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放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論 (Forbes) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/753.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 1 月 18 日 23:47:01: igsppGRN/E9PQ
 

福島第1原発事故は日本の社会や経済に多大な混乱をもたらした(爆発で原子炉建屋が破損した<右から>4号機、3号機、2号機、1号機)


放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50651160W3A110C1000000/
2013/1/17 7:00  日経新聞


(2013年1月13日 Forbes.com)

 昨年12月、極めて重要な報告書が粛々と発表された。そこに結論として書かれているのは、原子力科学の専門家が長年にわたり主張してきたことだ。――つまり、約0.1シーベルト(Sv)または10 rem以下の放射線の被曝(ひばく)は大した問題ではない。

 「しきい値無し直線仮説(Linear Non-Threshold : LNT仮説)」は0.1Sv(10 rem)以下の被曝には当てはまらないが、世界中の自然放射線量はこの範囲にある。そればかりか、この低線量域は、原子力、医学的治療、そして福島のように原発事故で被害を受けた地域にとって最も重要な意味を持つ。


 原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が提出した。低線量の被曝の影響は非常に不確かなものであるため、UNSCEARとしては「低線量の被曝と大人数を掛け合わせて、自然放射線量と同等以下のレベルで漸増的な被曝によって健康被害を受ける人数を推定することは勧めない」と述べている。

 この手法はチェルノブイリ以来広く行われてきたことであり、福島では今も採用されている。

■福島事故で「健康への影響無し」

 報告書により、世界はようやく正気に戻り、人体に害を与えないことに無駄な時間を費やすのをやめ、実際に悪影響を及ぼす問題、そして本当に注意を必要とする人々に目を向けるようになるかもしれない。例えば津波によって引き起こされたインフラや経済への打撃、あるいは福島周辺の真のホットスポットの除染。さらには、人体に影響を与えない程度の放射線量しか浴びていないのに、被曝の恐怖に怯えて暮らし、まさにそうした不安に心身をさいなまれている何万人という日本人をケアするといったことだ。また、日本政府においては真剣に原発再稼働の準備を始めたり、国際原子力機関(IAEA)や米国政府からの改善案に耳を傾けることだ。

 この報告書によって、低線量の被曝が個人と大規模な集団の健康に及ぼす影響について言えること、言えないことがはっきりするだろう。


 自然放射線量が2.5ミリSv(250 ミリrem)から3.5ミリSv(350 ミリrem)に上昇しても、発がん率は上昇せず、認識できるような公衆衛生上の影響は何も起きない。同じように、自然放射線量が2.5ミリSv(250 ミリrem)から1ミリSv( 100 ミリrem)に低下しても発がん率は低下せず、公衆衛生上の問題に一切影響を与えない。

 重要なのは、通常の議論は短期間(一度)に強烈な放射線に被曝することを想定しており、同じ量を1年といった長い期間をかけて被曝した場合、影響はさらに小さくなることだ。つまり毎月0.1Sv(10 rem)を被曝すれば影響はあるかもしれないが、年間で同じ0.1Svを受けた場合は、慢性にせよ、急性にせよ認識できるような影響は一切ない。

 さらにUNSCEARは、一昨年の福島の原発事故による識別可能な人体への影響はなかったとしている。「影響無し」としているのだ。

 日本人は再び国産の食品を口にできる。放射線による汚染が軽微で、米国・コロラド州やブラジルといった世界各地の自然放射線並みのレベルにとどまっていれば、避難地域への帰宅も始められる。

■浪費される膨大な資金

 現在、表土や落ち葉の除去に費されている膨大なムダな資金(ニューヨーク・タイムズの記事参照)は、深刻な汚染状況にある福島原発付近での最新技術を使った除染に集中投資すればよい。

 0.1Sv(10 rem)以下の被曝に誤ってLNT仮説を当てはめたことによる経済的・心理的負担は、ただでさえストレスを感じていた日本国民には著しく有害で、今後もそれを続けることは犯罪行為といえる。

 LNT仮説を要約すると、あらゆる放射線は命にかかわる有害なもので、被曝線量がどれほど低くても人体に有害な影響を与えるとする考え方だ。被曝量が2倍なら発がん率も2倍になる、と。第二次世界大戦後にヘルマン・マラーが提唱し、UNSCEARを含む国際機関が採用したが、その有効性が最も発揮されたのは冷戦中に核兵器実験を中断させるための交渉の切り札として使われたときだ。世界に放射能への恐怖が広がったのは、その副作用である(記事「マラーはウソをついたのか?」参照)。

 当然ながら、年間0.1Sv(年10 rem)以下では被曝量が2倍になっても発がん率は2倍にならない。人体への影響はまったくない。数百万人にのぼる原子力作業従事者を50年にわたって綿密に調査した結果、一般人の平均と比べて被曝量は数倍から10倍だったが、がんによる死亡率は変わらなかった。米国のニューメキシコ州とワイオミング州の人々の年間被曝量はロサンゼルスの住人の2倍だが、発がん率はむしろ低い。LNT仮説が正しければ、こうしたことは起こりえない。

 地球上のどこを見ても、被曝量が年間0.1Sv (年10 rem)以下のケースで、LNT仮説を裏づけるような識別できる影響が出ている集団はない。自然放射線量が年間0.1Sv(10 rem/年)を超える中東、ブラジル、フランスでさえそうだ。

 議論されることはほとんどないが、LNT仮説は人体の器官とペトリ皿で培養した細胞に低い線量を照射した際に機能する生物の免疫機構や生物学的な治癒にかかる時間を考慮していない。

■国連総会で承認された報告書

 UNSCEARは世界各国の専門家で構成される独立機関として1995年から定期的に会合を開いている。原爆の生存者、チェルノブイリ原発事故の影響、産業界で起きた放射線による事故、医療現場での放射線治療の研究を通じて放射能への人類の理解を促進するとともに、放射性物質による発がん性が低いことも明らかにしてきた。

 専門家の多くは長年、何もしないことが害悪になる重大な問題について、結論を先延ばししたり、言葉を濁すようなことはやめようとしてきた。今回の報告書は好ましい変化だ。報告書は国連総会で承認されたので、今後は世界中の国々が独自の放射能安全策を策定するのに参考にするだろう。

■日本に与える重大な影響

 これはLNT仮説を誤用して、特に食品について福島事故への過剰反応ともいうべき基準見直しを実施した日本にとって特に重要だ。

 世界的に認められた食品中の放射能レベルは1キログラムあたり1000ベクレル(米国の場合は同1200ベクレル/キログラム)だ。大部分はセシウム137とストロンチウム90が占めるが、こうした基準値はIAEAやUNSCEARのような組織が数十年にわたる研究にもとづいて設定している。福島の事故後、国民の放射能への不安が高まっていることがメディアで報じられたため、日本政府は不安を静めようと基準値を従来の半分に抑えた。だが不安が静まらなかったため、基準をさらに引き下げて国際基準の10分の1にした。

 放射能は思っていた以上に危険である、国内の食品は有毒だと伝えれば、国民が安心すると思ったのだろうか。彼らは正気だったのか?

 この結果、国民は日々口にしている食品にさらに不安になるという意図しない影響が生じ、安全な食品は危険なカテゴリーに入れられ、食品輸出は抑制され、経済的・社会的損害はさらに広がった。

 通常であれば安全な食品が、突然、出荷制限の対象になった。青森県産の野生キノコ類は、1キロあたり120ベクレルの放射性セシウムが検出されたため出荷が制限された。このセシウムは福島事故とは一切関係がなく、世界中の人々が食べている食品に含まれているのと同じタイプであり、事故以前はまったく問題にされなかった。(記事「日本の規制値は厳しすぎる」を参照)
http://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXBZO5065010016012013000001&bf=0&dc=1&ng=DGXZZO50651160W3A110C1000000&z=20130117

 日本人はいわれ無き制裁を加えられるべきではない。だがこのような最近の動きやUNSCEARの報告書からは、日本人が制裁を受けているのは明らかだ。食品の放射性物質の基準値を引き下げる理由はなかった。半減期の短い放射性核種が既に崩壊してしまったことを思えば、なおさらだ。誤った前提の一つは、日本人が汚染された食品しか摂取できないというもので、これはとんでもない見当違いだ。国際的な基準値は確固たる根拠にもとづいて設定されており、それを引き下げることは日本の農家や消費者をさらに痛めつける以外、何の役にも立たない。

 UNSCEARのウォルフガング・ワイス委員長は、事故のあった原発の周辺地域の住民、労働者、子供たちには、放射能による健康への影響は一切観察されていない、と述べている。これは世界保健機関(WHO)や東京大学が既に発表した研究成果とも一致している。原発周辺地域の住人が被曝した放射線量は非常に低く、識別できるような健康被害が生じることはまったく考えられない。

