論は概ね以下の通り。
■貸出先の個別の情報が伏せられていた。
■ブルームバーグは7.77兆ドルが実際の貸出額だと書いたことはない。あくまでもFRBが関与した金額として扱っている。11/28記事でも貸出額のピークは1.2兆ドルと書いている。
■2008年12月には金利は0.01%まで下がった。
■130億ドルの利益についてはFRBの平均貸出額に純利子差益――その費用にはFRBへの支払金利も含まれる――を乗じて計算している。
バーナンキ対ブルームバーグ - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20111208/Bernanke_vs_Bloomberg

激しい論争が繰り広げられています。
ブルームバーグはメディア最大手ではないものの、影響力は大きい。

支配エリートの道具であるはずのメディアから、中央銀行の不正融資を暴露される。
支配エリート内での分裂なくしては考えられない事態が起きているのです。

「FRBのバランスシートは2兆9110億ドルです」
「ええ、ブルームバーグは大嘘つきです。所詮三流メディアです」
「会計監査？あんた金融システム壊す気か？馬鹿なの？」

「実は、16兆ドルの隠れ融資がありまして・・だから、FRBは倒産します！
２００８年末「TARP Bail Out Bill（紛争資産救済プログラム法）」が制定され、破産した銀行や企業に８，０００億ドルの救済融資が行われた、と発表された。
これは真っ赤な嘘だった。

保守的なJim DeJint(共和党・ノースカロライナ州選出)やRon Paul（共和党・テキサス州選出）と、社会主義派を自称する Bernie Sanders議員などが一致してＦＲＢと戦っている。下院では、すべての共和党議員と進歩的なDennis Kucinich 議員などが共同でＦＲＢを監査する法案を提案した。これには、右も左もないことが判るだろう。
米ＧＡＯの監査はＦＲＢによる１６兆ドルの銀行救済融資を暴く
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/debtnet/2011/vol8_22.htm

欧米の金融機関破綻リスト、もう一度記載します。
シティグループ　２．５兆ドル
モルガン・スタンレー　２．０４兆ドル
メリルリンチ（バンカメに吸収）１．９４９兆ドル
バンク・オブ・アメリカ　１．３４４兆ドル
バークレイズ PLC　８、６８０億ドル
ベア・スターンズ　８，５３０億ドル
ゴールドマン・サックス　８，１４０億ドル
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド　５，４１０億ドル（英国）
JPモルガン・チェース　３，９１０億ドル
ドイツ銀行　３，５４０億ドル（ドイツ）
UBS　２，８７０億ドル（スイス）
クレディ・スイス　２，６２０億ドル（スイス）
リーマン・ブラザーズ（破綻済）　１，８３０億ドル
バンク・オブ・スコットランド　１，８１０億ドル（英国）
BNPパリバ　１，７５０億ドル （フランス）

注目は、ドイツ銀行やクレディスイス、UBSなどもリストに入っていることです。
ドイツやスイスも他人事ではなく、FRBと共に連鎖破綻する危険性を孕んでいます。
そうなれば債権国ドイツも安穏としていられず、EU丸ごと沈没もありえます。

メルケルはそれを見越して、中国やロシアに接近しているということです。
表向きは強気のドイツ、自らの立ち位置をよく分かっているようです。
昨年11月には「ノルド・ストリーム」と呼ばれる、ロシアからバルト海を通す、天然ガスの海底パイプラインを確保したとのことです。
独露のノルド・ストリームの開通 ―― その背景と駆け引き - 朝日新聞社（WEBRONZA）
http://webronza.asahi.com/synodos/2011111600002.html

