07. taked4700 2012年11月02日 00:22:26
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-26/2012102601_01_1.html 高汚染水 建屋で被ばく元作業員、東電などを告発へ 福島第1原発 東京電力福島第1原子力発電所事故の緊急作業についていた元作業員が、年間被ばく限度線量を超えないよう必要な措置をとらなかったのは労働安全衛生法などに違反するとして、東電と作業を請けおった関電工を労働基準監督署に告発(申告)する準備を進めています。同原発事故の被ばく問題で、作業関係者が東電などを告発するのは初めてです。(山本眞直) (写真)たまり水被ばく後も全国の原発で定期検査などについていた男性 告発する元作業員はいわき市の東電関連会社(2次下請け)に所属していた男性(46)。2011年3月24日の3号機原子炉タービン建屋地下に電源ケーブルを敷設する緊急作業などで20ミリシーベルトを被ばくしました。
緊急作業は東電が発注し、関電工が元請けとなり現場作業を指揮しました。高濃度の汚染水にくるぶしまでつかっての作業では、3人の作業員らが最大200ミリシーベルトを被ばくしました。 男性は、たまり水の危険性を察知、作業を拒否したものの現場にとどまりました。 関電工は現場の放射線測定、汚染水の状況を確認せずに作業を開始し、線量計の警報音を無視して作業を継続させました。同時刻に作業を予定していた別チームは現場の空間線量を毎時400ミリシーベルトと測定し、作業員を撤収させています。 弁護団は、東電と関電工の作業命令は、男性ら作業員に対し1年間の被ばく限度を容易に超える被ばくを生じさせうるものであると指摘。両社は労働安全衛生法及び電離放射線障害防止規則に違反するとして、(1)罰則の適用(2)線量管理の徹底や放射線防護策の充実など―適切な措置を求めるとしています。 元作業員の男性は「作業員に被ばくだけを押し付け、危険手当もピンはねしたあげく使い捨てするやり方は原発の廃炉作業にとっても見過ごせない。東電や元請けに責任を取らせたい」と話しています。 “被ばく避けられたのに” 2011年3月24日 福島第1原発3号機 「なんでここに…」 「炉心水だ」 (写真)東電福島第1原発3号機のタービン建屋でのたまり水被ばく当時の状況を図で示す元作業員=24日、福島県
(写真)たまり水被ばく事件直後、いわき市小名浜から同市内の国道沿いに移転した関電工いわき事務所 「死と隣り合わせの戦場さながらの原発に送り込まれ、ずさんな放射線管理で浴びてはならない放射線被ばくを強いられた」。東京電力福島第1原発事故で緊急作業に動員された元作業員の男性(46)による東電、関電工の告発は、最大200ミリシーベルトに及ぶ高線量被ばくとなった原子炉タービン建屋たまり水事件の真相に迫るものです。 「なんでここに水があるんだ」「生暖かいな」「炉心水だ」―。 2011年3月24日午前。東電福島第1原発3号機のタービン建屋地下入り口。この日、男性は元請けの関電工社員2人、1次下請けのK電設従業員1人と男性の所属する2次下請け会社の同僚2人の計6人でタービン建屋地下の配電盤に電源ケーブルを敷設する作業につきました。 危険承知で 作業前の打ち合わせで放射線管理員から受けた説明は「少々線量が高いが作業に支障をきたす状況ではない」。しかし現場で作業開始して数分もたたないうちに20ミリシーベルトに設定しておいた線量計の警報音が次々になりだしたのです。 電源喪失のタービン建屋地下は真っ暗闇。ヘッドランプの光でわずかに浮かび上がるのは、あるはずもない汚染水と不気味に立ち上る湯気。 男性は「原発でたまり水に触れることは100%ご法度だ。これは常識だ。関電工は危険を承知で作業を継続したとしか考えられない」といいます。 ケーブル敷設作業で「たまり水」に入ったのは1回だけとされています。男性によれば関電工の監督役の社員は鳴り響く警報音を「誤作動もある」と無視。同監督の指揮で作業チームは(1)地下の配電盤の位置確認(2)ケーブルの接続(3)通電確認(4)不安定なケーブルの固定(5)接続の最終確認―と合わせて5回入ったといいます。 男性と同僚作業員は「ふざけるな」との思いから地下への立ち入りを拒否。柱の影に身を隠しましたが、被ばくは避けられなかったといいます。 この間、現場に近づいた別の作業チームは、現場の放射線量を測定、毎時400ミリシーベルトを確認し、「退避だ」と叫び、即座に撤収しました。 当時、原発構内では、1号機、2号機、3号機の水素爆発と原子炉のメルトダウン(炉心溶融)などで放射線に汚染された建屋のがれきが散乱。いたるところで数百ミリから1千ミリシーベルトと滞在するだけで死に至るほどの高線量に汚染されています。 「使い捨て」 被ばく線量が高まった男性は、福島第1原発での作業を外され、広野火力発電所、東電柏崎刈羽原発、福井県の敦賀原発、青森県六ケ所村の核燃料再処理施設などを「たらい回し」にされました。 男性は、5歳児を子育て中で、「いわきに帰ってほしい」と妻が強く希望していることもあり県内勤務を会社に申し出ましたが「仕事先がない」と事実上、解雇されました。今、いわき市周辺の除染作業で生計をつないでいます。男性はこみあげる思いを抑え込むように語りました。 「心配していた通り被ばく線量が高くなり、会社は『仕事先がない』と使い捨てに出た。東電や関電工が現場の安全管理をまともにしていれば被ばくは避けられた」 *******************************
