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2012-12-03 原発はいますぐ廃止せよ
福島原子力事故調査報告書 平成24年6月20日
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/interim/index-j.html
255ページ 11.1 爆発原因の推定
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120620j0303.pdf
引用
原子炉建屋爆発の原因としては考えられることは、(1)可燃性液体の気化による爆発、(2)水蒸気爆発、(3)水素爆発が考えられる。しかし、以下に述べるとおり、爆発の原因は原子炉内の冷却水が失われ、燃料が露出したことによって発生した水素によるものが主体であると考えられる。
(1)可燃性液体の蒸気による爆発
原子炉建屋内に存在する可燃性液体としては、タービン油などの油類や検査用・塗装用の有機溶剤などが挙げられるが、有機溶剤は存在したとしても比較的少量であり、存在する可燃性液体の大部分は油である(例えば、原子炉再循環ポンプの制御用のM/Gセットで使用されている油)。油が爆発するには油が加熱されて蒸気となり、その蒸気と空気の混合気体が生じなければならない。
タービン油が蒸気となるには200℃程度に加熱される必要があるが、原子炉建屋内には格納容器内部を除きそれほど高温となる箇所はなく、可燃性液体の気化による爆発とは考えられない。
(2)水蒸気爆発
原子炉圧力容器内部では燃料被覆管(ジルコニウム)が溶融した可能性もあり、高温の溶融金属と水の接触は起こり得る。しかしながら、水蒸気爆発の場合には原子炉圧力容器及び格納容器が大きく破損するはずであるが、格納容器圧力などの動きは準静的であり、高温の溶融金属と水の接触による水蒸気爆発は発生していないと考えられる。
(3)水素爆発
水素の場合は約4〜74vol%(空気雰囲気)存在下で爆発を起こす。原子炉事故時には次の4つの水素の発生メカニズムが考えられる。
@水−ジルコニウム反応
A水の放射線分解(ヨウ素存在下で促進される)
B制御棒に内包するボロンカーバイドと水の反応
CPCV内の亜鉛メッキ,亜鉛塗料,アルミニウム材と水との反応
今回の事故では原子炉内の燃料が露出して燃料被覆管表面温度が1000℃以上の高温となった部位があると評価しており、@の原因を主体とする水素の他、燃料被覆管破損により放射性ヨウ素が炉水に溶けていること、原子炉や格納容器内が高温となっていることから、A〜Cを原因とする水素発生も定性的には起こり得るものと考えられる。
しかしながら、保守的な仮定をおいた評価を実施しても、Aは@より1〜2桁程度(事故初期の高い崩壊熱を仮定)小さく、Bは@の数分の一程度(炉内のボロンカーバイド全量が、単位モル数当たり最も多く水素を発生させる反応をしたと仮定)であり、Cは@の1桁程度(格納容器内に塗布されている全量が酸化するという仮定)小さい値となる。
なお、原子炉建屋最上階に設置されている使用済燃料プール由来の水素ガスについては、収納されていた燃料は冠水されており水−ジルコニウム反応が起きたとは考えられないこと、水の放射線分解も微量であることから原子炉建屋爆発の水素発生箇所とは考えられない。
以上のことから、福島第一1号機、3号機の原子炉建屋で発生した爆発は、当該号機で発生した水素による爆発であると考えられる。2号機、4号機で発生したとされた爆発については、1号機、3号機とは状況が異なるために詳細については以下に述べる。
中略
なお、他の号機と同様に炉心損傷に至ったものの、2号機で水素爆発が発生しなかった要因の一つに、原子炉建屋最上階のブローアウトパネルの開放が挙げられる。ブローアウトパネルの開放は1号機の水素爆発の衝撃で偶然発生したものと推定しているが、この開放により水素が建屋外に放出され、建屋内に滞留する水素が抑制された可能性は高いと考えられる。
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「本店、本店、大変です、大変です、たぶん水蒸気だと思います、爆発が起こりました」
「もう、水素爆発でいいんじゃないの、さっき保安院もテレビで言ってた」
「だれか水蒸気って言ってたが」
「官邸も水素爆発って言ってるから、歩調を合わせたほうがいいんじゃないの」
2号機屋上の穴から、水蒸気が噴出しております。
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まあ、東電も適当に水素爆発にして作文しているから、素人は何を言っても許される。
穴だけは見つけた。
あとは、ふたを見つけることだ。
「穴とふた」
それが今回の核爆発説の分かれ道だ。
*硬く考えるな、もっと柔らかく考えろ、最後は冗談ぐらいは理解しろ。
報告書を5時間も読むと疲れるのだ。
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