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放射線と被曝の教室(9) 国の食品安全の科学的な誤り−1
http://takedanet.com/2012/10/post_c387.html
平成24年10月21日 武田邦彦(中部大学)
日本政府が広報を通じて「被曝と食品安全」のビデオを流していることを読者の方からの情報で知りました。早速、見てみたところ、現在の食品安全基準が「法令に違反している」ということを隠して「安全だ」と間違いを一所懸命に言っていることがわかりました。
少し皮肉っぽく言えば「悪いことをするのは大変だな」という感じでしたが、こと、子供の健康に関係する(もちろん大人も)ことですから、捨てておけません。そこで、なにが間違っているかを具体的に示すことにしました。(音声が主体です)
1)「放射性物質を怖がることは科学的に正しくありません」と言っていますが、日本政府の法令にはその第一条に「放射線を受けることをできるだけ減らさなければならない」とされています。両方とも政府が言っていますが、明らかなダブルスタンダードです。
2)「自然の食品の中にも放射性物質が入っている」としていますが、それによる被曝の量は「1年0.41ミリシーベルト」であることも画面で説明しています。
3)それなのになぜ、それにプラスして原発からの被曝が「1ミリシーベルト」でも安全なのかは全く触れていません。
4)このビデオの素人騙しという点では、「体内に自然放射線が7000ベクレルもあり、それに比べると食品基準の1キロ100ベクレルというのは充分に低い」としていますが、なぜ7000ベクレル(体重で悪い必要がありますが)なのに被曝量は1年0.41ミリシーベルトと低いのかを説明していません。
今回の記事では長くなるので、ここで止めますが、もう少し解説が必要な気がします。いずれにしても政府も国民を騙すには相当の力を注いでいます。そんなことに力を注がずに、被曝を減らす方に努力して欲しいものです。
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