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「原発安全神話」から「放射能安心神話」へ。WHO「がんリスク予測」をトップで報じた朝日新聞 (秋場龍一)
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/866.html
投稿者 盗電マン 日時 2012 年 11 月 26 日 21:48:44: yhaeSuPnS16uo
 

「秋場龍一のねごと」ブログ
http://akiba1.blogspot.jp/2012/11/blog-post_26.html

「原発安全神話」から「放射能安心神話」へ。WHO「がんリスク予測」をトップで報じた朝日新聞


きのう25日、朝日新聞の1面トップに「福島のがんリスク、明らかな増加見えず WHO予測報告」(朝日新聞デジタル)という大きな見出しが躍った。

この記事をざっと読むと、一見、福島の原発事故による被ばくで、がんになる確率は非常にすくないような印象を与える。なにより、この「予測報告」をしたのがWHO(世界保健機関)という、まさに保健に関する世界的権威である。なにも知らない「善良なる市民」は、「これで安心」と胸をなでおろしたことだろう。

でも、ちょっと待ってほしい。このリポート、世界的権威によって創作というか捏造された「放射能安心神話」かもしれないのだから。

福島の原発事故があるまで、多くの市民は、原発は安全なものだと思い込まされていた。まさか原発が爆発して建屋が吹っ飛んだり、格納容器が壊れ放射性物質が大量放出されたり、核燃料などが溶け落ちてメルトダウンするなんて、この日本で起きるとは思わなかった。

なぜかといえば、そう「原発安全神話」が効いていたからだ。でも、福島の事故で、原発といっしょに「安全神話」も吹っ飛んでしまった。で、もう原発が安全なものだとは、さすがの嘘がうまい東電や原子力ムラも言えなくなった。

そこで新たに創作されたのが、じゃーん「放射能安心神話」である。

その「安心神話」の序章は、原発が爆発したとき、当時の官房長官枝野の「ただちに健康への影響はありません」である。

さらに次章では「100ミリシーベルト以下の被ばくの影響は観察されていない」という、山下俊一など御用学者のメッセージが繰り返される。

そして、ここにきてWHOの「がんリスク増加見えず」である。

これで「放射能安心神話」の完結といったところだろうか。でも、この神話、「三文小説」ならぬ「三文神話」なんだよね。

まず、「ただちに健康への影響はありません」は「ただし、時間がたてば甚大な影響があるかもしれません」が抜けている。

また、「100ミリシーベルト以下の被ばくの影響は観察されていない」は、広島・長崎の被ばく生存者追跡データを根拠としたものだけど、100ミリシーベルト以下でがん死リスク係数が突然ゼロになる閾値モデルは成立しないのだ。

現在、世界の専門家の主流は「放射線量に安全な量は存在せず」である。この被ばく量までなら安全という区切り、閾値など設定できない。つまり、いくら低線量であっても、被ばくすれば、がんリスクを負うということである。また、がんだけではなく、多くの疾患、症状なども報告されている。

そして、今回のWHO予測である。WHOというと、不偏不党の中立的な世界的組織というイメージがあるが、すくなくとも放射線被ばくに関しては、まったく不偏不党でも中立でもなく、ほぼ完全に原発推進派に偏重している。

その根拠は、WHOはIAEA(国際原子力機関)と1959年に「IAEAからの合意がないと原子力に関する健康問題に着手しない」という協定文書を交わしているからである。

よく知られているように、IAEAは原子力推進の世界的ロビー機関だ。そう、原子力ムラの大親分。そのボスがうんと言わないとWHOは放射線被ばくの健康被害に関してなにも言えないのである。

チェルノブイリ原発事故のWHOとIAEAの合同の被害調査(2005年)では、がんで死亡したのが4000人、甲状腺がんで亡くなった子供は9人とした。

これにたいして、ニューヨーク科学アカデミーは1986年の原発事故から2004年までの18年間の死亡者が100万人いることを証明している。

以上のように、WHOがIAEAに牛耳られていることは世界の常識だが、そのWHOの「予測」を朝日新聞が1面トップに批判もなく載せるのはいったいどういうことだろうか。しかも、こんな記事もある。

