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福島避難区域 特例宿泊わずか525人 除染進まず大半が断念
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121230t65004.htm
2012年12月30日 河北新報
東京電力福島第1原発事故のため夜間の滞在ができない福島県の避難区域で、特例として認められた年末年始の宿泊が29日、始まった。
ペンションでは2年ぶりに忘年会を開催。自宅でほっと息をつく住民の姿も見られたが、除染が進まず帰宅をあきらめた人も多い。事前に登録したのは対象者約8千人のうち、1割に満たない525人にとどまった。
田村市東部の都路地区にあるペンション「ファームハウス都路」。夕方から地区の約30人が集まり、忘年会を開いた。
毎年のようにこのペンションで新年会をしていたメンバー。市内の仮設住宅で暮らす区長の坪井和博さん(64)が「一緒にこの地域をもり立てていければ。私たちが戻ってこないと、この地域はなくなってしまう」とあいさつし全員で乾杯。にぎやかに夜を過ごした。
都路地区では、ほかにも年の瀬を過ごそうと住民が戻ってきた。坪井久夫さん(62)と妻千賀子さん(59)は、朝から自宅に戻り、こたつでのんびり。「特別に何かがあるというわけじゃないけど、やっぱりほっとするね」。久夫さんはほほ笑んだ。
一方、全村避難が続く飯舘村。本格的な除染は一部の住宅で始まったばかり。多くは手付かずで宿泊をあきらめた人も少なくない。
「『危険だから避難しろ』と言われ、状況は何も変わっていないのに、年末年始だけ泊まってもいいというのは矛盾している」と農業の村山豊さん(65)。年末年始は、妻と2人で避難している福島市の借り上げ住宅で過ごす。「できれば自宅で、という思いはもちろんある。早く放射線量を下げてもらいたい」
川内村も「家屋が傷んでいる」「布団を持って行くのが大変」などの理由で戻らない人も多い。
宿泊が認められたのは「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」。事前登録した住民は最長5泊6日、過ごすことができる。
登録したのは南相馬市で221人、飯舘村で236人、川内村で16人、田村市で52人の計525人。楢葉町は政府が認めたが、インフラ復旧や除染が進んでいないとして町の判断で実施しない。
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