 日本政府は様々な失敗を犯したが、福島県で速やかに避難を実施し、汚染された食品や飲料水が消費されるのを正しく防いだ。これは旧ソ連政府が意図的に市民から情報を隠したチェルノブイリ事故とは対照的だ。

 ヨウ素の放射性同位体で半減期の短い「ヨウ素131」の食物摂取は、子供や若者の甲状腺で吸収されると甲状腺がんを引き起こすリスクがあることで知られているが、これがチェルノブイリ事故が一般市民に及ぼした唯一の重大な放射線による健康被害だ。旧ソ当局が情報を公開し、迅速に行動していれば、この被害は防げたはずだったが、もちろん彼らは一般大衆のことなど大して気にしていなかったのだ。

 日本ではこうしたことは起こらない。半減期がわずか8日のヨウ素131は事故後の数カ月で崩壊してしまい、大量に摂取した例は1人も報告されていない。

■日本人は恐怖ではなく真実に基づき行動を

 報告書によると、福島原発では非常事態に対応していた6人の作業員が0.25Sv(25 rem)を超える放射線を浴び、170人が0.1〜0.25Sv(10 〜 25 rem)を被曝した。このうち健康に悪影響が出た者はなく、おそらく今後も影響は出ないだろう。福島原発で亡くなった6人の死因は、がれきに押しつぶされたり、海に流されるといった事故で、放射能とは一切関係なかった。

 確かに0.1Sv (10 rem)を超える放射線の被曝は健康に影響を与え、それは統計的に1Sv (100 rem)に達するまで増加する。ただこの比較的高い線量域についても、十分に大きな母集団でない限り、影響は観察しにくい。それほどの規模の放射能事件、すなわち大勢が0.1〜1Sv (10 〜100rem)の放射能を浴びたのは、第二次大戦中の原爆投下だけである。

 放射線の影響が明らかになりはじめるのは、1Sv (100 rem)以上の高線量を急激に浴びたときだが、そうした状況ですら、考え得る他の要素を排除しない限り、放射能を明白な原因と断定することはできない、とUNSCEARは説く。

 こうした見方が放射性廃棄物の処分にどれほど重大な意味を持つかは、別の機会に譲ろう。

 結局のところ、放射能への恐怖ではなく真実にもとづいて行動するように変わらなければ、われわれは日本、ベラルーシ、ウクライナの人々に責務を果たしたことにならないうえ、今後も見当違いのことに時間とカネを費やすことになるだろう。反核運動家や陰謀説が好きな人々は今回の国連の報告書を受け入れないだろうが、彼らはどのみち国連が嫌いなのだ。

by James Conca, Contributor

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コメント
 
01. 2013年1月19日 00:07:26 : IOzibbQO0w

100mSv以下の被曝では健康被害は立証できていないし、その程度も、タバコや魚の焦げ以下だから、心配しても無意味だというのは、まず間違いないだろうが

とにかく気になったことに関して100%の安全を求め、放射能におびえる多くの日本人の母親には、あまり効果はないだろう

不安というのは、そういうものだ


02. 2013年1月19日 00:11:10 : Y2LehaiTDQ
原発事故が起きても全く問題ないことが証明された。
さあ、原発ルネッサンスが始まるぞw

03. 2013年1月19日 00:25:26 : YQVfXTt8MQ
上のコメントでも、こう書かれているんだ。

「日本の母親にはあまり効果がない」。
それを覆すに効果的なのは何かな。効果を持てないかったのはなぜかな。

そりゃ、01さんと同様な主張をする人間すべてが、主張するだけで、自ら実証に立たないもんだから、言うだけ番長ってのがいけないよ。

「まず間違いない」んだから、

外部100mSv丁度を、を日々十分に浴びて、
内部は、「世界的に認められた食品中の放射能レベルは1キログラムあたり1000ベクレル(米国の場合は同1200ベクレル/キログラム)」を、この一年10カ月間、毎日摂取し続ければ、今頃証明になって、日本の母親たちの不安へ、効果があったろうね。

今からでも、その主張の正しさを、世の為に自分の為に、実践する時期だと思うよ。

もちろんワシは主張が違うからしないけど。


04. 2013年1月19日 00:59:25 : Pj82T22SRI

>>03

いや。一人が実践しても統計的に有意でないから科学的には無意味だし

不安な母親にも効果はない

つまるところ、統計や科学によるリスク評価を信じられるかどうかの問題だから

不信感がある場合は、不安は消えないということだ


デフレの時に、本来は皆が消費を増やすべきだが、個人は貯蓄するのが合理的なのと同じで

それはリスクに対する個人のレベルから見た合理的な判断だ


05. 2013年1月19日 01:01:38 : Pj82T22SRI

ちなみに個人的には、福島の野菜などは、美味しいので買って食べているw

06. 2013年1月19日 01:04:20 : Pj82T22SRI

こういう所で買えるが、期待したほど安くならないのが残念だ

私みたいな人が多いという頃だろう
http://www.i-fukushima.jp/modules/portal/html/tokusyuu/050yasai.html


07. 2013年1月19日 01:45:24 : qeO8ep0Uuy
立証させないようにする陰謀があるのだから立証されていないだけだ。

ところで害が無いなら日本からの輸入品を規制するのは不当な妨害工作だから、
全世界に日本の輸入品の放射能測定をしたり汚染を理由に輸入禁止にしたりする
行為をやめさせるべきではないか。
そうでなくては論理が通らない。


