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原発再開派に最低の誠意を求める(2) 原発安全の証明(爆発編)
http://takedanet.com/2012/11/post_1cb8.html
平成24年11月23日 武田邦彦(中部大学)
選挙で原発再開を公約にしている党は、原発安全の証明については次の手順をもって明らかにしておく必要がある。特に、日本人らしい「誠意」をもとめる。誠意がなくて教育問題など論じてもムダである。
1) 日本の原発は今まで震度6以上の地震で100%破壊している、
2) 日本は10年で13回程度の震度6の地震が発生する、
3) 従って、福島原発も地震(津波が来る前)でどのぐらい破壊されたか明らかでない、
4) 福島原発は防潮堤は5.7メートルだったが、原子炉建屋の前に高さ40メートル以上の建物があり、津波自体は原子炉建屋に到達していない、
5) 従って、福島原発は「津波の運動量」で爆発したのではない、
6) 福島原発は(防潮堤の高さに関係なく)海水面が8メートル程度上がったら地下室が海水で埋没して爆発した、
7) 従って防潮堤を高くしても爆発は起こる、
8) 東海第二原発は防潮堤は高かったが、防潮堤に穴が空いていて、そこから海水が浸入して停電した。このことが他の原発で起こらないと証明できない、
9) 3号機の爆発は上空に爆風が上がっており、水素爆発では説明できない。原子炉建屋の下部で爆発が起こった原因が不明のまま、
10) 制御棒が入らずに臨界になる、冷却水が循環できなくて爆発する、という2つの危険以外の危険について整理されていない、
11) テロに対する防御が全くゼロで、特に制御室の破壊に対して無防備である、
12) 使用済み核燃料プールが危険な設計だという指摘が多い、
13) 地震学は進歩途上にあり、活断層などの予測は毎年変わっていく。現在の知見が正しいという証明が必要で、この証明ができたら地震学の研究は止めるべきである。
責任を感じ、誠意のある日本人なら、まず、最低でもこの程度のことについては証明が必要である。選挙の実施の前までに、「原発再開派」の党は必ず誠意を持って、証明してほしい。また爆発したら、日本経済は壊滅するし、大地震が予想される所に原発を作っているのは世界で日本だけだから。
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