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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121210/k10014078851000.html
三郷市 除染土の保管工事公表せず
12月10日 12時20分K10040788511_1212101236_1212101237.mp4
埼玉県三郷市が、原発事故による放射性物質の除染で出た土、およそ600トンについて、市内の体育館の駐車場の下にコンクリートの箱を作って一時保管する計画を立て、住民に公表しないまま工事を進めていることが、関係者への取材で分かりました。
三郷市では、去年7月、県内で最も高い放射線量が観測されたため、国の「汚染状況重点調査地域」に指定されました。学校や公園で除染が進められましたが、敷地が狭くて一時保管ができない施設から出たおよそ600トンの土については、最終的な処分方法が決まるまで市内のゴミの最終処分場に置いていました。
この土について、三郷市は、市の中心部にある「三郷市総合体育館」の駐車場の下に、縦40メートル余り、横およそ10メートル、深さおよそ2メートルのコンクリート製の箱を埋めて、その中に一時保管するという計画を立て、すでに工事を進めていることが、関係者への取材で分かりました。
三郷市は、予算の上では「保健体育施設整備工事費」としていて、除染で出た土の保管場所であることは、一部を除いて、周辺の住民や議会に公表していません。
これについて、三郷市は、コンクリートの壁は厚さが20センチあって、周囲に放射線の影響が出る可能性は極めて低いとしていて、「混乱を招くおそれがあるため公表しなかった」と説明しています。
三郷市の除染巡る経緯
福島第一原発から200キロ余り離れた埼玉県三郷市では、去年7月、1時間当たり0.33マイクロシーベルトと県内で最も高い放射線量が観測されました。
地域に不安が広がり、住民グループが汚染が確認された場所の除染などを求める要望書を市に提出しましたが、市には放射性物質に詳しい職員はなく、手探りでの対応が続きました。
去年12月、三郷市は国の財政負担を受けて除染を行う「汚染状況重点調査地域」に指定され、ようやく本格的に除染を行う枠組みが整いました。
この制度の対象は、年間の被ばく線量が1ミリシーベルト以上の地域に限られるため、三郷市は住民の要望に応えようと、対象外の地域についても独自に除染を行ってきました。
その結果、除染によって出る土が大幅に増えることになり、住民の間に放射性物質への根強い不安があるなかで、今度は土の保管場所に頭を悩ませる事態となっていました。
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