08. 2013年1月19日 01:55:58 : Pj82T22SRI
>>07

少しでもリスクがあると、すぐに外国製品を規制し、厳しい検査を強要するのは、非常に合理的であり、日本に限らず、多くの国でもやっていることだ

本来は、自由に輸入させ、消費者に自由に選ばせればいいのだが、決してそういうことにはならない

なぜなら、(消費者の便益を犠牲にすることで)国内の生産者も喜び、癒着している官僚や政治家も金が入ってくるからだ

だから国内に競合する生産者がいない国では、そういう変な規制は生じにくい


09. 2013年1月19日 02:00:48 : Pj82T22SRI

下を見れば、国ごとの政治的な意図がとてもわかり易いw
http://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/pdfs/yusyutunyuu_soti.pdf
1
東日本大震災
主要国・地域の輸出入等関連措置(12月25日現在)(順不同)
平成24 年12 月2 5 日
外務省経済局
中国 ・輸入禁止(福島,栃木,群馬,茨城,千葉,宮城,新潟,長野,埼玉,東京
の全ての食品・農産品・飼料)
・上記10 都県以外の全ての食品・農産品・飼料については,@原産地証明書
の添付が必要。更に,中国政府が指定する一部産品(乳製品,果実,野菜,
葉物,薬用植物産品等)については,上記@に加え,A放射性物質検査証明
書の添付が必要。
※水産品については,昨年5 月27 日に原産地証明書及び放射性物質検査証
明書の様式に合意し,輸入再開。また,放射性物質検査証明書を必要としな
い産品(穀物,加工品,飲料,アルコール,糖類,砂糖菓子等)については,
昨年11 月24 日に原産地証明書の様式に合意し,輸入再開。
香港 ・輸入禁止(福島,栃木,群馬,茨城,千葉の果実,野菜,乳製品,粉ミルク)
・放射性物質検査証明書の添付が必要(上記5県の肉・家禽卵,水産物等)
※水産物については平成23 年11 月11 日に,肉・家禽卵については本年3
月26 日に放射性物質検査証明書の様式が合意され,輸入再開。
・上記5県以外の食品・農産品及び上記5 県の加工食品については,香港政府
による放射能サンプル検査実施(@加工食品,A航空貨物のコンテナ等への
表面検査,B海上貨物のサンプル表面検査)。
台湾 ・輸入停止(福島,栃木,群馬,茨城,千葉の全ての食品)
・放射能検査(@上記以外の生鮮・冷蔵・冷凍の野菜・果物・水産物,乳製品,
ベビーフード,ミネラルウォーターなどの飲料水,海草類の全ロット検査。
A上記以外の加工食品のサンプル検査。B酒類については福島,宮城,茨城,
青森,秋田,岩手,山形,群馬,埼玉,東京,神奈川,千葉,栃木,新潟,
山梨が検査対象。C日本からの輸入貨物のサンプル検査。D被災地周辺13
カ所の港から輸入される海上コンテナの全量検査。E6国際空港(成田,羽
田,関西,中部,花巻,仙台)から到着した空港貨物用コンテナ等の全量検
2
査。F自動車(完成品)及びその部品の全量検査。
※上記C〜Fのコンテナ貨物の放射能検査は正式に撤回されたわけではな
いが,実態としては既に実施されていない由。
韓国 ・暫定輸入中断措置(群馬,栃木,茨城のほうれん草,かきな,茶等,福島の
葉菜類,水産物,果実,米,キノコ類等,宮城のキノコ類等,神奈川の茶,
千葉の葉菜類,キノコ類,茶等,岩手のキノコ類等、長野のキノコ類、埼玉
のキノコ類,青森のキノコ類等,山梨のキノコ類)
・放射性物質検査証明書の提出要求(上記規制品目以外の、@16 都道県(北海
道,青森,岩手,宮城,福島,茨城,栃木,群馬,千葉,東京,神奈川,愛
知、三重,愛媛,熊本、鹿児島)産の全ての水産品,A13 都県(福島,群馬,
栃木,茨城,千葉,宮城,山形,新潟,長野,埼玉,神奈川,静岡,東京)
産の全ての食品)
・産地証明書の提出要求(水産品については上記16 都道県産以外の、食品に
ついては上記13 都県産以外の全てのもの)
タイ ・放射性物質検査証明書の添付要求
(福島,群馬,茨城,栃木,宮城,千葉,神奈川及び静岡にて生産された全て
の食品(食品添加物等を除く)(平成24 年4 月3 日付官報により発効。))
・産地証明書の添付要求(上記8 県以外で生産された食品)
(※産地証明書の代替書類として,@日本政府機関,A日本政府機関から認
可を受けた他の機関,B日本政府機関の分析機関,C日本政府機関から委任
若しくは認証された分析機関,又は,D国際規格に基づいた分析能力の認証
を受けた分析機関により発行された食品の分類,種類及び放射性物質の量を
明記した証明書でも可。)
シンガポール ・輸入停止(福島,栃木,群馬,茨城の果実,野菜,牛乳,乳製品,水産物,
食肉。千葉,埼玉,東京,神奈川の果実及び野菜)※愛媛,静岡,兵庫は解
除。
・放射性物質検査証明書の添付要求(静岡の茶及び茶製品)
・産地証明書の添付要求(輸入停止8 都県以外の果実及び野菜,牛乳,乳製品,
水産物,食肉。千葉,埼玉,東京,神奈川の牛乳,乳製品,水産物,食肉。
47 都道府県の緑茶)
3
※産地証明書については,商工会議所発行の産地証明書の使用で可。
マレーシア ・産地証明書の添付要求(日本から輸入される全ての食品)
・放射性物質検査(福島産の全ての食品,栃木、群馬、岩手、長野産のキノコ
類(マレーシア政府による全ロット検査))
インドネシア ・放射性物質検査証明書の添付要求(生鮮品,水産品,加工食品,医薬品等)
※証明書の添付がない場合,インドネシア政府による全ロット検査を求める
こともできる。
インド ・インドでのサンプル検査
米国 ・輸入停止(福島,茨城,栃木,群馬,千葉,神奈川,宮城,岩手の日本が出
荷制限を行っている品目)
・放射性物質検査証明書の添付要求(福島,茨城,栃木の牛乳及び乳製品,果
物及びその加工品,野菜及びその加工品)
・サンプル検査の強化(福島,茨城,栃木の上記以外の食品・飼料及び3 県以
外の食品・飼料)
ロシア ・輸入停止(福島,栃木,群馬,茨城,千葉,東京の全ての食品)
※輸入再開の条件として露の放射性物質基準への適合証明書の添付を要求。
・輸入停止(千葉,宮城,青森,岩手,茨城,新潟,福島,山形に所在する日
本水産加工会社242 施設の魚,魚製品及び水産製品)
・監視強化(宮城,山形,埼玉,新潟の農産物及び動物性製品)
・放射線検査(船舶・航空機及び輸送手段によりロシアに輸入される貨物)
EU ・放射性物質検査証明書の添付要求
(福島,群馬,茨城,栃木,宮城,山梨,埼玉,東京,千葉,神奈川,静岡,
岩手で産出される食品・飼料のうち、
@9都県(群馬,茨城,栃木,宮城,埼玉,東京,岩手,千葉,神奈川)に
ついては,キノコ類,茶,山菜類,一部の野菜,一部の果樹,海藻類を除く
水産物、コメ及び大豆並びにこれらの加工品のみ放射性物質検査証明書の添
付が要求される。
A静岡については,茶,キノコ類,山梨については,キノコ類についてのみ,
福島については,引き続き,酒類を除き全食品・飼料について放射性物質検
査証明書の添付が要求される。)
4
・産地証明書の添付要求(上記放射性物質検査証明書添付が要求されるもの以
外の食品・飼料)
・サンプル検査の実施(サンプル検査率は全ての食品・飼料について一律5%。)
※輸入規制措置の対象から,福島県産を含む,全ての酒類を除外。
ブラジル ・放射性物質検査証明書(ポルトガル語の翻訳付)の添付要求(全ての食品及
び食品原料(完成品,半製品又はバラ荷)について,@平成23 年3 月10 日
以前に製造及び(又は)梱包されたものは日付証明書要求,A平成23 年3
月11 日以降に製造されたもので,福島を原産地又は生産地とし,CODEX の基
準に適合しているものは分析診断書添付。
エジプト
カナダ
ミャンマー
セルビア
チリ
メキシコ
ペルー
ギニア
ニュージーランド
コロンビア
・放射性物質検査証明書の添付要求(福島,群馬,茨城,栃木,宮城,山梨,
埼玉,東京,千葉,神奈川,静岡で産出される水産物以外の食品・飼料)
※上記11 都県の水産物については,引き続きエジプト政府と協議中。
・産地証明書の添付要求(上記11 都県以外で産出される全ての食品)
・規制解除(平成23 年6 月13 日)
・規制解除(平成23 年6 月16 日)
・規制解除(平成23 年7 月1 日)
・規制解除(平成23 年9 月30 日)
・規制解除(平成24 年1 月1 日)
・規制解除(平成24 年4月20 日)
・規制解除(平成24 年6 月22 日)
・規制解除(平成24 年7 月15 日)
・規制解除(平成24 年8月23 日)

10. 2013年1月19日 02:02:02 : YQVfXTt8MQ
05さん

がんばれ!
あーでも、ただ福島産ってのじゃ、インパクト弱くね!?
是非、福島産、100ベクレル作物オンパレードで、安心だよ!って、ブログで実践報告を頼む。

「1人が実践しても統計的に有意でないから科学的には無意味だし」
うんうん、科学的は無意味かもしれぬな。が、貴殿の気骨ある実践ブログで、顔は隠しつつ、動画で食べるのを見たら、そのうち何人かの母親は、「安心した!」と思えると思うぞ。こりゃ、強力な福島の支援になるじゃろう!

01殿と同類の方々が、福島復興と放射能コワクナイヨの実証にこの二年近くを使えばよかったじゃんかな!
はい皆さん、野菜の値は100ですねー、今から食べます!はいこれで600日目だよ!外気も100mで十分遊んでるよ!安心だよねー、放射能ってこれくらいじゃまったく心配いらないねー、って実践してくれー

言うだけじゃ、危険も危険じゃないも、納得には至らないよーたのむわ。

それまでは、ワシは予防原則で行きますわ。


11. 2013年1月19日 02:02:25 : FfzzRIbxkp

日経さん。事故から2年になります。
この記事の被ばく線量くらい、自分たちで被ばくして、2年経ってもたいして体調に変化がないとかそういうことをお話下さい。

妊娠中の奥様、幼い子供をつれて、大量に被ばくをしたけれど、なんともなかったという記事でもお書きください。

私は福島の皆さんや、線量が高い地域でボランティアをした親戚や、自分の手元にある線量計や、自分や家族や仲間の体調をみながら、被ばくの問題は楽観できないし、フクイチ原発事故に無責任ではいられないととらえていますので。


12. 2013年1月19日 03:16:42 : Pj82T22SRI
>>10

そう。自由に選べばいいのだ


13. 2013年1月19日 05:40:30 : tc9BlcZSeQ
洗脳されて無知な國民の多くは汚染さされてるのが判らんだろ。政府が即せんして汚染規制して子供が汚染されないようにさすのが筋だろ。外部被曝しか言わんが、内部被曝はごまかしてると因果は祟だろ。ベラルーシの人口減少も誤魔化してる。チェルのの病気の子供の大量発生も隠蔽だ。α線やベーター線核種の内部被曝が子供は恐ろしいのにシーベルトのガンマー線しか言わないよう誘導してるのは鬼畜だろうが。低線量でも怖いだろ。自分の子供が当事者ならどうなんだ。良い加減ジェノサイド工作員は帰れよ。何処から来てるんだ半島から密航してきてるのか。空間線量0.23μシーベルトで5年で白血病だったけ。0.5ベクレルぐらいのものを喰わんと子供は酷いことになるだろが。5ベクレルや10ベクレルのものなんて放射能廃棄物だとなんで教えてやらんのだ。噂のnwo国連の9割の人口を削減すると言ったって有色人種のアンタも入ってるぞ。