「100ミリシーベルト以下の低線量被曝の影響には不確かな要素があるため、原爆やチェルノブイリ原発事故などの知見を参考に、大まかな傾向を分析、予測した。」


「国連によると、チェルノブイリ原発事故の避難民の甲状腺被曝は平均490ミリシーベルト。子どもを中心に約6千人が甲状腺がんになった。ただし、甲状腺がんの治療成績は良く、死亡は十数人にとどまる。」


この記事には署名があった。大岩ゆり。たしか、以前にも当ブログにご登場願ったことがある。

ぼくのなかでは、朝日新聞の大岩さんと高橋真理子さんは札付きだ。

朝日は「社説」でも原発再稼働にかなり批判的だし、連載中の「プロメテウスの罠」「原発とメディア」は、ジャーナリズムとして良心的な仕事をしている。だが、放射線被ばくの健康被害に関しては疑問だらけだ。

とくに朝日新聞社が主催する「ドクタービジット」に中川恵一(東大准教授)を講師として派遣するのは、いったいどういう思惑があってのことなんだろう。

中川は、飯館中の生徒113人を前に「君たちの受けた放射線量は、中東や北欧の都市と比べても低い」と、さも放射線被害は起こらないかのように述べている。

放射線医学の専門家と称する者が、高線量被ばく地域の子供たちにこんな言辞を弄するのは、ぼくのなかでは犯罪行為である。

そして、そんな者を講師として派遣する朝日新聞は共同正犯であるということが、ぼくのなかでは成立する。

なぜ、朝日新聞は「放射能安心神話」に加担するのですか? 


(参考資料:朝日新聞11月25日朝刊)

http://akiba1.blogspot.jp/2012/11/blog-post_26.html  

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コメント
 
01. 2012年11月26日 23:17:54 : xSDqWS57c6
WHOは真に受けないほうがいいでしょう。
ECRRの見解は記事にならないのだろうか。
ま、新聞読まんので...

過去の経験によれば、
新聞というのは、以外に見解が統一されていないもんだという印象。
一紙のみくまなく読んでいると、
その不整合のせいで、かえって頭が混乱する。
新聞から距離を置くべき大きな理由と考える。


02. 2012年11月27日 00:07:22 : w18f1GkoJs
大体、福一と同じ事故はこれまで起きたことがない。また、原爆の時もチェルノブイリの時も相当情報が隠ぺいされる傾向があったのはすでに明らかだ。技術的、学問的にも今よりも遅れていたのは言うまでもない。

以上のようなことを考えれば、医学、科学的な知識は特になくても、あの「安全報道」が、どう考えても時期早尚、かついい加減なものだということは常識の範囲で判断できる。

朝日は読者を舐めてんのと違うか?


03. 2012年11月27日 00:09:48 : A5aV1BHulI
>ま、新聞読まんので...

って、ねっとオンリー自慢か?
新聞読まん奴はまわりに人との交流もないのが常。
人付きあい、新聞雑誌、読書趣味、自然の中に入ること。これが人の必要条件。

阿修羅みたいなネット情報なんか有害ですらあれ、無益と言っていいw


04. 2012年11月27日 00:44:34 : qjTaLKG1vM
中川恵一などは、何年後かに子供を失った親たちの怒りの矛先となって私的な制裁を受けるかもしれない。それほど軽率で無責任なデマを流し続けている。
将来の置かれる立場も覚悟の上で、命を張って御用デマを流し続けているのならある意味大したもんだが、多分その頃になると整形して偽名を使って逃げ回るんだろうね。今のうちにメディアに出まくって稼いでるのもその準備だろう。

でも決して逃げられないよ。今のうちにせいぜいアホ面晒しとけ。


05. 2012年11月27日 00:54:03 : Z7II3IFcno
今頃、やっと低線量被曝被害を容認したWHO、逆手にとって放射能安全デマの流布をする朝日マスゴミ。


06. 2012年11月27日 01:37:05 : xSDqWS57c6
人の必要条件、ね... その手は食わないよ。
ま、新聞紙もたまには買うけど。大掃除のときとかに (w

07. 2012年11月27日 06:59:32 : fiRbwC1UIU
新聞とテレビニュースの違い。新聞は生ゴミを包んで捨てることができる。このジョークは旧ソ連のジョーク。

