http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/145.html
Tweet |
http://www.labornetjp.org/news/2012/1130hokoku
11月30日(金)、地下鉄の「国会議事堂前」駅の改札を出ると大きな声がきこえてきた。歩道の暗がりには老若男女が行列をなしてシュプレヒコールしていた。プラカードを掲げる人、ぬいぐるみをかぶっている人、杖をついている90歳ぐらいの人、小さい女の子をつれた父親、さまざまな人々が目に入る。
官邸前にもっとも近い報道陣の場所は、選挙がはじまったせいかカメラマンの数は少なくて、そこに入り込んでビデオを撮りはじめる。
今夜はスピーチが多かった。未来の党をめぐって批判する女性、擁護する女性のスピーチ合戦で、早くも選挙戦のおもむき。浜松からきた盲目の白い杖をついた青年と福島からきた(?)若い女性のスピーチが印象に残った。7時すぎには都知事候補になった宇都宮けんじがきてスピーチした(写真下)。だいぶ板についてきた感じで、行列から声援が送られていた。
スピーチといえば、ベトナム戦争時代、カリフォルニア大学バークレー校で、侵入してきたパトカーを学生たちが包囲し、パトカーの屋根を舞台に一人ひとりがスピーチした事件は有名である。学生たちはパトカーの屋根には靴を脱いでのぼったという。---こういうモラルが大切なのだ。なかで23歳のマリオ・サビオが「我々は大学がつくる製品ではない。人間なんだ」というスピーチは出色だったという。ここから誰でも3分間自由にスピーチできるというフリースピーチ運動がはじまったとされる。
いま官邸前でも、人々が単に声を上げるだけでなく、てんでの思いを主張しはじめている。ここから新しい日本をつくる政治エネルギーが生まれてくる予感がする。
それにしても、毎回フクシマからきた行き場のない人々の切々と訴える言葉には胸うたれる。人間を人間と思わない政治の無策に憤りがこみ上げてくる。(木下昌明)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素29掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。