14. 2013年1月19日 06:22:36 : 9oZsSVtPrI
こりゃまた狂った記事ですなw
恥も外聞もなく、ここまで書けるのは
焦っているから

深刻なんだろうな

それに放射線と発がんの関連を認めたら
世界中で訴訟ラッシュが始まる

それはアメリカという国自体を否定されるに等しい

もちろんフランス、イギリス、ロシア、中国も困るだろう
========================
にしても、恥知らずな記事だ
これは経済とか、各国の事情というもの以上の闇を感じずにはいられない

一応、注目の集まる大国、高度な情報化社会といえる日本で、被害を隠し通すのは難しいはずだが
国際的に、そういう方針でいくと決めているようだ

ということは、独裁国家にするしか手はない

国際社会は、それを容認するということだ

それでなくても司法やメディアが腐りきっている国だ
今から抵抗していかないと、とんでもないことになるやもしれん


15. 2013年1月19日 06:53:48 : tiQpFunRGE
国連が言ったから大丈夫なんてならん。
人体実験2回目で1回目は人口も減って10年間は急激に平均寿命が下がって。
GDPあがってるのに25年たっても平均寿命戻ってない。

一方毒の特性の数値は、放射能のなかで毒性の低いCs137ですら
1gで3x10^12Bq です。

猛毒にしからん。
しかも、内部被曝については 0.1mgで 4Sv余分に被曝(経口、成人男性年齢は20やったと思う。これもICRPの資料ネットにあるから、自分で計算できるし。)

プルトニウムとかアメリウムは旧基準でCs137の2000倍の猛毒。

数値性能が異常。これを少々食べたり吸って大丈夫になると言う毒じゃないのは数値でわかる。


現実逃避やめようぜ。

そんな大したことない毒やったら、あれほ何重にも漏れないようしません。

日本の原発事故が世界のトップニュースにならない。

これから、日本で、僕らを含めて人体実験することになってて、汚染地域の食品を子供に食べさせたい悪魔だらけの野蛮な国。

最低。


16. 2013年1月19日 07:47:55 : wqt8NUi9ik
ウクライナやベラルーシの現状を見れば、少なくとも内部被曝は限界まで避けるべき。
日本ではまだ事故の影響の最終評価が出来る段階にないというだけ。

また、アメリカの輸入規制基準値1200ベクレル/kgは、摂取する食品全体のうち、10%が輸入食品であることが前提の数値で、しかも普段から食べている訳ではない。
あくまでも許容限界値。

摂取する全食品のうち50%が汚染されてるなら240ベクレル/kgが許容限界ということになる。


17. 2013年1月19日 07:54:33 : EN1fKr4Vrw
------世界的に認められた食品中の放射能レベルは1キログラムあたり1000ベクレル(米国の場合は同1200ベクレル/キログラム)だ。

この部分でこの記事の著者がウソつきか、まったくの無知であるということがわかる。上の
レベルは放射能汚染された国からの食品を輸入するさいの基準なのだ。この場合10分の
1しか輸入しないとしている。

だから、かって日本は輸入品の放射能レベルをkgあたり370ベクレルとしてきたが、
今は国内品と同様の100ベクレル/kgとしている。自国が事故国では370ベクレルの
基準は維持できない。なぜならその基準は国内品が汚染されていないという仮定が
あるからだ。


18. 2013年1月19日 09:19:10 : vfLZZUKUiI
放射線の人体への影響が人によって違うのはよほどの高線量でなければ必ず発病するとは限らないから。
但し、微量であったとしても、物理的作用によって人体に何らかの影響があることを否定することは絶対にできない。

たばこの箱には「たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。」と書かれているが、「煙」を「放射線」に読み替えると完全に当てはまるので、このぐらいは警告するのが当たり前のことだと思う。


19. 2013年1月19日 10:52:30 : IOzibbQO0w

>>18 微量であったとしても、物理的作用によって人体に何らかの影響があることを否定することは絶対にできない

LTN仮説に基づくとそうなるが、現実には、そうではない

薬や酒も適量なら健康促進効果があるのと同じで

多くの研究が高エネルギーの光でも(低エネルギーの光と同じく)そうであることを示している

>>17 今は国内品と同様の100ベクレル/kg

そう自国汚染が無視しうるとした場合のCODEX委員会の輸入基準だからミスリーディングだな
ただしその場合でも、この著者の主張する100mSv/yを超えることはない

http://makeadifference.blog.so-net.ne.jp/2011-05-28
[nuclear]国の暫定基準値は本当に高いのか?を考えてみた(食物編) [Food]

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2012年4月に新しい基準値が発表されました。
厚生労働省ホーム > 東日本大震災関連情報 > 食品中の放射性物質への対応のページで案内されています。

新しい基準値の設定 〜平成24年4月から〜
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html

リーフレット(ダイジェスト版) http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329_d.pdf
リーフレット http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf
新たな基準値についての概要資料 [1,981KB]  http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120117-1-03-01.pdf

以下は、これ以前の古い”暫定基準値”についての記事です。

震災後、国から食物の放射能量の暫定基準値が発表されました。
2011/3/17に突然発表された基準値「飲食物摂取制限に関する指標」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

例えば野菜や肉の放射性セシウム量は500Bq/kgが指標とされています。
これに対して「基準値が高すぎるのでは?」という声があります。

そこで、いったいどのくらいの放射能量なら妥当なのかを考えてみました。
皆さんの”自分基準”は何ベクレルですか?

[前提条件]
1. 1年間に食物からの内部被曝として、どこまで許容できるか考えました。
2. 許容できる内部被曝実行線量(mSv/年)として、0.3(ドイツ)、1、5(CODEX, WHO)、15の4つのモデルを考えました。
3. 内部被曝実行線量(mSv/年)毎および年齢グループ毎に、食物の食べても良い限界の放射能量を計算しました。
4. 「ドイツ放射線防護委員会による日本における放射線リスク最小化のための提言」に基づいて、セシウム137 : セシウム134 : ストロンチウム90 : プルトニウム 239 の割合を、100 : 100 : 50 : 0.5と仮定した食物を想定しました。(*1)

[計算式]
1年間の実行線量Sv=1年間の食物摂取量(kg/年) X 放射能量(Bq/kg) X 線量係数(Sv/Bq) (*1)(*2)


[計算結果]
長く残存するセシウムを基準にして計算した実行線量別の限界放射能量です。
1年間の内部被曝量(mSv/年)をどこまで許容すると、どれだけの放射能量(Bq/kg)まで食べても良いのか?の表です。
表1

(実行線量Aは計算過程での数値なので、気にしないでください。)


[個人的結論]
●1年間でどこまで内部被曝を許すのかをもとに考えてみます。
●公表・報道では必ずしも同位体別に放射能量を発表していませんし、国は137Cs+134Csを放射性セシウムとして扱っているようなので(*7)、137Csと134Csの合計値で考えます。
●原子炉からは未だに放射性物質が放出され、これがいつ収束するのかが全く見えていない状況ですが、とりあえず、1年後の2012年3月までのことを考えます。

もし我が家に乳児がいれば、年間の実行線量(1年間でどこまで内部被曝を許すか)は0〜0.3mSvになるようにがんばります。
表1から乳児の年間実行線量が0.3mSv以内にするためには、セシウム含有量が10Bq/kg以内の食品を選びます。

我が家が成人だけなら、同線量は0〜1mSvになるようにがんばります。
表1から成人の年間実行線量が1mSv以内にするためには、セシウム含有量が多くても51.3Bq/kg以内の食品を選びます。

妊婦さんなら、万が一を考えて限りなく被ばく0に近くなるようにします。
輸入食材を中心に献立すると思います。
胎児のときに5mSvに暴露され続けると、生まれた子どもに深刻な精神遅滞の可能性があるそうです。(*8)P.20

[国の暫定基準]
食物からの内部被曝が核種(グループ)毎に5mSv/年以下になるようにしたらしいです。(*7)

「原子力施設等の防災対策について」平成15年7月一部改訂 原子力安全委員会のP.119「飲食物摂取制限に関する指標について 「5-3 防護のための指標」の表3に示した値の算出についての考え方を以下に示す。」をどう解釈すればいいのか悩みます。

国の計算方法が定かではありませんので、発表された暫定基準値(*7)をもとに上記(ドイツ放射線防護協会)計算式で年間許容実行線量を計算してみます。
すると国の暫定基準の食物を食べ続けた場合、1年間でおおよそ5〜15mSv内部被ばくすることになってしまうのです。
国が具体的な計算式を示していないので、どんな計算で5mSv/年以下になったのかよくわかりません。(どこかにあるのかもしれませんが見つけられません)

乳児を例にとります。

15mSv/年を限界として計算
(15mSv/6mSv*100Bq/kg)=250Bq/kg
乳児:137Csで250Bq/kg
137Cs+134Cs=500Bq/kg

つまり、国のセシウム基準値500Bq/kgを含む食物を食べ続けた場合、他の核種(ストロンチウム、プルトニウム)も勘案して、15mSv/年の内部被曝を受けることになります。

セシウム137 : セシウム134 : ストロンチウム90 : プルトニウム 239 の割合を、100 : 100 : 50 : 0.5と仮定した場合、国の基準では食物だけで乳児が15mSv/年の内部被曝をしてしまいます。

これは、(汚染地域からの輸入を想定した)国際食品規格の3倍、ドイツ法律の50倍です。
外部被ばくや吸入による内部被曝のことも考えれば、食物の暫定基準値は高過ぎるのではないでしょうか?