08. 2012年11月27日 08:51:24 : Ozx50CpwtM
枝野の「ただちに影響はない」は、斑目原子力安全委員会委員長が「あれは晩発性の
ガンになるということ」と言ったので、まあいいのではないかとおもう。
パニックになりそうだったのだから、あれ以上はいえない。

しかし選挙前のこの時期WHOのこの発表は悪意があるとしかおもえない。朝日もどうよう。
だが、ガン死がではじめるには時間がかかる。そのころには忘れてしまうと思って
いるのだろう。

老人はもともとガン死が多い上、放射線の影響も少ないだろうから、被害がわかり
づらい。しかし、感受性が10倍ともいわれる子供は大変なことになる。WHOの
計算の根拠はICRPの数字だが、この数字自体一桁少ないと言う。それやこれやで
子供の将来のガン死は大変なことになる。

しかもガンは放射線被害のほんの一部だ。とくに遺伝障害(不妊、奇形児出産など)
は汚染地の子供のほとんどすべての人に出るだろう。


09. 2012年11月27日 09:40:01 : gdUKRPuV3U
> 世界的権威によって創作というか捏造された「放射能安心神話」

「神話」ではなく、「作り話」でしょう。 放射能は安全だという作り話。

いくら美化しても、誰も信じません。

マスコミは、「裸の王様」の衣服を作っているようなもので、新聞を読んだ人だけが王様はきれいな衣服を信じ、読まない人は、王様が裸である事を理解しているように感じています。


10. 2012年11月27日 10:22:38 : MmyJOnxtl6
>>09
私も常々感じていました。「安全神話だぁ?安全の大嘘じゃねえか」。
「神話」という言葉も駆逐したいですね。

11. 2012年11月27日 10:32:17 : CGK1QuuD2w
中川恵一准教授のトンデモ虚言、
「プルトニウムは重いので遠くまで飛ばない。原発の敷地内にとどまる。」

永遠に語り継がれると思っていたが、日本国民はもうすっかり忘れてしまったようだ。もう一度思い出してもらいたい。


12. 恵也 2012年11月27日 12:00:34 : cdRlA.6W79UEw : tafxGe9n2E
>> 甲状腺がんの治療成績は良く、死亡は十数人にとどまる

この話は怪しい。
たしかに甲状腺ガンの発生率は少ないけど、チェルノブイリ事故やX線照射
後に発生した甲状腺ガンには予後の悪い方が多いと言う記述があります。

逆にいえば放射能で甲状腺ガンになると治療しても治りが悪い場合が多いと
いう意味で、このことを原子力ムラの御用学者は無視しておられるようだ。

放射性ヨウ素が甲状腺に集まってダメージを与えても、ほかの所にも集まる
心配はあるし、医者風情に人体の集まる場所全部がわかってるわけじゃない。

また甲状腺だけを切り取ってホルモンを飲ませても、健康体に返ったわけじゃ
なく、別の病名で死んだ場合を無視した暴論でしょう。

ーーーーー引用開始ーーーーーー
チェルノブイリ原発事故後の甲状腺癌」は当てはまらないという但し書きを、
教授はなぜ無視したのでしょうか。

但し書きを無視し、たとえ福島原発事故の小児甲状腺がんであっても「予後
良好」だ……と聞く人に思わせたとすれば、詭計ではないでしょうか
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/264.html

>>01 新聞というのは、以外に見解が統一されていないもんだという印象。

俺もそう思う。
新聞社内の意思統一は以外に出来てない。
安部晋三がNHKの従軍慰安婦問題にイチャモンをつけて、放送を中止させた
事件でもNHK幹部内の意思統一はなかなか出来てません。

>>08 斑目原子力安全委員会委員長が「あれは晩発性のガンになるということ」

これも正確に言うとデマ。
「あれは晩発性のガンになる(人も少しいる)ということ」
被曝して用心すべき病気はガンよりも精神疾患や内分泌系疾患であり、ここで
取り上げるなら「あれは晩発性の内分泌系疾患になるということ」とするべき。

ガンは7年後に1.6倍くらい増える程度。
パ−セントでいうと対照者0.13%→被曝者0.23%に増える程度で無視できる。

しかし精神疾患は10倍、内分泌系疾患は18倍の10万人当たり6000人も病気にな
ってる。パーセントでいうと0.33%の予定が6%の人が病気になってるわけだ。
どうせ書くのならガンじゃなく、心配な精神疾患とか内分泌疾患を書け!

