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どうなる原子力委 任期切れ、暫定的に続投
2013年1月9日 東京新聞[総合]
国の原子力政策を決めてきた原子力委員会が、完全に宙に浮いた存在になっている。5人の委員全員が任期切れとなり、今年初の8日の定例会は、後任が決まるまでの暫定委員による開催という異例の事態となった。同委のあり方が大幅に見直されるはずだったが、政権交代でそれも不透明なまま。近藤駿介委員長は「政治の側が決めること」とお手上げの姿勢だ。(大村歩)
原子力委の委員の任期は3年。鈴木達治郎委員長代理ら2人は昨年末、近藤駿介委員長ら3人は今月5日、それぞれ任期が切れた。現在は同委設置法に基づき、後任が決まるまで暫定的に続投しているだけだ。
8日の定例会は恒例の年頭所信を公表したが、福島第一原発の事故対応などで関係機関に当たり前の注文をつけるだけで、将来の原発をどうするかなど大局的なテーマには触れなかった。「今の立場で中長期的な議論はできない」(近藤氏)からだ。
民主党政権は「原子力委は廃止も含めて検討」の方針を示し、既に法的な権限は大幅にそがれ、原子力政策の長期計画(政策大綱)を5年ごとに定めるという最大の仕事もなくなった。
昨年暮れには、政府の有識者会議が、核の平和利用や核のごみ問題などだけを専門的に検討する機関として生まれ変わるよう求めていた。
だが、安倍政権内からはまだ同委に関する発言はない。同委を担当する山本一太沖縄北方担当相にしても、主な役割は沖縄・北方対策で、近藤氏とはまだ顔合わせもしていない。
「国会が始まれば、われわれの役割が議論されるはずだ」と近藤氏は言うが、開店休業状態は長期化する恐れもある。
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