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「天木直人氏の視点ー(2013/01/15)」 :本音言いまっせー!
原発事故の検証連載記事である朝日の「プロメテウスの罠」は、今年
に入ってからは原発事故直後の米国政府による日本政府に対する不信を
告発している。
すなわち米国はこの原発事故は日本の危機であり日本政府が全力を
あげて取り組むべき問題ととらえた。
そんな米国にとっては、東電という一企業の事故として東電に対応を
任せるような日本政府に我慢が出来ず、官邸に乗り込んできたという
ことだ。
そのような米国は、東電が福島に復興本社を設立し、除染や住民賠償
に取り組むという報道をどのような思いで読んだことだろう。
もはや日本に滞在する米国人や米軍基地への危険は遠のいた。
原発さえ日本が維持してくれればあとは日本に任せるということなの
だろうか。
私は東電が福島に復興本社を置くというニュースが最初に流された昨
年11月5日のメルマガ第835号で書いた。
ただでさえ東京電力という会社は今度の原発事故でとっくに潰れてい
なければおかしい。
それなのに採算を度外視した機能を持つ復興本社を福島に設立する余
裕がどこにあるのか。
これは東電という一私企業が日本政府の全面的支援を得て原発事故問
題の責任を肩代わりし、それと引きかえに東電存続という形で原発維持
の役割を任せられているのだ。と。
それから2ヶ月ほど経つにも関わらず、東電が福島に復興本社を設立
することに疑義を唱えるメディアは一切見当たらなかった。
そしていよいよ東電福島本社の設立が現実のものとなった。
今年1月1日付を持って設置され、1月11日には初会合が開かれた
という。
疑義を呈するどころか1月14日の毎日新聞の社説はこれを歓迎し、
福島住民のために復興を急げと激励している。
昨年末には国際原子力機関(IAEA)の拠点が福島に設置された。
東電の福島復興本社設立と国際原子力機関の福島拠点設置。
脱原発のシンボルとなるべき福島がいまや原発事故克服のシンボルと
されようとしている。
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