つまり、国連科学委員会の分析・報告内容は、放射能犯罪者が提供したデータを根拠にしたものだから、「信用出来ない」ということ。

このことから、国連科学委員会はＩＡＥＡ（ＩＡＥＡ憲章第２条で「原子力推進」が役割であることを謳っている）などと同様に、国際原発マフィアの一機関である疑いが濃い。

�@　１９８６年から１９９０年かけて、ウクライナ政府によって除染作業員として登録されている人々の被曝線量はゼロから３．２シーベルトと非常に幅がある。その算術平均被曝線量は９０ミリシーベルト、幾何平均被曝線量は１２ミリシーベルトである。〈８６ページ〉

�A　順に種類、人数、平均被曝線量、メジアン被曝線量（単位はミリシーベルト）
〈８７ページ〉
軍人　　　　　　　　　　　218　 　76 　　54
除染作業員1986　　　　　　　99 　105 　　82
除染作業員1987　　　 　　　52 　　78 　　46
除染作業員1988 　　　　　　44 　　29 　　17
除染作業員1989 　　　　　　20 　　31 　　17
除染作業員1990 　　　　　　3 　　60 　　　24
物理学者　　　　　　　　　　35 　381 　　277
内務省職員　　　　　　　　　27 　203 　　173
Sent in official journey 　340 　70 　　　48
運転手　　　　　　　　　　　213　 64 　　　41

一目瞭然なことは、物理学者と内務省職員の被曝線量が非常に高いことだ。
メジアン値を見てもそれが分かる。
彼らは、自分の職業に使命感や責任感を持っていて、一身を捧げて、事態の収拾に向かったことが分かる。
翻って、日本の御用学者や政治家、官僚で、彼らほどに被曝した人は皆無だ。
言葉をいくら飾っても事実は、それと反対のことを伝えている。
いかに、腰抜けで無責任であるかが分かる。
心ある原発作業員がいなかったら、どうなっていたことだろう。
原発作業員には、感謝以外ない。

�B　チェルノブイリでは、急性被曝症の最も軽いグレード�T（弱い被曝、具体的には吐き気、嘔吐、下痢症状）を患った人の低い方の値は１００ミリシーベルトだ。
http://www.cairnsanaes.org/downloads-2/files/Belyi.pdf
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/653.html#c6

１９８７年から２０１０年までに急性被曝症グレード�Tの患者は他のグレード�Uと同数或いは、グレード�Vの患者より多く亡くなっている。〈１４９ページ〉

時間の経過と共に、その深刻さが変わらないことは銘記されるべきだ。

それでいてリクビダートルの被害は大変なことになった。彼らには勲章と生活保障（無料の治療、
住居の入居権、追加休暇、早期の年金支給といった法的な補償）などが与えられた。日本の原発
作業員にも相応の手当てをしなくてはならないだろう。また１００ミリ以上の被曝は
避けなければ被害は耐え難いものとなる。

国連科学委員会の分析・報告内容は「信用出来ない」というのは、今後の分析もさることながら、１００ミリ超の１７０人という数字である。

これまでの隠蔽、捏造などの前科から、東電の調査は、インチキ積算量であっても申告された数字を卓上集計した物だけや、余りにもひどい数値は隠蔽した物に過ぎないだろうから、線量計の測定値を誤魔化したり無視したりというデタラメな現場実態が伝わってきていることを考えれば、１７０人どころでないと考えられる。

原子力村が実施し発表しているデータを信じるに足る合理的な根拠はどこにもない。

2008年のジョセフ・ナイレポートを見れば、中国と日本の戦争は筋書き通りという事は見て取れるが、フクイチの筋書きは果たしてどんなものであろうか…