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2013年1月22日午前7時03分
日本原電の濱田康男社長、高辻哲敦賀地区本部長らは21日、年頭あいさつのため福井新聞社を訪れ、吉田真士社長らと懇談した。敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下の破砕帯(断層)は活断層の可能性が高いと指摘されている点には、追加調査のデータを基に反論し、原子力規制委員会の現地調査団に再考を求める考えを示した。
調査団の見解に同社は「納得できない」と公開質問状を提出している。規制委側は破砕帯に関する追加的なデータが出てくれば議論するとしており、濱田社長は「われわれの主張を、根拠を含めて示し、理解を求めていく」とした。
規制委が同日、有識者会合に示した東京電力福島第1原発事故のような過酷事故を防ぐための新基準骨子案については「審議の過程にあり、事業者としての意見を言っていく」と述べた上で、基準がまとまれば適合するよう対応するとした。
敦賀3、4号機増設をめぐっては、新増設を認めないとした前政権下でも建設が容認された電源開発大間原発(青森県)や中国電力島根原発3号機(島根県)との違いが不明瞭(ふめいりょう)と指摘。「開発計画を継続させてもらいたい」と述べ、安倍政権の対応を注視する姿勢を示した。
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