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脱核を熱望する市民が殺到...「太陽と風の国を夢見る」
文在寅、「原発ゼロの国にする」
ソン・ジフン記者 2012.10.22 13:05
10月20日、ソウル市の清渓広場には『太陽と風の国』を夢見る千人の市民が集 まった。『核のない社会のための共同行動』が主催して、緑の党プラス、進歩 新党緑色委員会、環境運動連合など約70の市民社会団体が参加する『核のない 社会のための共同行動-太陽と風の国を夢見る』が開催された現場だ。
[出処:青年緑の党]
この日のイベントには、文在寅(ムン・ジェイン)、沈(シム)サンジョンなどの 大統領候補も参加して脱核(脱原発)の意志を語った。民主統合党の文在寅大統 領選候補は「原子力に私たちの未来を任せられない」と脱核の意志を明らかに した。文候補は2022年までに原発17基すべてを閉鎖して2050年までに電力の 100%を再生可能エネルギーだけで供給するという計画を発表したドイツの事例 に言及して「できるだけ早い時期に韓国を原発ゼロの国にするよう努力する」 と約束した。
文候補は脱核についての具体的な政策展望も提示した。彼は「新再生エネルギー 分野を世界的な水準で育成し、そのために2030年までに200兆ウォンを投資して、 総50万の良い雇用を創り出す」と公約した。また「輸入水産物をはじめ、各種 の食物の放射能基準を大幅に下げる方案を積極的に検討」し「原子力文化財団 の役割も、脱原発時代にふさわしく新しく変革する」と約束した。
進歩正義党の沈サンジョン大統領選候補も脱核の意志を明確にした。沈候補は 老朽原発である古里1号機と月城1号機の即刻稼動中断を主張した。沈候補は 「原子力発電所に対する安全点検を実施して、放射能に露出した食料品を徹底 的に規制し、2030年までに電力供給の20%を再生エネルギーに変える」と述べた。 沈候補はまた「脱核は理想ではないばかりか、技術的な問題もない」と主張し、 「2040年までに脱核国家を完成する」と宣言した。
[出処:青年緑の党]
主催者側によれば、安哲秀(アン・チョルス)候補も脱核への支持意志を明言す るメッセージを送ってきたという。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も、 映像を通じ脱核共同行動を支持するメッセージを送った。この他にも民主統合 党の張ハナ(チャン・ハナ)、進歩正義党のパク・ウォンソク、キム・ジェナム 議員などが共同行動に参加した。
共同行動は各種ブースでのイベントと発言で脱核の必要性と切実さを訴えた。 彼らは老朽原発の閉鎖と三陟、盈徳の新規核発電所の立地指定の白紙化、原発 拡大政策の撤回、密陽送電塔建設の中断、エネルギー需要削減および再生可能 エネルギーの拡大、核発電所安全規制の強化と原子力安全委員会の全面的再編、 日本産の放射能汚染食品輸入の中断を要求した。
[出処:青年緑の党]
共同行動では日本の脱核活動家が訪問するなどの国際的な連帯もあった。日本 の脱核活動家たちは3月にソウルで開かれた『核安保サミット』と『核産業首脳 会議』の時も訪韓し、韓国の脱核活動と連帯してきた。日本の脱核活動家たちは 「韓国でも福島のような事故が起きかねない」と話し「惨事を起こさないために 韓国国民が脱核の重要性をもっと認識しなければならない」と話した。
彼らは日本で現在、昨年の福島原発事故以後、全国民的な脱核の意志が高まっ ていると伝えた。9月、東京ではノーベル賞受賞者の大江健三郎などが主導する 脱核千万人アクションに17万の人々が殺到する大規模集会も開かれた。
集会を終えた彼らは、脱核と持続可能なエネルギーに対するシュプレヒコールを あげて都心をデモ行進した。デモ行進の後、彼らは整理集会を終えて午後5時に 解散した。
[出処:青年緑の党]
原文(チャムセサン)
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