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みんなで語らない 甲状腺関係の話 そのC ヨーロッパとタスマニアでの甲状腺腫対策のヨウ素食品添加
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/141.html
投稿者 爺さん 日時 2012 年 12 月 01 日 20:25:46: pkMRoq8j2xu8g
 

ヨーロッパとタスマニアで行われた、甲状腺ゴイター対策の、食品への安定ヨウ素添加政策です。
チェルノブイリ事故以前からなされていましたが、事故後は強化されました。

細かなことには触れない超要約と参考文献リンクを載せます。
私は一切コメントしませんので、参考文献を参考に皆さんでご検討ください。

超要約

ヨーロッパは一部の海岸地域を除いてほとんどが、食品から摂取する安定ヨウ素が不足する土地柄だった。
風土病的に甲状腺結節やのう胞が、住民の30から60パーセントに見られる地域がたくさんあった。
チェルノブイリ事故以前から、その対策に、食品に安定ヨウ素を添加したりサプリを配布していた。これは、風土病的ゴイター(甲状腺腫)多発地域だけでなく、国家的になされた。

チェルノブイリ事故後1990年代にゴイター(甲状腺腫)が増加した。そこで、ほとんどの国が、安定ヨウ素の食品への添加量を以前の2倍ほどに増やした。ベラルーシもユニセフの援助の下にそうした。
ゴイター発生率は3パーセント以下の正常域に減少した。
悪性の甲状腺がんは減少した。

安定ヨウ素添加の結果かどうかは分からないが、時期的には、
橋本病は10万人に30人ほどから60人ほどへ、10万人当たり30人ほど増えた。
甲状腺機能亢進も同じくらい増加した。

ヨウ素の摂取量が増加することで甲状腺機能が悪化するかは、遺伝的検査を含めてかなり予測がつく。
橋本病は、おそらくは遺伝的素因が無ければ発症しない。
ヨーロッパ諸国は、10万人に30人橋本病が増し、同じく30人甲状腺機能亢進が増えるリスクよりも、30パーセントから60パーセントのゴイターが1から3パーセントに減る方を国家戦略としてとった。

日本は海草の摂取を止めると、数ヶ月で甲状腺と他の体組織の安定ヨウ素備蓄量がヨーロッパ並みの低水準になる。経験的には、原発事故が無くとも、ゴイター発生率が30から60パーセントの地域が多発すると予測される。

福島事故後、海草(安定ヨウ素)の摂取は最低限になるように世論誘導され洗脳された。

山下教授たちは、チェルノブイリと日本の安定ヨウ素摂取量を調べていた。
長崎は海産物が豊富なため、尿中の安定ヨウ素量は多い地域だった。
それと福島内陸部を比べること自体、無理があるかもしれない。
なのに、原発促進側だけでなく、反原発側も福島及び関東などフォールアウトに見舞われた地域の住民の尿中安定ヨウ素量を調べようとしない。
あらゆる場で、食品からの安定ヨウ素摂取の危険性が喧伝され、安定ヨウ素摂取が最低限になるように仕向けられている。
いまだ関東の大気中からヨウ素131と132が検出される状況で、それでいいのだろうか?

また、なぜ、この件について誰も一言も語らないのか?

参考文献
@Facts about Iodine and Autoimmune Thyroiditis.
http://www.optimox.com/pics/Iodine/IOD-22/IOD_22.htm

AGoitre studies in Tasmania. 16 Years' prophylaxis with iodine.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmd/articles/PMC2554322/

BDrug therapy of goiter. Iodine,thyroid hormones or combined therapy.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8147031

CThe effectiveness of a 40-year long iodine prophylaxis in endemic goitre region of Grobnic.Croatia.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16417153

DEffectiveness of the iodine prophylaxis model adopted in Poland.
http://cat.inist.fr/?aModele=afficheN&cpsidt=20381805

ETen-year follow-up of thyroid epidemiology in Slovenia after increase in salt iodization.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3195970/

FA programme of iodine supplementation using only iodised household salt is efficient-the case of Poland.
http://www.eje-online.org/content/144/4/331.short

GThe impact of iodine prophylaxis programme on thyroid gland morphology and function in children and adolescents from the Mazowieckie Voivodship.
http://lib.bioinfo.pl/pmid:12004140

HIncidence of Thyroid Diseases and Variation of Neonatal TSH Values-Influence of Iodine Content Correction?
http://www.tmg.org.rs/v290303e.htm

IIodine deficiency in populations exposed to radioactive iodine.
http://www.ceecis.org/iodine/04a_consequences/05_nuclear/ID%20and%20Chernobyl%20area.doc

JHashimoto's Thyroiditis:From Gene to the Disease.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3271310/

KTHE ELIMINATION OF IODINE DEFICIENCY.
http://www.ceeis.org/iodine.html

LThe Iodine Deficiency Elimination Program in Belarus.
http://www.ceeis.org/iodine/03_country/bel/Belarus_Rep_mission_02.pdf

MRisks of papillary and follicular thyroid cancer among immigrants to Sweden.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ijc.25867/full

NThe Effects of Iodine Deficiency in Pregnancy and Infancy.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1365-3016.2012.01275.x/full

OThyroid cancer in Denmark 1943-2008,before and after iodine supplementation.
長いリンクを書く気力なし。

PThe effect of nutritional habits and addictions on the incidence of thyroid carcinoma in the Olsztyn province of Poland.
http://www.endokrynologia.polska.viamedica.pl/en/abstrakt.phtml?id=42&indeks_art=583

