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高濃度放射性廃棄物焼却施設 審査待たず着工/福島県鮫川村(東京新聞:ニュースの追跡)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/193.html
投稿者 みょん 日時 2012 年 12 月 06 日 09:07:40: 7lOHRJeYvJalE
 

放射能汚染物の焼却施設 審査待たず着工
2012年12月6日 東京新聞[こちら特報部:ニュースの追跡]


福島県鮫川村(人口4,000人)で、環境省が計画する高濃度放射性廃棄物焼却施設の建設工事が5日、中断した。原因は環境省の”大ポカ”。ダイオキシン法と同県の条例に基づく県の審査が終わらないうちに、基礎工事を初めていた。住民らはその慌てぶりの背景に何があるのか、いぶかっている。(出田阿生)


◆環境省 違反発覚で工事中止

焼却施設は福島原発事故後、各地で処分が滞る汚染稲わらや牧草処理のモデルケースを目指すとして、環境省が鮫川村に建設を計画した。事業費は7億3,500万円。「放射性物質を含む農林業系副産物の焼却実証実験」という名目だ。

1キロ当たり8,000ベクレル超の高濃度汚染物28トンを含む計600トンを20カ月間で焼却し、「焼却灰の濃度を低く抑える実験をする」(環境省廃棄物対策課)というが、説明会などは開かれず、周辺住民らの安全性への懸念が高まっていた。

この焼却施設の処理能力は1時間当たり199キロ。この規模だと、設置にはダイオキシン対策特措法と福島県生活環境保全条例に基づく県への届け出が必要となる。

届け出から60日間は県の審査期間となっており、審査が終わるまで着工できない決まりだ。

環境省は10月30日に届け出を提出。にもかかわらず、約2週間後の11月15日に基礎工事を始めた。県南地方振興局の担当者は「着工は違反では、という住民からの問い合わせがあった。基礎工事の開始を着工と見なすのが慣例で、環境省に工事をいったん中止してほしいと要請し、承諾を得た」と説明する。

審査で問題がなければ工事は再開される見通しだが、今のところメドは立っていないという。

一方、鮫川村役場には環境省からの連絡は一切なかった。村の担当者は「村にも住民から情報が寄せられた。環境省に電話すると『工事を中断している』と言われた」と困惑した様子。「国が実施する工事なのだから当然、法や条例を守っていると信じる。住民らから『なぜ、役場なのに事実関係が分からないのか』としかられたが、何も知らされていなかったので答えようがなかった」

焼却施設の建設予定地は鮫川村南端の青生野地区。塙町や北茨城市と隣接し、いわき市も近い。予定地付近を流れる四時川は、同市の水源でもある。佐藤和良・いわき市議は「環境省の動きは秘密裏に工事を進めようとしているようにみえる」と話す。「小型焼却炉だからと、環境アセスメントも近隣自治体への説明も省いてしまった。しかし、高濃度汚染物を燃やすのに住民同意を得ないのは許されない」

住民の一部は5日、全国82団体・400人超の賛同を集め、村議会に焼却炉設置の見直しを求める請願書を出した。予定地から約1.5キロの塙町に住む和田央子さん(41)は「法や条例の順守を呼びかける監督官庁が違反をするとは、あまりにもお粗末だ。どんな事情が工事を急がせているのか」と首をかしげる。

「国は焼却で濃度が圧縮された汚染灰を3年ほど保管して中間貯蔵場に移すというが、村を最終処分場にするのでは、という不安がある」

工事中止の詳細について、環境省廃棄物対策課の高橋雄詞主査は取材に「基礎工事が着工に当たるとは認識していなかった」と話している。
 

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コメント
 
01. 2012年12月06日 10:05:06 : 7oSKGju5kA
「基礎工事」には「工」が「着」いて居るのですが…

こいつらが受けさせられた国家公務員試験って
 そんな程度の学力で通っちゃうものなの???
民百姓を舐めやがってらっしゃいますね。農村から蜂起しますわよ


02. 2012年12月06日 10:31:33 : RufpgDo1AM
・・・・・・・・・・・
工事中止の詳細について、
環境省廃棄物対策課の高橋雄詞主査は取材に
「基礎工事が着工に当たるとは認識していなかった」
と話している。
・・・・・・・・・・・

相当昔の話だが、基礎工事は
「着工」とはみなされていなかった
慣習があったのも事実。

その慣習を未だに踏襲している
ゼネコンや役人もいるのも事実。
もちろん見切り発車ではある。

要は、地面の下のことであって
いざとなれば土を被せてしまえば
現状何もないのと同じこと
という考え方らしい。

当然のことながら
基礎そのものを支持する
杭工事(必要ない場合もある)も
工事を開始しても
その物件の着工とはみなされない。

もっとさかのぼれば
工事のための仮囲い工事とか
準備工事も、「着工」ではない。


03. 2012年12月06日 11:42:47 : 7oSKGju5kA
たまらんなー…
それじゃ地下鉄やら核のゴミ捨て穴とか作り放題ですな。
永遠の未着工のまま完成して営業運用できちゃう。 なんだかなぁ…


ちょとまてよ???
まさかとは思うけど一頃地下原発とか声上がってたのってその辺の絡みなのかな。
「ドサクサに紛れて引き返しの効かない処まで完成させちゃえ」みたいな…。
洒落にならんねー。 ますます農村から蜂起するだけじゃ飽き足らんですね。
役人全部「下放」しちゃらにゃ。