<2011/5/31追記>
国の暫定規制値の算出について説明しているサイトがありました。(*9)
放射性セシウムに関しては、暫定規制値の算出には希釈効果の係数が使われていて、その値は0.5だそうです。
その意味は「事故直後は、周辺住民は地産の飲食物ばかり食べるが、時間が経てば遠方からの飲食物も入ってくるという想定だと思われる。」と解釈されています。
なので「希釈効果を含めなければ暫定規制値は現在の半分の値となる。」のだそうです。
つまり時間が経てば(遠方からの)まったく汚染されてない食物が食べられるという前提なのですよね?
現在関東のお店では、たとえ基準値以下であっても汚染食物が売られているのですから、なんだか納得できない係数です。


--国の暫定規制値に対する個人的感想--
1. 核種(グループ)毎に設定している実行線量が高すぎる。
(ヨウ素の等価線量で50mSv、セシウムの実行線量で5mSv)
2. 計算式に使っている希釈効果の係数(0.5)が、実情に合わないので、結果として規制値が高めの値になっている。


[CODEX委員会のガイドライン]
FAO及びWHOにより設置されたコーデックス委員会による国際食品規格があります。(*3)
「CODEX STAN No.193 1995 General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed」のP.33に放射線量のガイドラインの表があります。


それぞれの核種が1mSv/年を超えない範囲で定められています。(*4)
記載されているすべての核種を合計するとInfants:約7mSv/年、Adults:約5mSv/年になります。(*5)


つまりCODEXは事故後1年間までは、汚染食物からの内部被曝量は、
幼児で年間7mSvまで、成人で年間5mSvまで許容しています。

放射能量のガイドラインレベルは高いですね。
例えば137Csは1000Bq/kgです。(*5)
見かけ上は日本の暫定基準値よりも高く見えます。
「内部被曝量が5mSv/年や7mSv/年なのにどうしてこんなに放射能量が高いのかな?」と不思議に思いました。
資料をよく読んでみてその理由が判りました。

このガイドラインでの計算式は以下の通りです。(*6)
the mean internal dose of public, E(mSv), due to annual consumption of imported foods containing radionuclides can be estimated using the following formula:
E = GL(A) · M(A)· eing(A) · IPF
 GL(A) is the Guideline Level (Bq/kg)
 M(A) is the age-dependent mass of food consumed per year (kg)
 eing(A) is the age-dependent ingestion dose coefficient (mSv/Bq)
 IPF is the import/production factor9 (dimensionless).

例えば幼児の137Csだけの1年間の内部被曝量は、以下の通りです。(*3)のP.36
内部被曝量(E) = 1000Bq/kg(GL) X 年間食物摂取量200kg(M) X 線量係数2.1E-5mSv/Bq(eing) X 輸入/消費係数(IPF)0.1 = 0.4mSv

ドイツ放射線防護協会の示した計算式と同じですが、IPFという係数をかけています。

IPFというのは輸入/消費係数で、ここではIPF=0.1として計算しています。
FAOによれば世界平均で輸入食品量は1/10になるからだそうです。(*6)
なので普通に実行線量を計算した時の1/10になります。

この計算式は、放射能事故などがあった場合の緊急時の汚染地域からの輸入を想定しています。(*6)
残り9割の食物は汚染されていないことが前提です。

[イメージ画像]


汚染された食品のガイドライン値Bq/kgが高くても、残りの汚染されていない食品の割合が多いので、全体としての内部被曝量mSvは低く抑えられます。
だからこの<輸入を想定したガイドラインの数値>は高めとなるので、日本の国内流通食物の暫定基準値とは単純に比較できません。

[1mSv/年を仮定したとき]
年間の許容被ばく線量が1mSvなので、それをもとに参考程度に放射能量を計算してみました。


[ドイツの法律]
ドイツ放射線防護令第47条では住民1人あたりの被ばく線量の限界値は0.3mSv/年です。(*1)

付録[食品安全委員会の説明による「国際機関等の評価」のまとめ](*8)
国際機関 実行線量
ICRP(International Commission on Radiological Protection:国際放射線防護委員会) 10mSv/年
WHO(World Health Organization:世界保健機関) 5mSv、ヨウ素としては甲状腺等価線量として50mSv
IAEA(International Atomic Energy Agency:国際原子力機関) 食品の国際間取引において放射性セシウム(セシウム 134、137)は 1,000 Bq/kg、放射性ヨウ素(ヨ ウ素 131)は一般食品で1,000 Bq/kg、牛乳、乳児用食品及び飲料水で100 Bq/kg
CODEX(Codex Alimentarius:国際食品規格委員会) ガイドライン値が1mSv/年を超えない

注. IPF(輸入/消費係数)値は未確認ですので、基準にしている実行線量はわかりません。(ブログ主)
注. CODEXのガイドライン値は核種毎に決められていて、それぞれが1mSvを超えないように設定されています。すべての核種の合計では約5mSv(成人)または7mSv(幼児)となります。(*3)(*4)(*5)


<2011/7/29追記>
[実際の核種の割合はどうなのか?]
食品中の放射能量や土壌汚染の検査はヨウ素とセシウムしか発表されていません。
なので実際のところ、プルトニウムやストロンチウムなどがどれだけ食品に含まれているのかがわかりません。
でも参考になるものとして、原子炉1〜4号機から大気中に放出された試算値(Bq)を見つけました。(*10)

137Cs : 134Cs : 90Sr : 238Pu : 239Pu : 240Pu : 241Pu

=1.5E+16 : 1.8E+16 : 1.4E+14 : 1.9E+10 : 3.2E+9 : 3.2E+9 : 1.2E+12

=150 : 180 : 1.4 : 0.00019 : 0.000032 : 0.000032 : 0.012

≒100 : 120 : 0.9 : 0.0001 : 0.00002 : 0.00002 : 0.08 (137Csを100とした時)

Eは10のべき乗。E+1は10の1乗。

セシウム(Cs)の137と134の比率は「提言」とだいたいあってますね。
プルトニウム(Pu)は、ごく微量なので考えなくてもよいかもしれません。
ストロンチウム(90Sr)は、「提言」で仮定した50よりもかなり少ない0.9でした。

この「大気中への放出量試算値」をもとに、限度とする放射能量(Bq/kg)を計算しても面白いかもしれません。


[参考資料]
(*1)ドイツ放射線防護委員会による日本における放射線リスク最小化のための提言
 2011年3月20日 ドイツ放射線防護協会 www.strahlentelex.de
 http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf
(*2)「[nuclear]ドイツ放射線防護協会の提言を整理してみました」
 http://makeadifference.blog.so-net.ne.jp/2011-05-24
(*3)農水省のサイトから「食品添加物に関するコーデックス一般規格」を辿れます。
 1. ホーム > 消費・安全 > コーデックス委員会の「コーデックス食品規格リスト(コーデックス事務局ホームページ)[外部リンク]」をクリック
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/codex/index.html
2. CODEX alimentariusのページ
 http://www.codexalimentarius.net/web/standard_list.do?lang=en
「CODEX STAN No.193 1995 General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed」(PDF)をクリック
 (http://www.codexalimentarius.net/download/standards/17/CXS_193e.pdf)
(*4)上記資料(2. CODEX)のP.35"the 1st year after major radioactive contamination do not exceed 1 mSv. "
(*5)上記資料(2. CODEX)のP.37 TABLE2
(*6)上記資料(2. CODEX)のP.35
(*7)「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」 平成14年3月
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
P.35 別表3 ”放射性セシウム”とだけ記載されており、(出典:「原子力施設等の防災対策について」)となっています。
「原子力施設等の防災対策について」平成15年7月一部改訂 原子力安全委員会
www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
P.119 "指標値としては 放射能分析の迅速性の観点から134Cs及び137Csの合計放射能値を用いた。(略)各食品カテゴリー毎に134Cs及び137Csについての摂取制限指標を算出した。"
(*8)「放射性物質に関する緊急とりまとめ」2011年3月 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kya20110320797&fileId=201
(*9)安全科学研究部門 独立行政法人産業技術総合研究所
基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース2011/05/23 岸本充生
http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto010.html
基準値の根拠を追う:放射性ヨウ素の暫定規制値のケース2011/04/06 岸本充生
http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto009.html
(*10)「表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)」P.13
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故にかかる1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110606008/20110606008-2.pdf

