http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/122.html
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日本の預金金利はほぼゼロで世界一低金利なのです。
ゼロ金利とは銀行にお金がだぶ付いている証拠で、仮に銀行でお金が欲しければ預金金利はゼロではないのです。
したがって日本のお金のだぶつきは世界一と言って良く、すなわち世界一お金を刷っていると言えるのです。
▼日本国債の利回りは世界最低
米国、EU、英国、では中央銀行が買いオペして金利を下げているがまだまだ利回りは日本の2倍以上と高い。
すなわち日本に見習って金利を安くするためために買いオペしていると言って良いのです。
▼日本ではお金がだぶついているので日銀が買いオペしても余ったお金は日銀に返却されるだけ。
銀行は日銀からお金を金利を払って借りているので返すのは当然、したがって日本での買いオペは意味がないのです。
▼日本の国債発行はGDP比で世界一です、国債は直ぐお金に換えられる、従って日本ほどお金を増刷りしている国はないと言えるのです。
それなのに円高デフレなのです。これが問題なのです。
(参考)国債の利回り国際比較
http://globalmarketwatch.net/mt/2008/01/post-5.html
▼為替介入も日本は世界一
為替介入は外貨準備の名目で「円売りドル買い」をやっている、
その額1兆ドルを超え、米国の15倍、EU全体の2倍と多いのです。
※中国は固定相場制で、また日本のように政府が国債を発行して為替介入したのかも不明、したがって為替介入も日本は世界一と言って良いのです。
▼財務省は短期国債を発行し(一部は日銀が引き受けている)円を集めドルを買い、すなわち外貨準備の名目で「円売りドル買い」をしているのです。外貨準備高はこの20年で15倍に膨れ上がっているのです。
世界一とも言える為替介入して円安誘導しても円高なのです。
(参考)外貨準備高 国際比較
http://ja.wikipedia.org/wiki/各国の外貨準備高一覧
▼円高デフレの原因
日本は輸出競争力に見合う賃金を払わずに長年輸出超過を続けてきたことが原因と言って良いのです。
だから円の単独高でドル安ではないのです。通貨の価値は購買力で決まるが米国では物価は安く例えば電気料や食料は日本の1/2以下なのです。
▼2011年の経常収支黒字9兆6289億円で10兆円を下回ったのは15年ぶりだと大騒ぎ、だが
この黒字分の外貨は配当金などに当てるために円に代えているのです。すなわちこの黒字は「外貨売り円買い」になっている。
黒字のピークは24兆8千億円、最低でも数兆円、毎年「外貨売り円買い」を長年やってきた。
これでは円高になって当然なのです。
▼経常収支の黒字分が「外貨売り円買い」になるので経常収支が黒字である限り円高進行は続くのです。
したがって円安にするには最低時給を大幅に上げ輸出を減らす以外にないのです。
※そもそも円高で輸出が減るなら先に賃金上げて減らすのがお得なのです。
▼(参考)
最低時給を上げてこなかったため360円が80円を切り円高デフレ、経済音痴日本
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/108.html
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