http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/125.html
Tweet |
http://blogos.com/article/31442/?axis=g:2
先進国では中間所得層の没落が問題になっている。日本で格差が広がったと騒いでいる人が多いが、それは日本固有の問題ではない。
一方で新興国ではどうだろうか?
一日$2-20で生活する人々の数は1990年代に比べてあらゆる地域で増えている。意外かも知れないが、中東や北アフリカ諸国でも増えているのである。
一部では格差がこれらの地域での若者の蜂起の原因とも言われたが現実はそうではないのかもしれない。むしろ、豊かになってきた人々が政治的な権利を欲した
という側面もあるはずだ。(参考記事→中東のデモ/暴動は格差が原因?失業率が原因?)
いずれにしても、グローバル化や自由貿易などによって新興国は豊かになっている。グローバリゼーション反対!格差社会反対!などという人は多い。しかし、新興国の中間層が増えていることを彼らはどうとらえるのだろうか?
●欧州では4人に1人が困窮生活
http://japanese.ruvr.ru/2012/02/09/65711605.html
欧州の統計情報を専門にするEurostat通信によれば、EU諸国の住民の約23%が、困窮のきわで生活している。イタル・タス通信が伝えた。
調査結果によれば、2010年「最も困窮生活をする国民の割合が高かった5カ国」は、42%のブルガリア、41%のルーマニア、38%のラトビア、33%のリトアニア、30%ハンガリーだった。
これらの数字は、それぞれの国民が自分自身に様々な商品やサービスを保証できる能力、公共料金などに対する一定の支払能力を反映している。
「貧困のリスク」と題されたこの調査を見れば、欧州人の大人の平均収入の60%よりも少ない収入の人が、実際に存在することが暗黙のうちに了解できる。
●アメリカでも晩婚化?
http://blogos.com/article/30734/?axis=p:5
アメリカの住宅市場はようやく落ち着きを見せ始めている。が、それでも住宅市場が低迷していることは間違いないし、その低迷は当分の間続くだろうといわれている。
その理由の一つとして世帯形成が遅れているからだということがよく言われる。日本でも晩婚化だとか、親元をなかなか離れずいつまでも一緒に住む若者の話がよく出ている。その背景の一つには景気の低迷があることは言うまでもない。
アメリカでも景気の低迷によって同様なことが起こっているようである。
不景気を理由に結婚を遅らせるカップルが増えているというのが一番言われている理由の一つである。なるほどたしかにそうかもしれない。
しかし、他にも理由はあると僕はおもう。もちろん仮説に過ぎないが、アメリカも日本のように低成長の時代に入る可能性があちこちで言われている。一方で医療費や年金などの問題で将来の財政への見通しは決して明るくない。
ただ単なる循環的な景気の悪化が世帯形成を遅らせているのではなく、将来への不安が晩婚化を進めている可能性はあるだろう。低成長の長期化(潜在成長率の低下)と財政の悪化という二重の苦しみが若者世代をよりリスク回避的にしている構図が日本だけでなくアメリカにもあるのかもしれない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。