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みなさん、選挙が近くなりました。
ここで、もう一度、おさらいをしておいたほうがいいかもしれないので、次のビデオ(2012.4) を見て、自民党総裁安倍晋三が何を考えているのかの現実をじっかりと把握しよう。
安倍は2012年11月にも、国会解散後の報道ステーションでも「自民党に政権が変わったら、原発を順次稼働していく」と原子力ムラが聞いたら泣いて喜ぶ発言をしていた。
自民党はもちろん、党として原発再稼働に賛成である。
その根拠をとうとうと述べる安倍晋三。
この根拠に流れているのは、次のような主張に見られる彼の奇妙な楽観的見解である。
-日本の原発技術は他国に比べて優れている。
-こういうエネルギー政策のおかげで、福祉などにも金をまわせるように、経済発展をなし得た。
-今までの日本の国家としての原発政策はまちがっていなかった。
-こんなすごいエネルギーを使わないで、他のエネルギーに転換するなら、産業界にとってコストがかかり過ぎる。
-安全面が確認できるのなら、原発には問題ない。
- "原子力の分野でも、本当に安全なものにしていこうという精神!!!、スピリット!!!をもって未来!!! を切り開いていくべきだ" (mainau: ここが一番笑えるところ、文字通りの引用)
最後の一文が彼の本質をもっともよく表している。
そもそも安部は美しい日本とか何たらとかやたらに精神的な抽象論、観念論が多い政治家だった。
ドイツの理学博士の学位を持つ、ドイツのメルケル首相らと比較すると、安部の弱点が明らかである。
安部には、一般教養における物理学の基礎知識がまったく欠如しているのではと思わせるような、非自然科学的な思考方法が目立つ。精神、スピリットによって、物理学の法則を変えることはできない。人間はいったん環境に放出された放射能の毒性を消し去る技術をいまだに開発していない。それはスピリットの問題ではなく、物理的事実!!!の問題である。
ドイツのメルケル首相は、もともと環境大臣として、ドイツ統一の立役者のひとりであったヘルムート=コールのもとで政治家として成長していった。環境大臣としてメルケルは、最初は原発容認しており、賛成派であったが、フクシマ事故後、ドイツ国内における環境第一を掲げる緑の党の政治的躍進をまのあたりにし、態度を変え、脱原発へと大きく転換した。
もちろん、これはメルケルが自らの政治生命を守るためになした決断ともいえるが、ただ単にそういう面だけでなく、原発問題の倫理的側面、物理学的側面、生物学的側面を理解できる素養の持ち主であったことが大きく関与している。
メルケルの夫は、大学の理工学部の教授であり、量子化学を専門とする。メルケルの父は、キリスト教会の牧師であり、倫理、宗教問題にくわしい。メルケル自身も、理学博士である。このような背景を持ったメルケルが、政治家として総合的判断をする上で、幅広い一般教養を有していることは明らかである。
有権者は、もう一度原発問題を自分でじっくりと考えてから、投票所に行こう。
ビデオの最後で、小出裕章氏が登場し、今まで原子力を推進してきた勢力が責任を取らないこと、またどうしてこれまでの原子力政策が間違いであることに気がつかないのかについての疑問を投げかける。
安倍晋三元総理に聞く「原発再稼働... von sievert311
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