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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121218/mca1212180501000-n1.htm
2012.12.18 05:00
衆院選での自民党の大勝を受け、エネルギー政策で注目されるのが原発再稼働の行方だ。自民党の安倍晋三総裁は17日の記者会見で原発について言及しなかったが、これまで「軽々にゼロにするとは言わない」などと前向きな発言を繰り返しており、再稼働に向け道筋がつく可能性がある。ただ、連立協議を進める公明党が「速やかな原発ゼロ」を訴えているほか、来夏には原子力規制委員会の新安全基準の策定と参院選が予定されており、再稼働論議が進むのは来夏以降となりそうだ。
「国が安全確認で前面に立ち、責任を持った政策とエネルギーバランスを実行してもらいたい」。全国最多の14基の原発を抱える福井県の西川一誠知事は同日、衆院選の結果を受けてこうコメントした。エネルギー政策で迷走した民主党政権を念頭に置き、原発再稼働などに対する政府のリーダーシップを求めたものだ。
民主党政権が9月に策定した革新的エネルギー・環境戦略で「2030年代の原発稼働ゼロを目指す」としたのに対し、自民党は代替エネルギーの確保が不透明なまま原発ゼロを唱えるのは「無責任」(安倍総裁)と批判してきた。
このため、民主党政権下では「絶望的」(電力会社幹部)だった原発再稼働が、政権交代によって前進すると期待する向きもある。
ただ、再稼働に向けたハードルは高い。公明党は再稼働には否定的で、自民党側が再稼働を前面に押し出せば、政権運営への影響が懸念される。
来年7月に予定される原子力規制委の新安全基準の策定を待つ必要もある。
自民・公明両党の主張によって、規制委は政府から独立した権限を持つ「三条委員会」になった経緯があるだけに、新政権がこれを犯して再稼働を強行することは難しい。
九州電力玄海原発が立地する佐賀県の古川康知事も同日、「政権交代でやり方が変わるのでは、規制委を独立性の高い機関にした意味が薄れる」と注文をつけるなど、立地自治体も性急な再稼働は求めていない。
経済産業省は「来年7月には規制委の新安全基準策定に加え、参院選も予定されている。それまでは世論の反発を招きかねない再稼働で目立った動きをとるのは難しい」(幹部)と指摘する。
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