04. 2012年12月06日 11:56:43 : yoVomyLDo6
11都県で指定廃棄物は相変わらず増え続けてるし、置き場が無いから早く「燃やしても安全」ってことにしたいんだよ。
8000bq/kg以上の核ゴミは自治体から届出が無い限り指定廃棄物とは見なされない。
実際は公表されてる量より多いはずだ。
桐生市なんか8000bq/kg以上の核ゴミが一般廃棄物処分場で野ざらしになっている。
なかなか広いとはいえ新海面処分場も直に置き場が無くなるだろう。

そのうち福一の汚染水浄化実証試験とかやって高濃度汚染水をまた海に捨てるかもしれないな。
実証試験くらい「秘密裏」にやってんじゃないかと勘ぐってしまうよ。


05. 2012年12月06日 12:27:39 : lvOQ76Y29E
増え続ける高汚染の一例だが、そのうち霞ヶ浦自体が指定廃棄物になるかもしれない。すでに8000bq/kg以上の汚染は各所にみつかっているが。

霞ヶ浦は閉鎖性が高いうえに、飲料水への利用や漁も行われている。おまけに国交省による悪行も行われている。

"The muddy issue of cesium in a lake"
http://www.japantimes.co.jp/text/fl20121118x3.html

「霞ヶ浦への放射性物質の蓄積を促進する逆水門管理および水位上昇の見直しを求める申し入れ」
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000059915.pdf


06. 2012年12月06日 16:03:09 : FfzzRIbxkp
外国のケースでもそうなのですが、
これからは住民のパワー、村議・市議・県議の能力が重要になってきますね。

私は高濃度放射性廃棄物と使用済み核燃料の最終処分場が、
都合よく、混同して、福島に集まるのではないかと警戒してます。

それは、数年前に福島に使用済み核燃料の中韓貯蔵施設という名の、最終処分場を設置する計画があったからです。前佐藤栄作久知事は、反対したそうですが、

今回は、福島県が許可しちゃった・・・とか。

現職の知事は、何度も過ちを犯してますから用心しないといけません。


07. 2012年12月06日 17:10:26 : phUYOJfjYw
高橋主査!こんなバカが役人ww
こんなバカがボーナス貰ってるのww

08. 2012年12月07日 21:48:13 : uVuEeOmu42
住民のパワー。まったくその通りだと思います。
しかし、あちらさんは凄いです。これは、ほんの一例↓

●大林組HPより、がれき処理見学会レポート。子供の感想を使って自画自賛。

『宮城県亘理町のがれき処理施設で見学会を開催しました』
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20121130_1

復興へ向かう「今」を地元の小学生に伝えたい

大林組は、宮城県の災害廃棄物処理施設(亘理処理区)において、県内に今なお多く残るがれきの選別・処理業務、建設資材などの再資源化に全力で取り組んでいます。
東日本大震災では、東北3県(宮城県、福島県、岩手県)で約1,800万tのがれきが発生、そのうち1,200万tが宮城県内で発生したものです。(2012年10月末現在/参考
環境省資料)

10月25日から11月2日にかけて、大林組は亘理町内の6つの小学校の6年生、計325名を対象に現場見学会を行いました。復興へ向かう現状を次世代に伝えたい、と考え企画したものです。亘理町教育委員会からの「今しかできない有意義な経験」との後押しもあり、今回の見学会が実現しました。

児童らは、がれき処理状況をバスの中から見学した後、施設内の見学者ルームで、がれき処理の概要をまとめたDVDを鑑賞しました。毎日延べ800台のダンプカーによって搬入・搬出されるがれきがどのように処理されているかを聞き、自分たちの街に発生したがれきの量にあらためて驚いていました。また、焼却炉から有害物質を出さないようにしている工夫なども学びました。

見学の最後には、地上15mの避難やぐらの屋上に上がり、広大な施設全体と現在の亘理町の様子を視察。児童らは、復興への思いを新たにしました。

児童から寄せられた感想

*煙突から放射性物質が出ないようにしていること、タイヤの洗浄、大地震が起きた時のための避難場所など、工夫がたくさんあることを知り、驚きました。
*災害廃棄物は、運ばれてきてから何段階にもわたって処理していて、大変だなと思いました。また処理された災害廃棄物が再利用されることを初めて知りました。
*マスクをしていると中がとても熱くて、私は外そうとしました。でも皆さんは毎日こんな思いをしていることに気付き、やっぱり外すのをやめました。この仕事をしている勇気がすごいと思います。
*避難やぐらで久しぶりに亘理の海を見ることができて、良い気持ちになりました。いろいろと説明をしていただき、勉強になりました。
*今までの私は片付けられたがれきをどうするのかまで、考えていませんでした。この見学をきっかけに、自分にできることを精一杯やっていきたいと思います。

大林組はこれからも、復興後の未来を担う子どもたちに、より多くの学ぶ機会を提供してまいります。


09. 大人 2013年1月15日 21:17:22 : 7U53dyfylipRg : eo6SFKgffI
批判ばかりしてないで、実証実験の結果を見て有用なものは積極的に採用しないと、放射線は何時までたっても減らないと思うよ。  勿論、実験中に危険度の高い結果になるデータが出たら、即中止は当たり前。   つまり、賢く怖がらないと、反対のための反対と一般国民にみなされ、反原発は支持が得られない。   まして、感情的に反権力とか高邁な理論はこの手の運動には付き物なので、過激分子の参加だけは絶対に気をつけてくれよな。

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