http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/517.html
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「
―政府が11年5月に浜岡原発の運転停止を判断し、中電に要請した。当時の印象は。
「菅直人首相(当時)の政治的パフォーマンスのように見え、ちょっと違和感を感じた。当時はまだ東日本大震災後のまっただ中。福島は大混乱で、本当にひどい状況だった。今、そういうことを政治がやっている時ではないと思った」
―当時の政府は停止要請の理由について大地震の切迫性など浜岡原発の特別な状況を考慮したと説明した。浜岡は国内で特別な原発と考えるか。
「例えば、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)は、東日本大震災の津波があと1メートル高ければ福島のようになったかもしれない。茨城県沖で相当大きな地震が来るという予測がされているし、その時の津波もどれぐらいか分からない。浜岡が特別だということはないと思う」
」
浜岡原発が違和感を抱くような状況のなか運転停止に至ったのは、菅政権独自の判断ではなく、米軍関係者をはじめ首都圏に在住する米国人の安全を考慮した米国オバマ政権の要請に応えてのものである。
総選挙後の安倍政権の動きでもわかるように、原発稼働ゼロという国民多数派の願いは、ごまかして逸らすか、踏みにじるかだが、米国政権に停止してくれと言われたら、素直に停止するのが日本政府の内実なのである。
かっこだけ保守派の安倍氏は、総裁選で掲げた脱原発依存の公約から逸脱し、原発維持推進の政策に舵を切ろうとしている。それでも、”安全対策“を施した浜岡原発の再稼働はない。米国政権の許可がない限り・・・。
※ 関連参照投稿
「クリントン国務長官が4月17日に急きょ来日し“待ったナシ”で浜岡原発を停止させたワケ」
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/771.html
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浜岡原発の安全対策どう評価 田中俊一原子力規制委員長インタビュー[静岡新聞]
(2012/12/30 07:20)
東京電力福島第1原発事故を受け、原子力の安全規制を一元化した原子力規制委員会が発足して3カ月以上が経過した。組織を率いる田中俊一委員長に、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全性に関する認識などを聞いた。
―中部電力は浜岡原発で建設中の防潮堤の高さを海抜18メートルから4メートルかさ上げする。この対策をどう見るか。
「南海トラフ巨大地震による最大津波高が(内閣府推計値で)19メートルと出たが、あくまで予測であり、実際は何メートルになるか分からない。私たちは仮に防潮堤を越えて水が入ったとしても、原子炉の重大事故にならない対策を求めることになる。防潮堤を高くすれば、もう大丈夫ということではない」
―浜岡原発5号機で2011年5月に発生した海水流入トラブルへの対応は。
「事業者が今、復旧のための努力をしている。その結果をどう判断すべきかは、(原子力規制委に新設した)監視・評価委員会できちんと対応する。最終的に安全上の問題がなければいいが、場合によっては留保付きで運転を認めるとか、いろいろなことが出てくる可能性はある」
―政府が11年5月に浜岡原発の運転停止を判断し、中電に要請した。当時の印象は。
「菅直人首相(当時)の政治的パフォーマンスのように見え、ちょっと違和感を感じた。当時はまだ東日本大震災後のまっただ中。福島は大混乱で、本当にひどい状況だった。今、そういうことを政治がやっている時ではないと思った」
―当時の政府は停止要請の理由について大地震の切迫性など浜岡原発の特別な状況を考慮したと説明した。浜岡は国内で特別な原発と考えるか。
「例えば、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)は、東日本大震災の津波があと1メートル高ければ福島のようになったかもしれない。茨城県沖で相当大きな地震が来るという予測がされているし、その時の津波もどれぐらいか分からない。浜岡が特別だということはないと思う」
―浜岡原発の事業者である中部電力に対する認識は。
「以前、テレビ番組で『浜岡は意外に安全ではないか』と言ったことがある。(東海地震など)大きな地震が予測されていることで、中部電力は比較的、慎重で前向きな対策を取ってきたし、地元との関係もそんなに悪くないのではとみてきた。東京電力とはだいぶ差があると思う」(聞き手=東京編集部・上原広彦)
たなか・しゅんいち氏 東北大原子核工学科卒。日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)東海研究所長、日本原子力学会会長、原子力委員会委員長代理などを歴任。東京電力福島第1原発事故後は、福島県内で除染活動に当たった。2012年9月に原子力規制委員会委員長に就任。福島県出身。67歳。
http://www.at-s.com/news/detail/474554658.html
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