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2012年10月26日 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
世間は石原慎太郎バカ都知事による新党結成報道に沸き、プロ野球のドラフト会議の結果に一喜一憂して実にお目出度い限りである。
仕事から帰宅途中の電車の中、そして街行く人々の顔はどこか冷めた表情を漂わせながらも、どうでもいいような当たり障りのない記事・ニュースには反応する一方で、深刻な出来事・話題には敢えて目を閉じ、耳を塞いで、すっかり「思考停止」していると改めて感じる次第である。
明るい未来の見えない現状、「思考停止」することで心が楽になる故、そのような習慣が身につくのは至極当然であり、誰も責められないであろう。
しかし、そうしている間にも、”暴力装置”たる「国家権力」の横暴さは日に日に増長する一方であり、見て見ぬフリをする間に事態はドンドン悪い方向に進んでいるのである。
その”暴力性”はもはや取り繕われることもなく、”むき出し”状態と言ってよいであろう。
随分と悲観的な前置きになったが、福島第1原発事故に纏わる直近のニュースを見渡すと、”トンでもない”出来事が目白押しである。
以下にそのいくつかを取り上げているが、その「タイトル」と「記事元」を確認してみて欲しい。
そう、いずれもがプロ野球の「くじ引き劇」や耄碌した老人の「政治遊び」より重大な内容であるにも拘らず、”地方ローカル記事扱い”なのである。
この事実が意味するところは、本ブログにて何度もコメントしている「情報の閉鎖性」「情報統治」であり「報道の偏向性」である。
まず、1つ目の記事にある長野県における放射能汚染汚泥焼却灰問題であるが、県外の産廃処理業者を通じて、道路などのアスファルトの下に敷く人工骨材として再利用するというトンでもない話である。
何がトンでもないかと言うと、風評被害を防止するためとして、放射能汚染汚泥焼却灰処理の委託先を非公開としている点である。
即ち、「何の説明もせずに黙って県外に汚染物質を拡散させる」という身勝手極まりない行為だということである。
県の生活排水課の担当者が「やっと引取先の目処が立ってホッと胸をなでおろしている」と話しているというのであるから、これは「自分たちさえよければ他人はどうでもよい」という”むき出し”のエゴ以外の何ものでもない話である。
いくら何でも”むき出し”過ぎるというレベルの話である。
そして次に取り上げたのが東京新聞による記事であるが、”原発マフィア”佐藤雄平知事と山下俊一らによる”非人道的行為”がまた一つ明らかになった記事内容である。
具体的には、福島県のこどもたちに対し、内部被曝を把握するための尿検査が”意図的”に実施されていないというものである。
即ち、真相を明るみにしないための”情報隠蔽工作”である。
佐藤雄平・山下俊一らの「低線量被曝人体実験」をこのまま放置すれば、やがて多くの福島県民が健康被害に苦しむことは想像に難くなく、これから数年後に我々は”地獄絵”を目にすることであろう。
そして最後に取り上げたのが福島県のみならず、その近県である山梨県や埼玉県でも着実に動植物の「放射能汚染」が深刻化していることを如実に表す記事内容である。
これらの食材の汚染に関する報道は、検出のし易さゆえ、どうしても「放射性セシウム」に基づく評価になってしまうが、そこにはより毒性の強い「ストロンチウム」や「プルトニウム」による汚染の問題が同居していることを忘れてはならないであろう。
フクシマ原発事故が収束することなく、延々と放射性物質を撒き散らし続ける現状、日が経つにつれ、人々の記憶とは逆に、動植物の汚染は今後、深刻さは増すばかりであろう。
我々の暮らすニッポンが着実に蝕まれていることを、今一度一人ひとりが「思考停止」せず真剣に考えることが何よりも肝要である。
(転載開始)
◆処理委託 人工骨材で再利用へ /長野
2012年10月25日 毎日新聞 地方版
県内各地で放射性セシウムを含む汚泥焼却灰が保管状態になっている問題で、県は年内にも、県有2施設に保管中の焼却灰計294・9トンの搬出を始める。県外の産業廃棄物処理業者に月20トンのペースで処理を委託し、道路などのアスファルトの下に敷く人工骨材として再利用する。
県生活排水課によると、県は7月末、処理業者に焼却灰約18トンを試験処理委託した。その結果、骨材になってからの放射能濃度が国の安全基準を下回ることが分かり、処理委託が決まったという。委託先は風評被害防止のため非公開。排水課は「やっと保管解消につながり胸をなでおろしている」と話した。
県有2施設は、千曲川流域下水道下流処理区終末処理場と同上流処理区終末処理場で、11年5月から焼却灰の場内保管を開始。その後、上流では同年8月以降、下流では同年10月以降、放射性物質濃度が下がったためセメント工場への搬出を再開した。しかし、工場への搬出再開前の焼却灰は搬出できず、セシウムを1キロ当たり150〜3000ベクレル含む焼却灰が2施設に計294・9トン(9月14日現在)保管されていた。
県内では長野、上田両市や飯綱町など6市町にある施設でも焼却灰の保管が続いており、県は「各市町とも処理のめどが立ちつつある」という。
【渡辺諒】
◆福島県 子どもの放射能 尿検査せず 秘密裏に「困難」結論?