QTHE EPIDEMIOLOGY OF THYROID CANCER IN THE CZECH REPUBLIC IN COMPARISON WITH OTHER COUNTRIES.
http://biomed.papers.upol.cz/corproof.php?tarkey=bio-000000-0460

RAssessment of goiter prevalence,iodine status and thyroid functions in school-age children of rural Yusufei district in eastern Turkey.
http://www.docstoc.com/docs/50698805/Assessment-of-goiter-prevalence-iodine-status-and-thyroid-functions

SUrinary Iodine Levels and Thyroid Diseases in Children; Comparison between Nagasaki and Chernobyl.
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131attach2.pdf

 

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コメント
 
01. 2012年12月01日 23:28:28 : 7uPtGleutM
甲状腺がんを増やしたいのでしょうかね。恐ろしいことだ。地獄は、この現世に在りか。

子供達が甲状腺に人工核種のヨウ素を貯めて嚢胞やがんになって苦しむ叫び声が聞こえないのでしょうか。

多くの被災者の苦しみの怨念が、汚染させようとしてる人たちに、因果として末代にまで祟らないといいけどね。


02. 2012年12月01日 23:38:36 : d1INYqu1to

都民の甲状腺エコー検査と血液検査

先日、都内のある病院で、うちの子どもたちの「甲状腺エコー検査」と「血液検査」を行いました。

そこで、甲状腺検査が今年5月以降保険適応外になっている説明をうけて驚きました。
厚生労働省は「過剰診療」と理由を付けて、東京での甲状腺エコー検査を保険適用外にしました。

甲状腺エコー検査では、大きいもので1.2ミリ〜1.8ミリの嚢胞が見られましたが、問題は無い範囲と医師に言われました。

血液検査では、気になる点がありました。

ひとりは、好中球が基準値より大きく下回り、リンパ球も若干下回りました。
もうひとりは、好中球が基準値より若干下回り、好酸球の値が590まで上昇しています。

医師の話によると現在、好酸球が多く好中球が少ない子がとても多く、問題を感じているそうです。
年齢が10才以下の子ども、そして年齢が低いほど変化が多くみられるようです。

◎好酸球について、この病院の検査では、昨年の12月頃までは「200」ぐらいの値の子どもが多かったが、その後数値が徐々に上がってきていて、最近では「500」ぐらいの値の子が多くなってきた。

◎好中球の数値が下がってきている。以前は検査した子どもの95%が基準値に収まっていたが、最近は25%〜30%しか基準値に収まらなくなっている。

普通の小児科医で診察してもらうと、基準値外とはいえ微妙な数値なので「問題ない」で済まされるかもしれませんが、基準値外の割合を見ると、異常に感じてしまいます。

どのぐらいの人数の子どものデータかは確認しませんでしたが、今回の検査を今年7月に予約した時に最短で11月と言われました。
現在は来年の4月まで予約が埋まっている状況ですので、そのことからも多くの子どもたちの受診データと思われます。

放射能健康被害を心配して受診される子どもの家庭では、飲食にも気を使っている方が多い。
原因について、医師は、吸っている東京の空気に疑いを持っていました。

2011年3月15日、東京都民は呼吸だけで3600ベクレルの内部被ばくをしています。
その後も、降下した放射性同位体の舞い上がりを吸入し被ばくを重ねています。

東京電力福島第一原子力発電所事故に係る大気浮遊塵中放射性物質の調査報告
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/12/60lcq100.htm

東京の話です。

( http://d.hatena.ne.jp/mogch/20121117/1353182384 )


03. 2012年12月03日 00:03:20 : Z7II3IFcno
世界の常識のはずのヨウ素剤配布が、日本では、ヨウ素剤は副作用あり毒物だから配布しないよだから。
何時までも為政者・担当役人の頭の中が安全神話の呪縛に縛られたままだから、どうにもならない最悪の選択をする。


05. 2012年12月03日 20:07:38 : IJpmvcPB6o
>>03さん
>世界の常識のはずのヨウ素剤配布が、日本では、ヨウ素剤は副作用あり毒物だから配布しないよだから。

某有名ブログでも、同じ理論を振りかざしてるバカがいた。
ああいう人は一体なんなんだろうね?
通常時だって、ガンにかかれば、副作用があっても抗ガン剤治療を受ける人が多いというのに。

被爆対策の薬(ヨウ素剤)には副作用があって、
「緊急時には何の防御手段が無い」という危険な設備ならば、
住民はその事実を知ってなおも、喜んで原発建設を推進したのかと思う。

そんな怖いもの、普通は推進しないよね。

・ヨウ素剤には副作用があるから配布しない。
・原発は「絶対」安全

全部嘘ばかりじゃん。
もういい加減にして欲しい。


06. 2012年12月03日 20:09:05 : IJpmvcPB6o
医学って何だよ?

そこに患者が、以前よりも明らかに多く発生してるんでしょ。
「なぜなのか?」って考えないのか?

フツーは、

「1人でも多く治したい」

と思って必死で原因解明をするモンじゃないの?

しかも、チェルノブイリという前例まである。
だったら類推して考えるのは普通でしょう。

チェルノブイリとは違う(被爆のせいでない)という断言は、
一体何を根拠に言っているのか?

過去の事例から、類推を効かせて予防に努めるからこそ、科学(医学)は価値がある。
ジェンナーは、まさにそうやって天然痘から人類を救った。
http://p.tl/fTZq

膨大な数の人体実験がなくては、何も出来ないのならば、
それはただの「無能な奴」じゃないのか?


07. 2012年12月04日 13:55:48 : YPff3uPeGo
The role of hereditary and environment factors in autoimmune thyroid diseases.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22735372

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