【関連記事】
[nuclear]食品の放射能測定についてまとめ 2011-07-28

[nuclear]ドイツ放射線防護協会の提言を整理してみました 2011-05-24

*発表された実際の放射能量については、以下の2つにまとめました。
[nuclear]食品汚染グラフを作ってみました(乳・肉・卵編)2011-05-21

[nuclear]食品汚染グラフを作ってみました(野菜編)2011-05-19

[nuclear]食べ物飲み物への放射線の影響を考えてみた 2011-03-21


20. 2013年1月19日 11:50:20 : tiQpFunRGE
だいたい、300百種類以上、漏れるまでは、漏れないから大丈夫と言われていた
数値性能が異常な猛毒が漏れてる。

そのうち3種類しか測定していないのに、その3種類で被曝する量が少ないから
大丈夫になんてなりようがない。他の3百種類近い放射能なぜ無視してよいのよ?

旧基準でプルトニウム、アメリウムは Cs137の 1/2000の基準。
Cs137ですら数値性能異常なのに、他の種類、量がすくないから大丈夫にならない。

土地の汚染からも、一様に薄まってません。場所によって、こさがバラバラ。

全品調査しないと、一部を測定して大丈夫にもなりません。抜きうちで大丈夫なのは、一様にひろがるときのみ。

1) 漏れるまでは、漏れないから大丈夫と言われてた猛毒が 300百種類もれてて、そのうち3種類だけ測定して大丈夫になんかなるわけない。
2) 汚染も一様に薄まってないのは、土地の汚染でわかってるのに、全品検査もせず大丈夫と言ってる。

なにが、どの程度はいってるかわかってない。わかっても、毒を人体で十分試験してない、数値性能が異常に高い猛毒。

今わかってない==大丈夫に変換するように報道されてます。

わかってないは大丈夫にはなれません。わかってないだけ。

数値性能からして、大丈夫になどなるような毒でないから、漏れるまで漏れないから大丈夫って宣伝してた。

おめでたい馬鹿が多すぎるから、大多数が、漏れたとたんに、あの猛毒じつは大した毒ちゃうねん。と言われてまに受けてどうすんのよ。

チェルノブイリも、ちょっと異常とか言うレベルじゃないのに、一番の容疑者は放射能。放射能だす放射線の毒性だけでもとんでもない。重金属のものがあって、化学毒もかなりある。


チェルノブイリもいっしょ。大丈夫、こんなことで、大事になるはずないって宣伝されてる。

同じようになる。ここで油断したら、二次被害がでかくなる。

特に子供がマズイ。チェルノブイリの後、子供の子供の健康じゃない率が異常値になってる。

給食に全国の食材使うの止めないと、将来の労働者になれる人の割合がかなり減るよ。

健康じゃなかったら、まともに仕事もできません。ちょっと熱でただけでも、まともに仕事できないのに。


子供に汚染物を与えるの止めてくれ。
汚染した瓦礫を、燃やすのも止めて。どうしても燃やすなら、専用施設作ってやってくれ。わけのわからん道路じゃなくて、フィルターに金使ってよ。

猛毒を農薬とか、風邪レベルと思い込んでる馬鹿だらけになってる。俺の一族は。

この馬鹿モードでいったら、将来の二次被害が拡大して、日本の将来がより一層どうしようもなくなる。

子供が将来健康でも、国際競争にまけつつあるのに、殆どの子供が健康じゃくなくなったら、勝ちようがなくなる。

国際競争にやぶれると言うことは、円が安くなりすぎて、海外から、食品を買うことができなくなるって言うことで、食料難に直結する。

非常にマズイ、現実をちゃんと国民に知らせるべき。

猛毒が大量に漏れて、大丈夫になるほうが不自然。

証明されてない==大丈夫に変換するようにするのが当然かのような宣伝やめよう。

2次被害をみずから拡大する行為をやめよう。ロシアでやってたことみならおう。


測定してロシア大丈夫になってない。

汚染空気の危険度も説明してない。殆どの人が、福島とか東京あるいは、東日本だけの問題と思ってる。

西日本にもきてて、結構な量被曝してるはず。非常に微量で大量に被曝できるのはICPRの資料とか、Cs137が 1g で 3x10^12Bq であることからもわかるんだから。

非常に微量で、非常に遠方までそれほど薄まらずに拡散するのは、チェルノブイリの汚染地図データみたらわかる。九州くらいまで(1000km程度) 重汚染地域ができてる。

そのくらい結構なこさで、届くってこと。

福島差別とか言ってるやつは、拡散の仕方まったくわかてないヤツ。

ちゃんと調べよ。専門家だからといって、情報の丸呑みやめて。

最初からあきらかに、嘘つこうとして嘘ついてる、最初から論理破綻してる説明とか、専門家の予想外れたおしてます。

1) プルトニウムのような重い物は、敷地ないに落る。 => 原爆実験のものが世界中に飛んでる。今回の事故のあと、世界中で測定されてる。同程度の重さのものが、日本のかなり離れたところで測定されてる。

他は省略する。

いい加減に、一般人は馬鹿でどうしようもないから、本当の事を伝えるべきじゃないという、重い上ったモードやめて、漏れてしまったんだから、二次被害を抑制できるように、正しい情報をだしてくれ。

プルトニウムに関して、測定データ見たことない。プルトウニムに関しては、海外からの情報ばかり。

こんなことしてたら、日本の凋落がもっと酷くなる。

ちゃんと防御しよ。復興復興言わずに、避難を優先してれ。

帰る人、特に子供は、子供自身もだけど、チェルノブイリの情報からすると、子供の子供が一番影響うけやすい可能性が高い。

やめようぜ、現実逃避して、復興優先て言うのを。日本の為にならん。


薬ですら、十分に人体実験して、特性のわからないものは人に投与しないのに、人体実験が不足してる、数値データが異常に高い猛毒を、安全、たいしたことないって宣伝するのは、自滅行為。

やめてくれ、これ以上日本の将来を暗くする行為を、日本の将来を優先して。
日本の国民を信用して。馬鹿でどうしようもないから、本当のこと伝えないほうが良いは、支配者のおもいあがり。

自動車にあたったら、死んでおかしくないからっていって、パニックになるやついない。放射能もおなじ、死んでもおかしくない、わけのわからん病気になるかもわからん、ガンだけじゃない可能性たかいとわかっても、他にも死ねる、病気になれる危険いっぱいあるから、大丈夫。

本当のこと宣伝して欲しい。被害がでたら、情報小出しやめて。そんなことしてたら二次被害がおおきくなる。

汚染空気もかなりマズイと言うことを伝えて欲しい。空間線量で危険度わかるかのような嘘情報流すの止めてくれ。


21. 浅見真規 2013年1月19日 12:31:48 : AiP1TYI88G3dI : xeZJ8yMq46
低線量被曝では発ガン率だけに注目してはならない。
寿命短縮効果に着目すべきである。
マウスの実験では低線量被曝でも寿命短縮を示唆する結果がある。(ただし、厳密にはマウスの個体数不足のため統計的有意性はないが、これは原発推進している日本政府の手抜きが原因である。)

[ マウスの被曝による余命減少効果確認実験とヨウ素131薬追跡調査とLNT仮説 ]
http://masanori-asami.sakura.ne.jp/Fukushima1NPP/doubt_LNT.htm


22. 恵也 2013年1月19日 13:20:40 : cdRlA.6W79UEw : jUkkEQWzUw
>> 世界的に認められた食品中の放射能レベルは1キログラムあたり
>> 1000ベクレル(米国の場合は同1200ベクレル/キログラム)だ

非常に悪質な間違い!
意識的なデマというべき。

WHOが認めた1000Bq/kgは食べ物の「非常事態で餓死をまぬかれる時」
の我慢量であり平常時でのWHO基準は10Bq/kgです。

アメリカの法令基準は170Bq/kg。
日本の以前の輸入規制基準は370Bq/kg
ドイツの放射線協会規制値は8Bq/kg

餓死するかどうかの非常事態を、平常時と誤解させるような記事を
日経新聞が書いたのが俺には驚きだ!

