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下地先生が語る、政府がガレキ広域処理を強引に進める理由
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2012-10-23(19:16) 放射能メモ
インタビューの要約です。
岩上:
がれき広域処理というのは、何のために必要だったのでしょうか?
僕はそもそもスタート点から謎だと、どうして、やろうとしているのか意味がわからない。
未だに合点がいかない、どうしてでしょう。
下地:
低レベル放射性廃棄物の出口政策の糸口だと思っている。
今関東の一般ごみの焼却灰とか下水汚泥とか、どう処理するか困っている。
関東のゴミを東北に埋めるのは今止まっている。それをどうにかしないといけない。
できるだけそれをコストをかけずに、原子力ムラ人たちのコストにせずに、環境汚染を通じて僕らに負担してもらうような処理の仕方をしたいのだろう。
廃棄物問題は利害がぶつかり合って難しい、これを突破するために何が使えるかと言ったら、絆なんです。
情に訴えて緩い基準での処理を既成事実にしてしまう。
それと同じ基準だから、安全だよと次に繋ぐ。
岩上:
これは本丸ではない、後々、福島や関東の環境の中で濃縮された放射性物質を含んだ汚泥であるとか、その他の廃棄物をどう処理するかの突破口にしようとしている。と推論されているわけですね、
下地:
厳重に管理するとなると、トンデモないコストになります。
燃やして減量しないといけないとしたら、燃やすときの焼却炉のフィルター系の投資とかすごいものが必要になります。
コストの問題で、減量ができないけど乾燥だけで、やるかもしれない。
そのコストを原子力産業で負担するよりは、みんなで負担してもらう。
とりあえず、あまり気にしないで埋めてしまおう。燃やしてしまおう。
放射能が出てきて、健康被害が発生する分には、僕らが体で払うものなので、原子力産業のコストにはならない。
今までやってきたことにちょっとだけ放射能が付いた、というノリで処理したい。と考えているのでは。
環境省は全体としてどう処理をしていきたいというビジョンを持っていない。
濃度の基準を作ってそれに見合う形ならば、どれだけの量を処理してもいいと環境省が言っている。
彼らは、8000ベクレルの物を埋めて土を被せてたら、その上にいても、一年間に10マイクロシーベルトくらいしか浴びない。
そこから環境中に流れだすことなどは、意図的に考えていない。
岩上:
彼らがつまらないロジックで守ろうとしているのは、原子力ムラの利権。
その処理をコスト展開してしまうと、原子力というのはとてつもなく高いということになって、見合わないという話になる。
コスト低減して見せるために、そうした別の話に転嫁している。
下地:
普通に処分場に埋めれれば、コストは今までと変わらない。
それで済まされると放射能循環社会となる。
処分場に埋めたら、それは環境に出てきて、僕らの摂取するものに入ってきて、それはまた廃棄物となって処分場に行き循環する。
濃度が濃い放射性物質は、保管する形にしないといけないが、それをしない。
岩上:
何故、広域処理なのかの仮説。
全国各地にばら撒くことによって、バックグランドを上げるのではないか。
放射能汚染が高いところで、健康被害が出ていることがわかると困るので、日本中の汚染のバックグランドを上げて、みんなが被ばくする状態にしたいのではないか。
それについてはどう思いますか?
下地:
あるのかもしれないが、環境省は20年後とか30年後とかまじめに考えていない印象が強い。
目先の原発を再稼働するため、という動機のほうが強いという気がする。
口先だけの原発ゼロとか言っているが、当面動かすことができれば、10年後どうするかというのは、その時にねじくれた議論をやればいいと思っているのではないか。
当面動かすためにどうするかというときに、避難させないとか、生産を続けされるとか、今までと同じゴミの処理とか、事故の影響をできるだけ大きく見せないようにしたい、のではない。
何かをまじめにやれば、今回の事故は許容できない事故だとわかってしまう。
だから、3.11以前と同じことを続けさせてようとしている。
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