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エネルギー・電力問題(2) 温暖化で原発の退路を断つ・・・アングロサクソンの作戦のすごさ
http://takedanet.com/2013/01/post_e39c.html
平成25年1月5日 武田邦彦(中部大学)
(音声が中心で、以下はそのアブストラクトです)
日本人ばかりでは無く、世界の多くの民族がアングロサクソン(イギリス、アメリカ)の論理と計画にかなわないのは、彼らは次のように考えているからです.
1)この世に「正義」というのは無い、
2)もし「正義」があるとしたら、自らが得をすることを言う、
3)しかし、他人が「自分の正義」を納得しないと正義は実施することができない、
4)他人が「自分の正義が正義」と思わせるためには「学問」が必要である、
5)従って他人より優れた学問を作り、それを使って自分の正義を納得させる、
ということです。
人間がライオンを捕らえて檻にいれて見物しているのは「正義」ではありません。でも、人間の知恵がライオンを大きく上回っていることによります。ライオンは自らの正義を主張することすらできません.
・・・・・・・・・
イギリスがかつて小国でありながら、世界の七つの海を支配しても「正義」と思われたのは、ヨーロッパの学問に基づく「正義」があったからです.また、アメリカがアメリカ大陸の東にできた13州の小国をアメリカ大陸と太平洋を支配する巨大になっても「侵略者」とか「膨張主義」と呼ばれないのも、この「転換」がうまくいったからです.
その点で小さいですが、彼ら流儀の「正当化」の例に「原発の正当性」があります。原発を正当化するために、彼らの立てた戦略は、
1)原発の安全性は正面から議論しない、
2)CO2を出すと地球が温暖化するとの「怯え」を与える、
3)原発が火力とほぼ同じCO2を出す(建設時、濃縮、再処理など)ことは言わない、
4)原発の安全性が問題になったら、「火力はCO2を出す」と脅す、
5)エネルギーを知らない人は「自然エネルギー」と言うだろう、
6)そのうち、自然エネルギーが自然を破壊することがわかる、
7)再び原子力に帰ってくる、
でしたが、現在の日本はそれと同じ経過をたどっています。
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