>> このセシウムは福島事故とは一切関係がなく、

こんな断定がなぜ出来るのか非常に疑問。
セシウム137は半減期が30年で、おおむかしのセシウム137なんて存在しない。
これが福島事故と無関係でどうやって、検出されるのか理由も書いてない。


23. 2013年1月19日 13:29:39 : 2t7RQ5xoqJ
この記事は,冒頭から事実誤認だからなあ。

「しきい値無し直線仮説(Linear Non-Threshold : LNT仮説)は0.1Sv(10 rem)以下の被曝には当てはまらないが,」

しきい値無し直線仮説は,どんな低線量被曝でも,被曝量に比例してリスクが高まるという仮説です。1mSvの被曝なら,100mSvの被曝の1/100のリスクが追加される
ということです。ある水準以下であれば,被曝とリスクの関係がなくなる
というのがしきい値有りということで,それをしきい値と呼びます。

しきい値が無いという仮説を採用する限り,0.1Sv以下には当てはまらない
という説明は矛盾します。

こういう事実誤認が冒頭にあるだけで,この著者が基礎知識すらないことが
わかります。きっと,見たいものしか見ないタイプの人なのでしょう。
こんな事実誤認記事を載せている日経の信用も失われるでしょう。


24. 2013年1月19日 13:46:18 : C7jd4qMrCk
19さんへ18です
>物理的作用によって人体に何らかの影響
色々な意見があることは承知なのでやんわりとした表現にしたつもりです。

タバコのニコチンは毒物指定されていますから「悪影響」という表現は間違っていません。
たばこの警告は以前の「吸いすぎに注意しましょう」から副流煙の問題を重視し今の警告表現になっています。

放射性物質については、そこからの放射線の人体的影響についてはまだまだ不明なことが多く種々の意見があってもよいと思っています。
但し、各種法律で危険物指定されているので、最新の研究がどうであろうと日本の法律を変えない限りは「危険」=「悪影響」とすることは間違っていないと思います。
もちろん一定の量及び容器内にあることを前提とした法律であることは承知ですが、放射性物質の外部流出を想定していない法律であるため内部被曝を考慮していないので、放射線の特徴から微量でも内部被曝は何らかの影響があることはご存知だと思います。

政府は過去にもデータ的に危険が確定しない限り危険とは言いません。
確定しない間は危険の対義語の安全を使います。間が無いんです。
可能性としてある以上、「悪影響」ぐらいは言わなければ無責任であると思います。


25. 2013年1月19日 15:16:25 : LU70fx0z6Q
私もこの記事に対して全面的に反論してやろうと思いましたが
既に色々な方がコメントしていました。
反論する方々が調査した資料やデータには頭が下がります。
私の実家は南相馬市であるので
予防原則から最悪のケースさえ考えたほうが良い
とのスタンスから色々と調べておりました。
ベラルーシやウクライナの事例からも予防原則ですね。

さて、日経の記事はForbesの記事でJames Concaが書いています。
ジェームズ・コンカでググってみれば、この人物は札付きというのが分かります。
「福島の難民は放射能ではなく、理性のない恐怖の犠牲者」
Fukushima's Refugees Are Victims Of Irrational Fear, Not Radiationという記事を書いてます。
http://www.forbes.com/sites/christopherhelman/2012/03/10/fukushimas-refugees-are-victims-of-irrational-fear-not-radiation/

プロファイル
http://blogs.forbes.com/people/jimconca/
ロスアラモス国立研究所にも関係している。
地質学と生物学で博士号を持っているようです。
エネルギーと地政学の専門家でもあるが、医学者ではない。
まぁアチラ側、原発推進側の雑音拡声器というのが役割でしょう。


26. 2013年1月19日 15:51:18 : zd0JVxHgTY
そんなに安全なら、日経も本社を福島に移転して、復興に協力してはどうか。
自分自身で安全なことを示さないと誰も信用しないと思うよ。

27. 2013年1月19日 16:09:52 : C7jd4qMrCk
24で
危険と安全について追記します
え、って思うかもしれませんが、日本は憲法で原則自由を保証された国です。
極端に言えば、自動車免許も制限を伴うので、全国民が反対すれば廃止できます。

「危険」は、罰則、規制、義務、許認可等々を伴うので慎重になるのは当然です。
「安全」は、その反対なので何の制限も受けません。
日本は法治国家で法律判断をするため、あいまいな「安全かもしれない」、「危険かもしれない」はありません。

恐ろしいのは、どうなったら福島を危険と決めるかです。
放射線障害との因果関係が認められている、白血病、甲状腺がんにより、千人、1万人、10万人、何人の方がお亡くなりになれば危険とするかです。

事故前に原発で内部被曝事故があると即隔離入院と知り合いの作業員に聞きましたので、危険を認識していました。この国は事故後から放射線については、法治国家でなく人治国家(中国や北朝鮮と同じ)になりました。

ちなみに、過去の公害病認定は30年程度の年月が必要でした。手遅れです。


28. 2013年1月19日 17:13:01 : k0msARZm1A
国連の何が日本国内の社会契約や法にちょっかいをだしているのか。
年間1mSv以下は、我慢していただきたい、がまんしましょうか、と言う契約。
それを守ってから、物申せ。
守らず、勝手に破り、処理も出来ていないからには、絶対許さない。
今回の、または、これからの被曝許容は、1mSv/年破棄、0mSv/永代。
核に関連するものどもの、総取り押さえ〜刑務所。

29. 2013年1月19日 17:38:17 : hisCuZbsOg
放射線の影響は、X線に感光する写真フィルムと同様に考えてよい。当たる時間が長ければどんどん感光し決して元に戻ることは無い。

強い放射線が細胞を貫くとどこかで衝突する。電離力が強力なその影響で細胞は強いダメージを受ける。分裂途上のDNAにダメージを受けるとほぼその細胞は修復不能となる。修復不能な部分がどんどん累積していくのだ。

それによって多くは細胞が死滅する。アポトーシスだ。神経細胞が多くアポトーシスすると無気力なぶらぶら病の人間が完成する。

発ガンは放射線の影響の極一部の面を捉えただけの事象であり、その何十倍も人体への影響はあるのだ。発ガンのみに絞られるものではないこの影響を推し量ればしきい値無し直線的で人体を阻害するのだ。それは人をまさしく心不全(死)に導くのだ。


30. John_nobody 2013年1月19日 18:11:00 : TcHUIqJKL89Zw : PWf02BQFjX
国連のチェルノブイリの報告では、ウクライナを「世界で最も人口減少の激しい国の一つ」と警告を鳴らしているものの、国連は、この減少を、飲酒、喫煙、肥満、高血圧、エイズの蔓延のためだとしています。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine2.html

福島で何人死のうが、子供の甲状腺癌と白血病以外の死因であれば国連が放射線障害と関連づけることは決して無いでしょう。


福島の人口動態にもすでに人口減少の兆候が出ていますが、原因は放射能を過剰に恐れたためのストレスとでもされるのでしょうね。

死亡者が原発事故前の26%増、福島県郡山市の2012年11月死者数 (めげ猫「タマ」の日記)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-540.html

12月は25%増、福島県郡山市の死者数(めげ猫「タマ」の日記)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-572.html

2012/10は各地で死亡者が急増 (ずくなしの冷や水)
http://inventsolitude.sblo.jp/article/60089481.html

福島県郡山市の赤ちゃんが減っている(11月末集計)―13ヶ月連続(めげ猫「タマ」の日記)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-541.html


原因については好き放題言わせておけばいい。でも、人口減少は紛れもない事実。
そんな所に住みたいですか?原因が何だとしても。
私ならどんな権威の言うことよりも事実で判断する。


32. 2013年1月19日 22:28:38 : 3VxgItz1jc
フォーブスの元記事。
http://www.forbes.com/sites/jamesconca/2013/01/11/like-weve-been-saying-radiation-is-not-a-big-deal/

そこで引用されている報告書。
http://www.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/67/46

比較してみる。

日本語訳。
>低線量の被曝の影響は非常に不確かなものであるため、UNSCEARとしては「低線量の被曝と大人数を掛け合わせて、自然放射線量と同等以下のレベルで漸増的な被曝によって健康被害を受ける人数を推定することは勧めない」と述べている。

元記事。
>uncertainties at low doses are such that UNSCEAR “does not recommend multiplying low doses by large numbers of individuals to estimate numbers of radiation-induced health effects within a population exposed to incremental doses at levels equivalent to or below natural background levels.”

