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北九州市、3月末でガレキ受入れ中止。この情勢下で、新たに大阪市でガレキを燃やす必要は全くない。
2013-01-11 07:25:20 | 福島第一原発
(「木下黄太のブログ」より部分転写)
とてもシンプルなことなのですが、ことし三月末で、北九州で処理するガレキは量がないため、中止となることが決まりました。宮城県内のガレキはこれで、関東・東北以外の処理は無くなったということです。これは、従来から、ガレキの処理に関しては、そもそも量が少なくなってきている(当初のずさんな見立てよりも、現実にある量が少ない)事から考えて、ことしの三月末、つまり2012年度までに、広域処理の本格受け入れがなかった場合、阻める可能性は高くなるだろうと想定はしていました。年度をまたいでまで、この戦いは継続しない。予算措置から考えても、年度内開始がぎりぎりの判断であると。だから、なんとか三月末まで、ガレキ焼却が阻止できないのかと、いろんな地域の具体例で考えていました。こうした感覚が、違う意味で裏付けられた話と思います。つまり、遠隔地、北九州までガレキを運搬するのは、そもそも余分なコスト(運送費)がかかり、予算の適正執行という点では、ふつうは疑問を持つ話です。それを、民主党政権と環境省のトリックで、それをごまかして、ずさんな予算措置をして、無理やりやっていたということです。これが崩れました。あっという間にもろくも崩れ始めました。
僕は、ある意味で、自民党は怖いシステムと思います。シビアな政党です。彼らにとって、このガレキに関しては、そもそも自分たちがすすめた話ではありません。民主党がおこなったことで、自分たちの話できありません。そうした中で、西日本で唯一、本格受け入れをおこなった北九州市の北橋市長は、民主党国会議員だった人物。だから、ハシゴは外しやすい。そういうことは、露骨に事がおこります。
もちろん、北九州では、九州ひまわりプロジェクトなどの市民グループが焼却に反対し続け、危惧する声は強いものがあります。市議会議員選挙では、村上さとこ代表が出馬し、今月下旬の選挙に向けても、闘っています。こうした中で、今回の三月末での中止が発表となりました。特に、西日本で、このガレキ焼却受入れということが、異論を持つ人々が一定数以上いて、実際に自治体現場職員の中でも、やりたがる人は皆無です。しかも予算は間違いなく余分に使われる。ガレキの絶対量がかなり少ないという状況の中で、ごくあたりまえの意志決定が為されたということです。 当初から現地のタウンミーティングでは約8割が反対なのに強行されていたのが、北九州市。必要の無い政策に加担した市議たちの責任も重いです。
これは、ようやく勝ち取り始めた加点ではありますが、遅きに失した話でもあります。喜ぶというよりも、こうした本質的に意味のない戦いに集中させられた時間を考えると、そこにはとてつもないマイナスを背負わされている私たちの姿があるものですから。
さて、こうなってくると、岩手のガレキを燃やすと言っている、大阪が焦点になります。搬出する岩手は、小沢一郎氏のおひざ元。そして、受け入れるのは、維新の橋下市長です。こうした構図の中で、国として、自民党政権として、日本の第二首都である、大阪市で、わざわざガレキを燃やす判断をするのかどうかということです。
しかも、大阪市会自民党は、大阪市での焼却に反対し続けています。地元の市議たちが反対していることをうけて、自民党政権中枢が、何を取り、何を捨てる判断をするのかということです。その流れがはっきりしてくると、自民と体制の翼の下にいる公明党も、大阪市会での動向も従来と違う形になることも、十二分にあります。国の政権の交代に伴って、被曝対応のさまざまな問題の中で、この点では、流れが変わってきたということです。これは、はっきりと変わってきたということです。
大阪のガレキ焼却必要ないということです。この北九州で燃やすガレキがないことで、はっきりします。宮城はガレキはない。岩手でかき集めるな。国民の税金を無駄遣いするな。
僕には、橋下市長のメンツをどうするのかという話でしかない気がします。
まず、1/16には、大阪市で、ガレキ本焼却前の最後と思われる住民説明会があります。ここでは、住民が毅然として、反対の意思表明を行うことは大切です。会場内で、冷静に、反対であることを大阪市に突きつけることが、肝要です。
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大阪府、大阪市は、東日本大震災により生じた岩手県宮古地区の廃棄物の試験処理にかかる放射能濃度等の測定結果と今後の本格処理についての説明会を、主に此花区及びその近隣区を中心とした市内在住の方を対象に開催します。
なお、試験処理にかかる放射能濃度等については、すべての項目において基準値を下回り安全に処理できることが確認されましたので平成25年2月から本格処理を行う予定です。
1.開催日時
平成25年1月16日(水) 19時から20時30分まで
2.開催場所
大阪市立此花区民ホール(大阪市此花区四貫島1−1−18)
3.対象
大阪市にお住まいのみなさま方 定員:330名(先着順)
4.受付開始時間
18時から
・確認のために、本人確認書類か、ハガキや封筒など住所の記載された郵便物を提示してください。また、会場内の安全確保のために入場時に手荷物検査を行いますのでご協力をお願いいたします。
5.説明内容
・試験処理における測定結果と今後の本格処理について
・質疑応答
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こうした流れも踏まえて、大阪の現地では、学習会や、住民監査請求、さらに記者会見などが予定されています。
1月17日の午後7時から、青木泰さんを講師に迎え、「広域処理差し止め戦略会議」を、難波学習センターで行います。
120席の会場ですので、多くの方にご参加いただきたくお願いいたします。
http://savechildosaka.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
青木さんの戦略については、こちらが詳しいです。⇒http://savechildosaka.web.fc2.com/i/130108aoki.jititainosekinin.pdf
1月18日の午前に、大阪府・大阪市に対して住民監査請求を行い、午後3時から記者会見を淀橋カルチャーセンターで行います。
(部分転写終了)
原発・フッ素29 阿修羅
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