★常識では考えられない、FRBとドルの機密事項。陰謀でも何でもなく・・

コメント
01. 2012年2月15日 17:20:48 : WnzFNawd1o こんなことされたら、汗水流して働く気になれないわな。 アメリカ人が怒るのは当然。 ＦＲＢから貨幣発行権を認可しないようにしないといけない。 これがアメリカ政府のやることなのだ。 今年末に、100年の時限立法が切れる。 継続するようなことがあったら、世界が不幸になる。 喜ぶのは、ユダヤのブタ？たちだとか？。 オバマ大統領しっかりしてくださいよ！
02. 2012年2月16日 09:09:55 : 27rlyKHdms ＦＲＢを解体、廃止する知恵は？ だれか賢い人、教えて下さい！！
03. 2012年2月16日 10:21:15 : Pj82T22SRI あほらしい FRBやECBが融資しなければ世界金融恐慌だ
04. 2012年2月16日 13:26:58 : EB882Lgh2D >03 世の中既に世界金融恐慌まっただ中じゃねーかよ くその役にもたってない銀行なんてさっさと解体しちまえ。 今更無理して残しておく必要もなかろう。 うだうだやってないで次の段階に移ったらいいんだよ。
05. 2012年2月16日 15:33:51 : 1KZHhXpqmM ×　FRBやECBが融資 ◎　FRBやECBが印刷
06. 2012年2月16日 15:46:26 : eEdDplVwaI 野田さんや白川さんが、ひっしに「消費税」は「これ」かな? １ドルが０．０３セントの価値しかない「第2米ドル」。 ユダヤに殺される前に・・・、 年金・予算・公務員・福祉人権費は「７割減」だ。 世界がパレスチナに成る前に。 以上
07. 2012年2月16日 19:46:07 : D3AKGA6GOk だいたいがＦＲＢなんて米国大銀行の私物でしょ。なんか問題あんの。イラクにもじゃんじゃん刷って空輸してたじゃんか。
08. 2012年2月16日 21:28:27 : 5VNJ8n9fmE 　今後、米国で金融危機が再燃するとしたら、米国の最大手銀行の一つであるバンクオブアメリカ（バンカメ）が危機の引き金を引く可能性がある。バンカメが抱える不良債権の95％は、バンカメがリーマンショック前後の金融危機の際、米政府や金融界からの強い要請を受けて買収した大手不動産金融機関カントリーワイドが持っていた住宅ローン債権だ。当時、カントリーワイドがバンカメに救済的に買収されず倒産していたら、住宅ローン債権市場の全体が瓦解し、2008年秋の米金融危機はリーマンショックにそれが加わって、もっとひどいものになっていただろう。米金融界を救ったバンカメはその後、米財務省が公金を注入して金融界を救ったTARPや、連銀による債券買い取り（QE2）といった公的な救済策を受け、カントリーワイド買収の損失を穴埋めしていた。 　しかし、TARPもQE2もすでに終わった。米政府にも連銀にも救済できる余力が大幅に減っている。しかも、米住宅市場は下落し続けている。2006年以前の活況時、住宅ローン債券など不動産担保債を起債した時には、条件に曖昧な点がいくつもあっても債券がよく売れたが、今になって起債時に法的な不備があったという訴えが起こされ、バンカメに債券を買い戻せと求める機関投資家が増えている。バンカメは不良債権との共倒れを防ぐため、カントリーワイド部門だけを切り離して倒産させることを検討している。バンカメはもともと、米金融界や政府から懇願されてカントリーワイドを買収した。カントリーワイド部門から発生する不良債権の増分を、政府や金融界が十分に穴埋めしてくれなくなっているので、バンカメは、切り離して倒産させると脅しを流している。カントリーワイド部門が倒産すると、巨額の不動産担保債券が債務不履行となり、債券市場の中核をなす不動産担保債券市場の全崩壊につながるだろう。リーマンショックの再来となる。
09. 2012年2月16日 21:34:37 : NRvAM7Ti0k 日本の公金が注入された銀行が生き残ることになるのだろう、消費税が原資
10. 2012年2月17日 11:52:28 : 3CYVeKWHaA 日本の黒幕は、勝栄二郎財務事務次官。

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