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2012年11月04日 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
『東京電力の発表では、福島第一原発からはいまも毎日2億4千万ベクレルの放射性物質が放出されています。
出てないと言い張っていましたが、あれだけ壊れたのだから、出るに決まっている。
福島の人も、知らないうちに被曝しているかもしれない。
目に見えないのだから、恐ろしい話です。
我々のように年取った人間にはなんてことないけども、若い人は気をつけないといけません。
よその国がすごく心配しているというのに、日本では政府をはじめ、事実をすべて隠蔽して「もう大丈夫」という雰囲気を醸し出している。
これは非常に危ないと思います。
これも、すべては次の選挙で国民が判断することです。』
上記に取り上げたのは「週刊朝日」(11/9号)の独占インタビューにて「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が語った言葉である。
この「毎日2億4千万ベクレルもの放射性物質が放出され続けている」というコメントをみて「えっ!?」と驚いた方も少なくないであろうが、残念ながらこれは事実である。
「2億4千万ベクレル/日」という数字は東電が公式にコメントしたものであるにも拘らず、大手マスゴミ各社は示し合わせるかのようにダンマリを決め込んでいるのであるから、多くの方がこの事実を知らないのも無理もない話である。
情けないことに、この事実を報じているのは小生の知る限りでは、以下に取り上げた「しんぶん赤旗」ぐらいなものであり、赤旗にしてもこの切り抜き記事程度の取り扱いに過ぎないのが、日本のマスコミ報道の実情である。
改めて日本が”報道管制”の行き渡った、立派な「情報統制国家」であることがわかろうというものである。
日本が国民に広く情報開示するオープンな民主主義国家だと信じている方がいるなら、今からでもその考えを改めた方がよいであろう。
で、小沢代表や赤旗記事にて述べられている放射性物質の拡散量であるが、”嘘つき”東電のことであるから、真相は「2億4千万ベクレル/日」というレベルでは納まっていないと考えておいた方がよいであろう。
改めて言わせていただくが、フクシマ原発は依然として24時間休むことなくこれだけの放射性物質を大気中に放出しているのである。
これに加え、むき出し状態となった核燃料を冷却するべく大量に使用されている水が「高濃度汚染水」となって、地中や海水中に大量に”不法投棄”され続けているのである。
この放射性物質の拡散が止まらない限り、いくら「除染」などしてもただの”気休め””イタチゴッコ”である。
更には、土壌や河川・海に汚染物質が堆積することによって農作物や水産物の”汚染””凝縮”が進み、時間と共に放射能汚染が深刻化することは自明であろう。
そんな実情であるにも拘らず、政府や福島県はまるで事故が収束したかのような嘘を並び立て、フクシマ原発から住人を遠ざけるどころかこれを呼び戻さんとしているのである。
高齢者ならいざしらず、放射線に対して感受性の高いこどもや若い女性をも平気で被曝させる行為は、人の道に外れた行為と断じてよいであろう。
(この件については様々な意見があることは承知しているが、本ブログではハッキリと”狂気”に満ちた行為であると言わせていただく。)
小沢代表が「よその国がすごく心配しているというのに、日本では政府をはじめ、事実をすべて隠蔽して『もう大丈夫』という雰囲気を醸し出している。これは非常に危ないと思います。」とコメントしているが、まさにその通りであろう。
大手マスゴミらがフクシマ原発事故に関する報道を一切と言っていい程おこなわずに国民を”油断””思考停止”させ、『もう大丈夫』という雰囲気を醸成することこそが国家権力の悪しき思惑である。
即ち、「マスゴミが沈黙し、国家権力が国民を騙す」という構図である。
もう少し厳密に言うと、大手マスゴミや地元の新聞・メディアは「不都合な真実」には沈黙をもって対処する一方で、被災地の「美談」「絆(きずな)物語」の喧伝には極めて積極的であり、『もう大丈夫』という雰囲気醸成に大いに加担しているのが実情である。
このままでは今後、フクシマ原発周辺住民の健康被害が顕在化するのも時間の問題であるが、その点についてはチェルノブイリ原発事故時において、旧ソ連が事故後5年目以降に死者が急増した原因を「ストレスによるもの」として「被曝死」を一切認めなかった先例に倣って、日本政府も動きはじめている模様である。
以下の2つ目の朝日新聞記事にあるように、米のストレス学会にて「フクシマでは放射線被曝による死者は1人もいないキャンペーン」が発動されているのである。
即ち、今後、フクシマ由来の放射線による健康被害にて多数の死者が出たとしても「すべて精神的ストレスのせい」とされるのである。
まさに「チェルノブイリの悪夢が再び」である。
兎にも角にも、”売国宰相”野田佳彦による”お笑い収束宣言”とは裏腹に、フクシマ原発はこうやって話している間にも放射性物質を撒き散らし続け、日本列島は勿論、世界中を汚染し続けていることをお忘れなきよう願いたい。
(転載開始)
◆福島第1原発 放射性セシウム 毎時1千万ベクレル
2012年9月25日 しんぶん赤旗
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/7c/5546e6be4a243b533c2606eb389823eb.jpg
◆福島住民も東電社員も苦しんだ…米のストレス学会で発表
2012年11月3日14時46分 朝日新聞
【ロサンゼルス=藤えりか】東京電力福島第一原発の事故で、住民らの2割以上が悪夢を見るなどの後遺症に陥り、現場で働く東電社員も嫌がらせや中傷に苦しんだ――。
日本の精神医学者らが1日、米ロサンゼルスで開かれた国際トラウマティック・ストレス学会で発表し、世界の参加者の関心を集めた。
「福島の子供の21.5%が危険な心の状態にあり、(16歳以上の)大人は21.3%が心的外傷後ストレス反応に陥っている」。
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の鈴木友理子室長は、自らも携わった、福島県による今年1月の住民調査について報告。
大人の心的外傷後ストレス反応の割合は、9.11同時多発テロ後に世界貿易センターで復旧にあたった作業員らを上回る、とも語った。
福島の原発で働く東電社員に聞き取り調査をした防衛医科大の重村淳講師は13%が中傷や差別的行為を受けたと発表。
結果、25%が神経過敏になったり、現場に行きたがらなくなったりする心的外傷後ストレス反応を示し、43%が不安やイライラを感じる要注意の健康状態となったと説明した。
◆「ビッグパレットふくしま」1年7カ月ぶり全館再開
2012年11月2日 福島民友ニュース
郡山市のビッグパレットふくしまは1日、改修中だった4階プレゼンテーションルームなどの貸し出しを再開、県内最大の複合コンベンション施設は東日本大震災から約1年7カ月で全館復旧を迎えた。斎藤弘子館長は「復興のシンボルとして広く活用してほしい」と期待を込めた。
同館は震災で展示ホールの天井の一部が落下したほか、間仕切りがゆがむなどの被害を受けた。原発事故直後から昨年8月末まで富岡町や川内村の住民ら最大約2500人が避難した県内最大級の避難所として、生活を支えた。
今年2月から県の補正予算約13億円を確保して改修に着工。6月に施設内最大の展示スペースを有する多目的展示ホールが再オープン、7月には1階のコンベンションホールと3階の中、小会議室が再開した。
同施設によると、再オープン後、展示系と会議系を含めて259件、19万1722人が利用している。
(転載終了)
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