ーーーーー引用開始ーーーーーー
表5 ロシアのリクビダートルの罹病率(10)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9705.html


13. 2012年11月27日 15:49:30 : FQuprmjf0A
03さん

新聞屋さんですか。多くの森林資源を浪費しゴミを大量生産している業界ですか。

記事もチラシもゴミ発生の源、記者クラブという談合既得権の塊。


14. 2012年11月27日 21:48:55 : jTJLSGsx1g
WHOはIAEAから様々な制約を受けることを認めている。
これで、学問の自由は、保証されるのだろうか?

>世界保健機関(WHO)は、1959年5月28日、国際原子力機関(IAEA)との間に協定「WHA12-40」を締結しました。

この協定の主な内容は:

  国際原子力機関と世界保健機関は、提供された情報の守秘性を保つために、ある種の制限措置を取らざるを得ない場合があることを認める。

  IAEAとWHOの事務局長は、両者に関連のある全プロジェクトと全プログラムについて、相互に情報を交換することとする。

   WHOは、研究、その他全ての活動を含む国際的な保健衛生活動の推進、開発、支援、調整に取り組むWHOの権利を侵害することなく、全世界における原子力の平和利用の研究・開発・実用化を奨励、支援、調整するのは、主にIAEAの義務であることを認める。

   両者の一方が、他方にとって大いに重要性のある、あるいはその可能性がある分野でのプログラムに着手する際には毎回、前者は合意の上で課題を解決するために、後者の意見を求める。
http://independentwho.org/jp/who%E3%81%A8iaea%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%8D%94%E5%AE%9A/


15. 2012年11月28日 01:42:17 : Z7II3IFcno
トリックは、放射能の影響はヨウ素だけの問題に特化することで、他のセシウム・ストロンチウム・プルトニウムなど完全無視して結論に誘導する。

推進派の騙しの「まくら言葉」になりつつある。
8日の半減期で減るっていうのは確かに真実だ。それはばら撒かれた放射性物質、百幾十種の中のただ一つヨウ素だけの問題なのに。


16. 2012年11月28日 08:11:42 : wnq9RVvLCU

>8日の半減期で減るっていうのは確かに真実だ。

放射性ヨウ素による被曝の影響は終生抜けない。たとえヨウ素が減衰してしまっても
まったく安心できない。いつ甲状腺ガンがでるかもしれない。

ICRPが100ミリシーベルトの被曝で、0.5パーセントのガン死の増と
言っている。これでWHOは計算しているのだろう。これチェルノブイリのガン死
を4000人とIAEAとWHOがしたときと同じ論法だ。

-----ニューヨーク科学アカデミーは1986年の原発事故から2004年までの18年間の死亡者が100万人いることを証明している。

こういう数字をみるとWHOがペテン師であるとわかる。2004年から8年たって
いるのでさらにガン死は増えているだろう。ガン死の全貌は広島・長崎の被曝研究
でもわかるように30年、40年の後にもでてくる被曝によるガン死を見なければ
ならないからだ。しかもドキュメントを見るとこの米科学アカデミーの推計より
はるかに多くなりそうだ。


17. 2012年11月28日 09:03:09 : tk1gfE1hgc
IPPNWが、国連の報告書を批判しています。
以下はドイツのTazの記事の翻訳です。
労を取られた方に感謝して引用します。
老婆心ながら、Tazの記事を見られる方は、最初に黒い帳のような質問が出ますので、NEINをクリックしてください。JAをクリックすると購読手続きのウィンドウが開きます。NEINをクリックしても記事は読むことができます。

>原子力ロビーが作成した世界保健機関(WHO)の鑑定書
Atomlobby verfasst WHO-Gutachten

「恐ろしい過小評価だ」という声はWHOを厳しく糾弾する医師グループのたくさんの批判の一つに過ぎない。WHOが作成したフクシマの報告書は独立性もなく、科学的でもない、と彼らは語る。 Andreas Zumach報告

2012年11月6日TAZ紙
原文はこちら:http://www.taz.de/Fukushima-Folgen-heruntergespielt/!104996/

ジュネーブ:世界保健機関(WHO)の福島原発事故の被害の調査レポートは、表向きとは違ってどうやらまったく独立性がないらしい。この結論に達したのは、核・原発に反対する医師たちのグループIPPNW(核戦争防止国際医師会議)による分析だ。