記事では、「低線量の被曝の影響は非常に不確かなものであるため」とあるが、報告書では、詳しく説明されている。
>In general, increases in the incidence of health effects in populations
cannot be attributed reliably to chronic exposure to radiation at levels
that are typical of the global average background levels of radiation.
This is because of the uncertainties associated with the assessment of
risks at low doses, the current absence of radiation-specific biomarkers
for health effects and the insufficient statistical power of epidemiological studies.

Therefore, the Scientific Committee does not recommend multiplying very low doses by large numbers of individuals to estimate numbers of radiation
-induced health effects within a population exposed to incremental doses
at levels equivalent to or lower than natural background levels;

「自然放射線量と同じ、或いはそれより低い線量で被曝する人々における・・・」とあって、単に「低線量」ではない。
これを我田引水と言う。

少なくとも、以下の報告書を読む限り、UNSCEARは、LNT仮説を否定、或いは放棄をしていない。更なる研究が必要だと言っている。
http://www.unscear.org/docs/reports/2010/UNSCEAR_2010_Report_M.pdf
http://www.unscear.org/docs/reports/Biological_mechanisms_WP_12-57831.pdf

元記事にある、米国の水、ミルクの基準値1キロあたり1200ベクレルは全くの虚偽である。だから、日本語訳からは削除されたと思われる。

EPAは飲料水、ミルクにおける、放射性セシウム、ヨウ素に許容限度を1リットルあたり0.11ベクレルとしている。

>EPA has established a Maximum Contaminant Level (MCL) of 4 millirem per
year for beta particle and photon radioactivity from man-made
radionuclides in drinking water. The average concentration of iodine-131,
which is assumed to yield 4 millirem per year, is 3 picocuries per liter
(pCi/l).
http://water.epa.gov/drink/contaminants/index.cfm#Radionuclides
http://www.epa.gov/superfund/health/contaminants/radiation/pdfs/iodine.pdf
http://enenews.com/amount-radiation-3-gallons-milk-hilo-hawaii-surpasses-annual-maximum-contaminant-level-set-epa

UNSCEARの報告書に対する批判として、ヤブロコフーネステレンコ両博士による「チェルノブイリ」が書かれた。


33. 2013年1月20日 00:21:07 : GZSJrQqvaA
>>23
根本を突いた指摘です。
しきい値問題をめぐるこの日経記事が、まともな理解力をもたない記者の文なのか、あるいは作為なのか、不正確であることは推論できます。
むろん、国連が正しいということではなく、ただ、その見解は、23さんの指摘通り、日経を通じて解釈することは危険ということです。

34. 2013年1月20日 00:56:52 : BSFFeOp8bQ
この投稿はとんでもないウソです。
人をだます放射能安全神話トリックの最たるものです。

外部環境の放射線レベル、或いは自然界の放射線は
普通の人はそこでずっと暮らしていたとしても、外部からごく低線量の
放射線を浴びているだけで、レントゲン撮影で胎児が障害されたり
出生後後に白血病を発症することもスターングラス博士が
述べています。
それどころの被曝では済まないのが食べ物や空気中の放射性物質さ
は存を体内に取り入れてしまうことです。
赤かぶ氏がNHKの長崎でのプルトそニウム爆弾での
放射性物質の体内への取り込みが今でも被爆者の体の臓器の
組織標本から体の内部から放射性を照射し続けている映像を
アップされた通りです。
内部被曝の程度は人によって様々でしょうが
もちろん今後とも放射能障害の少ないことを
願っていますが、原発再稼働と原発新設に向けて
今後このような洗脳プロパガンダが増えるでしょうね。
今週の週刊ポストに自民党の憲法変造条文も
是非ごらんすることをお勧めします。
憲法9条どころじゃありません。
北朝鮮を目指してますね、安倍自民党。
国民は阻止に動かないと戦前の二のまいです。


35. 2013年1月20日 01:08:13 : BSFFeOp8bQ
↑ スマホからの投稿で余分な文字が入ってしまい
申し訳ありません。
低線量被曝でさえ安全の保証はなく、レントゲン撮影では
子どもの白血病発症の確率が高まるくらいなのに
内部被曝では体内で一生(濃厚な)被曝を受けると言う
意味です。
このように外部被曝と内部被曝を混同して論ずるのは
意図的な情報操作か無知によるものです。


36. 2013年1月20日 13:38:32 : 183U02GDLU
この日経記事は公平でないし、
元記事(英語記事)のフォーブス誌も公平でない。
まさしく、こじつけレベルです。

発がんメカニズムで、しきい値は存在しなくて、低線量を含め
すべての線量の放射線が危険だとする【LNT仮説】ですが、
国連報告(UNSCEARの2012白書)には、
このLNT仮説が間違いだと否定する文面は一切ありません。

根本的に、今回の国連の報告では、対象が違います。
LNT仮説は『発がん性』、今回の報告は『遺伝毒性』に対するものです。
国連報告では、遺伝毒性にはしきい値があり、0.5Gyだとしています。
0.49Gyまでの放射線をあびても奇形にはならないが
0.5Gyを超えると確実に影響が出てくるという事です。

なお、0.5Gyは外部被曝で、動物実験段階の微弱な放射線量です。
それが日経記事になると、何故↓こうなるのでしょうか不思議です。
0.1シーベルト以下の被曝は大した問題ではない(by日経)

国連報告の、一回限りの0.5Gy(外部被曝のみ)と、
常時さらされる0.1シーベルト(外部被曝にあわせて内部被曝)では
線量レベル的にも曝露レベル(回数)的にも同等じゃないのは、明確。

こうやって日本のマスコミは
ミスリードを狙って、原発に少しでも有利に働く記事を編集するのだなー。


37. 2013年1月20日 13:55:47 : 183U02GDLU
国連の結論

低線量が安全とは言っていません。


38. 2013年1月21日 07:35:20 : E6COHrE1Af
14さんに 同意です!
もう はらわたが煮えくり返る記事です!

39. 2013年1月21日 18:02:36 : TNpAcrQFI6
この記事を肯定的にカバーしている馬鹿が“誠ブログ”にいたよ

40. 恵也 2013年1月29日 23:01:51 : cdRlA.6W79UEw : qLITaqnBR6
>> 数百万人にのぼる原子力作業従事者を50年にわたって綿密に調査した結果、
>> 一般人の平均と比べて被曝量は数倍から10倍だったが、がんによる死亡率
>> は変わらなかった。

>> 米国のニューメキシコ州とワイオミング州の人々の年間被曝量はロサンゼ
>> ルスの住人の2倍だが、発がん率はむしろ低い。LNT仮説が正しければ、
>> こうしたことは起こりえない。

国連の調査にしてはずいぶんいい加減だね。
フクイチ事故で大急ぎでド素人が書いた文章じゃないかな。

米国科学アカデミーの調査の方が、なんか信頼性がありそうだ。
『原子力資料情報室通信』374号の記事だが8年前のものです。

ーーーーー引用開始ーーーーーー
調査対象國は、表1に示した。15カ国の59万8,068人の原子力施設の労働者の
うち1年以上原子力施設で働き、外部被曝線量記録がはっきりしている40万
7,391人で、集団の90%は男性。

追跡調査を含めて、約520万人・年分の調査を行なった。これまでの原子力
施設労働者の調査では最大規模である。

調査は、持続的に低線量被曝を受けた場合のがんリスクを評価し、環境、
職業、医療診断からの被曝放射線基準の科学的根拠を強化することを目的
として行なわれた。

被曝線量は、集団の90%は50ミリシーベルト以下、500ミリシーベルト以上
被曝した人は0.1%以下で、個人の被曝累積線量の平均は19.4ミリシーベルト。

 調査期間中の全死亡数は2万4,158人、白血病を除く全がん死は6,519人、
慢性リンパ性白血病を除く白血病による死は196人。
 シーベルト当たりの過剰相対リスクは、白血病を除く全がん死は0.97、
1シーベルト被曝すると、白血病を除く全がん死のリスクが被曝してい
ない人の約2倍になる。慢性リンパ性白血病を除く白血病死は1.93、
1シーベルト被曝すると、白血病のリスクが被曝していない人の約3倍になる
http://cnic.jp/modules/news/print.php?storyid=216


41. のなめ 2013年5月12日 01:30:13 : tgQdqjGW8F/ZU : exUSvamxog
反原発の人に何を言っても無駄というのが良くわかります。
彼らは物事を客観的に見ず、反原発につながる研究結果のみを
正しい研究だと言います。

多くの全うな学者がいくら反原発学者の妄言を論破しようと
彼らの信じるのは妄言だけなのです。

もともと、核兵器保有国が核兵器の恐怖を大きく見せるため
ありもしない放射線被害を大々的に宣伝したことが反原発に
つながっているのです。


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