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5170954.html 原発作業員が訴える“違法な安全管理” 東京電力の社員は撤退したのになぜ雇われた自分たちには撤退の指示がなかったのか?福島第一原発の事故直後、高い放射線量の中で作業にあたった作業員の1人が会見し、労働安全衛生法に違反する違法な作業だったと訴えました。 この映像が撮られた翌日の3月24日。事故から2週間がたっていましたが、爆発や火災が相次いだ現場では高い放射線との戦いが続いていました。そして・・・ 「協力企業の作業員3名に約170ミリシーベルト以上の線量を確認。うち2名は両足の皮膚に汚染を確認したため、現在病院に搬送中」(東京電力の会見、去年3月24日) 3号機のタービン建屋の地下で電源ケーブルを敷設する作業をしていた作業員3人が極めて高い放射性物質を含む「汚染水」に足をつけ、被ばくしたのです。 3人は病院に運ばれ、最大で238ミリシーベルトの被ばくをしたことが明らかになりました。このときに被ばくした3人とともに、現場で作業にあたっていた男性が、1日、事故後初めてカメラの前に立ちました。 「(当時の状況は) やばいやばいという感じ。崩れてくるんじゃないかとか、中で爆発が起きるんじゃないかとか」(3人とともに作業をしていた男性) 男性によりますと当時、東京電力の社員による作業班も近くにいましたが、3号機の地下で毎時400ミリシーベルトという高い放射線量を計測したため、現場から撤退したといいます。しかし、男性の作業班には撤退の指示がなく、危険を感じた男性は汚染水につかる作業は拒否。それでも11ミリシーベルトを超す被ばくをしました。 「東電の社員の方は『とんでもない線量がある。400ミリシーベルト(毎時)を超えている』と。もう一声でチームのリーダーが 『撤収』という形で足早にその場を立ち去った。(私たちの班は)言ってることに聞く耳を持たず、そのまま作業は継続されました」(高線量被ばくした3人と作業をしていた男性) 男性は、関電工が「被ばくを最小限に抑えるような措置をせず、安全管理を怠っていた」として労働安全衛生法違反で告発するよう福島県の労働基準監督署に申し立てました。また東京電力に対しても、福島第一原発で働く全ての労働者の安全対策を徹底させるよう求めました。 「危険作業はルールを守ってやらないと、これからの人も大変なことになる。私ら、いちばん下の末端の人たちはなかなか口を大きく開けて、問題を言うことができないので、これを機会に下の人間がモノを言えて、安全に仕事ができるようになればいい」(高線量被ばくした3人と作業をしていた男性) (01日16:28) ************************** http://jp.wsj.com/Japan/node_540285 東電と関電工を告発=たまり水被ばくで福島の男性 2012年 11月 1日 18:36 JST 東京電力福島第1原発事故の復旧作業中、汚染されたたまり水で作業員が被ばくした問題で、現場近くにいた福島県いわき市の男性(46)が1日までに、安全管理を怠ったとして、労働安全衛生法違反容疑で東京電力と関電工を富岡労働基準監督署に告発した。 男性は関電工の二次下請け会社に勤務していた昨年3月24日、関電工社員ら計6人で3号機のタービン建屋地下に入り、電源ケーブルを設置する作業を命じられた。 男性はたまり水が汚染されていると感じ、指示を断って40分ほど近くにいたが、作業に当たった3人のうち2人が緊急搬送された。 [時事通信社] **************************** http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/TI20091892.html 被ばく措置取らず…福島第一元作業員が告発 福島第一原発の事故直後の去年3月、緊急作業を請け負った「関電工」が被ばくを抑えるための必要な措置を取らなかったのは労働安全衛生法違反にあたるとして、関電工の指示の下、現場で作業にあたった46歳の元作業員の男性が、福島県の富岡労働基準監督署に告発した。 男性は、3号機のタービン建屋の地下で作業を行ったが、線量計が高い値を計測して他の作業班が撤退したのに、関電工の作業班は作業を止めなかったとしている。 また、男性は、「東京電力」についても、労働災害を防ぐ措置を取らなかったとして、労基署に安全管理の徹底などを求める申し立てをした。(11/01 18:39) ******************
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