それどころか、WHOの報告書作成に携わった30名の著者はいずれも、原発エネルギー促進側であるウィーンの国際原子力機関(IAEO)か、または政府付属機関である原子力委員会や放射線防護関係の官庁に勤めている人たちであることがわかった。ドイツからは連邦放射線防護庁のFlorian GeringとBrigitte Gerichがこの報告書作成に加わっている。

日本国民の放射線被害に関する「一時的な被爆量評価」は、その詳細な分析が非科学的なものであり、恐ろしい過小評価である、とこの医師団体は非難する。IPPNWはまた、「WHOはフクシマの原発事故の健康被害に関する医学的調査を大幅に拡大すべきだ」と要求する手紙をWHOの事務局長マーガレット・チャン博士宛に送った。(訳注:この手紙の和訳は次のリンクで見られます: http://www.fukushima-disaster.de/fileadmin/user_upload/pdf/japanisch/who_letter_chan2012_japanisch.pdf

この手紙の中で医師たちは、「独立した放射線疫学調査と、原発事故によりさまざまな原因から1ミリシーベルト以上の被爆をしたと予想される人々を包括する記録を即刻に作成すること」を要請している。

甲状腺がんの予防なし
それに対しWHOは報告書の中で、日本の官庁が測定した1〜50ミリシーベルトという被爆量を「微量」とよんでいる。これらの値は危険だと認められる限界値を下回っている、というのだ。IPPNWの派遣団は8月末に福島県を訪れたが、彼らは1時間あたり最高43ミリシーベルトまでの放射線量を測定した。被害のあった地域では甲状腺がんを予防するためのヨウ素剤も配布されなかった。

IPPNWはWHOに対し、将来の検査を「子供たちの甲状腺スクリーニングにだけに限定」しないことも要請している。それだけでなく、1986年のチェルノブイリ事故後に見られたように、奇形児の出生、死産、流産、その他発生し得る疫病に対しても調査を行うべきである、と。

公表されたものよりも黙殺されたものの方が多い
デュッセルドルフ大学病院の小児科医Axel Rosen氏によるWHO報告書のIPPNW分析では、こう書かれている。「フクシマの原発事故による放射線放出量、被爆量評価、考えられ得る健康被害に関し、これだけ明らかな情報がありながら、WHOの報告書は実際に公表しているものより黙殺しているものの方がはるかに多い」と。

専門家委員会が述べている想定の中には、「疑わしいか、あるいははっきりいってまったく間違っている」ものも少なくないという。この報告書は「フクシマの悲劇の結果をなるべく過少に評価しようとする試みであるかのように読むことができ、市民たちの放射線被爆を確定しようという真剣で科学的調査だとはとても思えない」と彼は語る。
http://donpuchi.blogspot.jp/2012/11/who.html

記事に引用されているAxel Rosen氏の論文はこちらです。ドイツ語で書かれています。
http://www.fukushima-disaster.de/fileadmin/user_upload/pdf/deutsch/ippnw_analyse_who_report_fukushima_140912.pdf


18. 2012年11月28日 09:18:30 : tk1gfE1hgc
>>17の翻訳に間違いを見つけました。
最後の方の、この一文
>「疑わしいか、あるいははっきりいってまったく間違っている」
「単に誤りではないけれど、問題になる」専門委員会の幾つかの前提になります。

19. 2012年11月28日 10:55:37 : NOOM7flMRw
>18
fragwurdich,wenn nicht sogar schlichtweg falsch

suspectable,even if not false at all だよね。


20. 2012年11月28日 17:45:17 : Jj5V0d2uc6
>>17にあるAxel Rosen氏の論文も翻訳されていました。
木下黄太氏のブログに掲載されています。

>小児科医のローゼン博士(IPPNW)「『WHOのフクシマ大災害リポート』の分析」正式な翻訳。前半。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3ccfb7926af4766c30bdf64398f8e09d

>小児科医のローゼン博士(IPPNW)「『WHOのフクシマ大災害リポート』の分析」正式な翻訳。後半。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/c5b47c1d4b3a1c6eb0eea55930bec789

>きのう掲載したものの、結論部分になります。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/c/28437a365885c2ef56b77f094706d3da


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