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http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY201212060958.html
2012年12月7日0時33分 朝日新聞
東京電力は6日、福島第一原発事故後1年間の作業員の年代別被曝(ひばく)量を明らかにした。発がんリスクが上がる100ミリシーベルトを超えて被曝した割合が最も高いのは、20代で1.22%だった。30〜50代もそれぞれ1%近くが、100ミリより多く被曝していた。
東電が世界保健機関(WHO)に報告したデータを公表した。作業員の人数や被曝量の年代別分布が明らかになるのは初めて。
100ミリを超えて被曝した作業員は20代が25人(全作業員2057人)、30代が40人(同4179人)、40代が49人(同5893人)、50代が46人(同5409人)、60代は5人(同1858人)。10代(同64人)、70代〜80代(同26人)は100ミリを超えて被曝した人はいなかった。また、20代では250ミリを超えて被曝した人が3人、30代、40代、50代ではそれぞれ1人ずついた。
同じ成人でも、年齢が若いほど、被曝による健康影響を受けやすい。WHOが近く公表する報告書によると、被曝により生涯で固形がんが増えるリスクは、20歳の作業員は、40歳の1.5倍、60歳の3倍になり、甲状腺がんに限ると40歳の4倍になる。
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