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(回答先: 大飯原発の活断層調査・・・否定できなければ止めるべき (政経徒然草) 投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 11 月 06 日 14:29:25)
活断層調査、専門家 割れる判断 時間短く不満の声
4日開かれた関西電力大飯原子力発電所(福井県)に関する原子力規制委員会の評価会合は、現地調査で見つかった断層を巡り議論が紛糾した。短時間の調査で結論を求める手法に不満も出ており、活断層で専門家の統一見解を得るのは難しいことを改めて浮き彫りにした。
活断層に関する判定は国内で唯一稼働している大飯原発の停止につながりかねない重い判断を伴う。問題となったのは、東洋大の渡辺満久教授が危険性を強調してきた「F―6断層」ではなく、2日の調査で新たに海岸付近で見つかった断層。専門家の見解は割れた。
今回は地震の主要4学会が推薦した専門家が現地調査した。判断には地質学や岩石学など様々な分野の知識が必要となる。調査にあたった産業技術総合研究所の重松紀生主任研究員は「地滑りの専門家も入れて判断すべきだ」と限界を認めた。
1日で原発の敷地内6カ所を回る調査手法への批判も上がり、立命館大の岡田篤正教授は「1〜2時間で結論を出せというのは私の能力を超える」と苦言を呈した。7日の再会合に出席する関電は活断層に慎重な見方を示す見通し。規制委による意見集約がさらに難航する可能性もある。
[きょうのことば]活断層の調査 誤差大きく年代推定に難しさ
▽…地層や岩盤に力が加わってできた裂け目(断層)が、過去に繰り返し動いたかどうかや、今後もずれると考えられるかどうかを調べる。活断層だとすれば、周辺では地震が発生する可能性が高く、地面に段差が生じる恐れもある。今のルールでは、活断層の上に原子力発電所の重要な施設を建設できないことになっている。
▽…地表に達した断層は、航空写真や地形の観察で見つけられることが多い。だが地下の断層は地面を掘ったり、掘削したりして探り当てるしかない。見つかった断層が活断層かどうかは、最近にずれ動いた形跡があるかで判断する。
▽…原発の耐震指針によると、12万〜13万年前以降に活動した断層を活断層と定義している。原子力規制委員会はこれを40万年前まで拡大する方針を示した。断層が活動した年代を決めるには、断層付近に含まれる化石から推定する手法や、断層部分の物質から出る微量の放射線を測定して決める方法などがある。いずれも誤差が大きく年代の推定は難しい。研究者によって評価が分かれることも多く活断層の判定を難しくしている。
[日経新聞11月5日朝刊P.]
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