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朝日新聞デジタル 2012年12月9日03時00分
被曝隠し、偽装請負認定 厚労省、8社に行政指導へ
http://digital.asahi.com/articles/TKY201212080731.html
【多田敏男】東京電力福島第一原発で鉛カバーを使った「被曝(ひばく)隠し」が行われた工事の下請け会社8社について、厚生労働省は、違法な「偽装請負」の状態で作業員を働かせていたとして是正指導する方針を固めた。東電とグループ会社の東京エネシスには改善を要請した。東電が否定してきた不正な多重請負構造が存在し、作業員の安全を脅かしていたと監督当局が認めた格好だ。
原発事故の収束工事に絡み、東電を頂点に元請けから下請けが連なる構造を認定し、複数業者を指導するのは初めて。安全管理責任の所在があいまいな上、作業員は雇用状態が不安定で被曝隠しを拒みにくい立場にあったとみて東電やエネシスに監視強化を求めた。
被曝隠しがあった昨年12月1日の配管工事は東電が発注し、福島県の建設会社ビルドアップを通じて子会社だったアクセス青森が請け負った。鉛カバーで線量計を覆うよう指示したビルド元役員(アクセス社長)を含む12人が工事を担当。アクセスは請負契約なのに他社から10人を受け入れて直接指示していた。
厚労省は労働者派遣法で禁じる建設業務への派遣や職業安定法違反にあたると判断し、ビルドとアクセス、その他6社を是正指導する。6社は零細企業や個人事業主で、ある経営者は「違法と分かっていたが、もうけを出すため仕方なかった」と話す。
実際は派遣なのに請負契約を装う「偽装請負」は人を集めやすいため業者には都合がいいが、雇用責任はあいまいで賃金を中抜きされやすいと指摘される。作業員の一人は厚労省の調査で鉛カバー装着を拒めなかった理由を「仕事をもらえなくなると困る」と説明しており、いつ契約を解除されるか分からない不安定な雇用状態が被曝隠しの一因になったとみられる。
厚労省は今年2月、原発工事で偽装請負が広がっている恐れがあるとして改善を促したが、東電は「法令順守を元請けにお願いしているので違反事例はないはずだ」とし、本格調査をしてこなかった。東電は改善要請について「元請け各社に再発防止を徹底させ、立ち入り調査をして確認する」としている。被曝隠しを指示した元役員とアクセスは、労働安全衛生法違反の疑いで7日に福島地検に書類送検された。
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福島第一原発の作業員「偽装請負疑い」が半数に【NHKニュース】
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