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東北復興日記24:来月、福島の綿を世界へ
2013年1月25日 東京新聞[3.11後を生きる]
[NPO法人ザ・ピープル 理事長 吉田恵美子さん]
いわきオーガニックコットンプロジェクトは、1年目が終了間近です。プロジェクト開始を決意したのが1年前。市内15カ所、1.5ヘクタールで始まった栽培。5月の種まき、夏の草取りと水やり、10月からは綿の収穫と続いてきました。
先月収穫したコットンを専門機関でベクレルチェックを行いました。そして、全栽培地の綿がND(不検出)との結果が届きました。移行率が低い作物とされていますが、あらためてNDとの結果を得られたことに、一同胸をなでおろしました。
そして、首都圏からのボランティアツアーの皆さんと一緒にコットンの株の抜き取りを行いました。ボランティアは延べで1,000人を超えました。本当に感謝しています。
コットンの株は枝の伸びほどには地中深く根を張っておらず、女性の力でもたやすく抜けました。畑の株は見る見るうちに抜き取られ、堆肥化に向けて麻縄で束ねました。畑に、春までゆっくり休んで次の栽培に力を貸してほしいと、心の中でお願いしました。
収穫されたコットンを綿と種に分けるための綿繰り機も届きました。栽培にも参加されている地元事業者さんの空き倉庫に機械を設置し、綿繰りが始まりました=写真。太陽光発電を付け、倉庫内の照明は発光ダイオード(LED)にするなど自然エネルギーの利用や環境に配慮しています。
今月中には綿繰りを終了し、綿は紡績工場へと送ります。製品になって私たちの手に届くのは6月。種をまいてから製品になるまでに1年以上かかるのですね。農業から繊維業産業へのバトンタッチです。希望のバトンを渡していきます。
2月中旬にはドイツのニュルンベルクで開かれる「ビオファ」という〉オーガニック製品の世界最大の見本市に参加します。福島発のオーガニックコットン製品を世界にお披露目してきます。
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