2012年10月25日 東京新聞
福島原発事故を受けた県民健康管理調査で、子どもの内部被ばくを把握できる尿検査が行われていない。専門家でつくる公開の検討委員会でも検査の是非がほとんど議論されてこなかった。ところが今月に入り事前の「秘密会」の開催が公となり、尿検査をめぐる議論の不透明さも判明。検査を求めてきた保護者らは不信を募らせている。
(中山洋子、林啓太)
【こちらは記事の前文です】
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a9/c78687373e81fb7df74e275138a39cda.jpg
「やまなか けんじさんのフォトアルバム」より
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=297414330364756&set=a.210184885754368.38612.100002885756282&type=1
◆放射性セシウム 鳴沢のキノコ基準超す
県産食品初、村に出荷自粛要請
2012年10月24日(水) 山梨日日新聞
山梨県は23日、鳴沢村内で採取した野生キノコ2検体から、国が定めた一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。食品の放射性セシウムの新基準値が適用された4月以降、県の検査で、基準値を超えたケースは初めて。県は鳴沢村に対し、同村内で採取された野生キノコの出荷などを自粛するよう要請した。同村産のキノコが販売できなくなる農産物販売所などからは「経営の痛手になるのは必至」との声が上がっている。
県林業振興課によると、19日までに鳴沢、富士川、南部の3町村で野生キノコ6検体 …
(… 続きは山梨日日新聞紙面または山日携帯サイトでご覧ください。)
◆秩父のシカ肉から800ベクレル超のセシウム検出 県が出荷自粛要請
2012年10月24日(水) 埼玉新聞
県は23日、秩父市浦山で21日に捕獲された野生のニホンジカ(雌)の肉から、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大きく上回る820ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。野生動物で基準値を超えたのは県内で初めて。県はニホンジカの食肉を取り扱う業者に対し、県下全域で出荷・販売の自粛要請をするほか、近隣市町村を通じて住民に肉を食べないよう注意喚起を行う。
県は福島第1原発事故を受けて、狩猟期が始まる11月15日までをめどに、県猟友会や秩父市などと協力して野生動物(イノシシ、ニホンジカ)の放射性物質検査を実施している。本年度はこれまで10検体(8月29日〜9月30日に捕獲)を調べたが、イノシシは34ベクレル、ニホンジカは22ベクレルが最高値だった。今回の820ベクレルは突出して高い。
県自然環境課は「文部科学省の航空機モニタリング調査では、捕獲された場所の周辺は比較的放射線の沈着量が高い場所。落ち葉などを継続的に捕食したことで、体内にセシウムが蓄積されて高濃度になったのではないか」とみている。
同課によると、県内で捕獲されるニホンジカは、有害鳥獣捕獲と狩猟を合わせて年間約1500頭。本年度は有害鳥獣捕獲の一部が食肉として使われた可能性もあるという。県は今後も野生動物の肉について検査を実施する。
他県では、岩手県陸前高田市で8月に捕獲された野生のニホンジカの肉から、584ベクレルのセシウムが検出されている。
(転載終了)
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