追加の巨額の安全対策を含まないコストは，
政府の国家戦略室が推計していますが，その政府公認のコストでも，
原発は，石炭火力発電，LNG火力発電とほとんど変わらないコストですよ。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111221/hokoku_kosutohikaku.pdf
活断層や巨大津波，電源喪失の追加対策をとればとるほど，
多重化すればするほど，原発のコストは，火力を大きく上回っていきます。

もともと原発は，安全であろうとすればするほど，
コストが急速に高まり，火力よりも割高になるという無理を抱えているわけです。

一方，火力発電所なら，何が起きようが，燃え尽きるという終局があります。
活断層上に建っていて炉が崩壊しても，燃料が燃え尽きて終わりです。
巨大津波に襲われても，炉が燃え尽きて終わりです。
全電源喪失で制御不能になっても，炉が燃え尽きて終わりです。
いずれも，周辺住民の人的被害はほぼゼロで，復旧可能な被害です。
原発は，いずれも，半減期30年超の放射性セシウム等を半径数百kmにばらまきます。

こうしてみると，原発がいかに，ハイリスクのわりにさしたるメリットのない技術かが，
わかります。
だったら，経済効率性を考えたとしても，火力発電でよい，と考える人は
多いのが当然です。
現に，原発をまったく持たず，主力が火力だけの沖縄電力の電力料金単価（29.04円/kWh,300kWh超部分）よりも，
値上げ後の東京電力の電力料金単価(29.10円/kWh,同部分)が上回りました。

火力だけで発電し，原発にまったく関わらなければ，
最初から沖縄電力と同じ料金設定ができていたのです。これが最も簡単な実証です。

中国にも北朝鮮にもケンカを売っている場合じゃないはず。

騙されるな。原発は安くない。
それほど安いのならせいぜい増資で金を集め、保険屋の寄り付かない分を自前の保証金で積み上げてから運用再開してみるが良い。
そんな冒険的な増資に応じる輩が果たして居るか。まあ居るな。
諸手を挙げて飛び込んで来た投機筋に掻き回されてペンペングサも生えぬ破綻を見せるのがオチだろう。

そのように、どのみち内外に莫大な禍根を残す反社会的な業態なのだ。
資産が散逸する前に全てを凍結し、接収せよ。

電力会社はその分を国（つまり国民）の負担にしようと画策しています。
それでいて原発稼動の利益は得ようとしています。

リスクはとらないで利益を得るのですから、世界中さがしてもありえないうまい
話です。

さらに、原発１基につきPAC-3を３台配備する必要がある。
石破茂氏が泣いて喜ぶであろう。

国家予算の大半を原発に投入し、「原発破産」するのが関の山。

01月16日　18時51分

http://www3.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/5054814131.html

行かねーて。
原発が在るてえ事が忌避の動機になるんだ。
全体どう云う洗脳研修なのか興味が絶えませんな。凄んげえカルト。

中央に吸い上げられて中央から配当を得るモデルはまさに植民地。

独立したいなら風車を立てるなりアモルファスシリコンを並べるなりで直接地元に還元される収益モデルを指向せよ。
此等の維持管理はまさに地元の雇用だ。
電力売上の収入は直接地元に雪崩れ込む。
先進的なモデルを求めて人は足を運ぶ。だから見学会でも何でもやれば良い。
団体様歓迎の観光モデルの始まりだ。

然も無く原発と心中するのもまあ愚民の自由だろう。
しかし其の自由は差別するぞ。
今は３１１以降なのだ。

原発停止してＬＮＧの輸入量が増えて貿易赤字が大きくなっているとよく報道されます。
なかには６，７兆円などの数字を出すマスコミもあります（ＮＨＫクローズアップ現代）。

年間の電気のための総燃料費はせいぜい２兆円程度ですから（電気事業連合会の資料より）、
原発停止によるＬＮＧの輸入量増は年２０００から３０００億円程度らしい（その程度しか
輸入量は増えていない）。だから、これが脱原発の費用です。

一方原子力を維持するためには、現在数兆円かかっている福島の収束・補償費用（１００兆かかる
ともいわれる）、原子力研究費用年４５００億、原発立地地元への補助金年千数百億円、テロ
対策費用（大型護衛艦など新増している）、廃炉、使用済み燃料処理費用などかかる。

こういう費用を一般家庭にかければ（企業は他の選択肢があるから値上げできない）、日本の
家庭の窮乏化は目もあてられないものになるだろう。

もういい加減にバレバレだと思うが・・・・・。