http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/255.html
Tweet |
「市民による放射能の測定方法について」
http://www.fairewinds.org/content/how-citizen-scientists-can-sample-radiation
今回は、マルコ・カルトフェン氏による、汚染サンプルの採取、測定、記録方法についての説明です。
(要約です)
* 記録をしっかりとること。サンプル採取場所、日付、時刻、サンプルの種類、理由など。
掃除機のチリの場合は家の住所も。
別の人が、同じ場所で同じサンプルを採取し同じ結果が出なければならない。再現性が大切。
* ランダム・エラーがあるので、3回測定を繰り返すこと。
* サンプルなしでバックグラウンド・レベルを測定すること。
* まずはガイガ・カウンタでの測定。サンプルを近づけなくてもバックグラウンド放射能により音がする。
* チェルノブイリ原発の制御パネル部品を測定してみる。バックグランド時よりもより頻繁に音が鳴る。
1分間のカウント数を3回測り、バックグラウンドのみの値と比較する。
* 次は地下のフラッキング(水圧破砕)によって得られた自然放射能を帯びた破片。さらにレベルが高い。
* 放射性核種を知るにはガンマ・スペクトロメーターを使う。同じサンプルを測定してみる。
ウラン、ナトリウム、セシウムなど放射性核種固有のエネルギーが表示される。
* 掃除機のチリは屋外からの汚染塵が集まり、乾燥しているのでサンプルとして非常に好都合。
土壌サンプルも乾燥しているものがよい。
食品サンプルに含まれる水分は放射線を吸収するので測定が難しい。
5グラムの掃除機のチリを測定してみる。30分から一晩かける。
* Chain of Custody(管理の連鎖、流通過程管理)の例。
北海道のボランティアが送ってきたサンプル。場所、日時、サンプルの種類、採取者、
そして写真まで添えられていて完璧だ。法的な証拠とするには署名する。
これらをサンプルに添えて送付する。5グラムあれば測定可能。
* サンプル採取・取り扱いには必ず手袋をする。フィルタつきマスクもする。
有毒ガスは通過するが、アスベスト、その他のチリはブロックしてくれる。
フィルタを測定することで、採取地のバックグラウンドレベルがわかる。
フィルタを交換するときは汚染塵が飛び散ってもよいよう屋外で行なう。
簡易型マスクもしないよりはいいが、数千円のフィルタつきをおすすめする。
* 汚染がひどすぎるところには近寄らないこと。バックグラウンド・レベルに注意すること。
* それほど高価でないガイガー・カウンタだけでも、自分のいる環境下で何が起きているかわかる。
-----(以下、コメント)---------
すでに線量計をもっている人はたくさんいると思います。
のちのち、簡易型線量計の測定結果でも裁判で重要な証拠になる可能性があります。
漠然と測定するのではなく、こまめに記録を取っておくことをおすすめします。
とくに身近にホットスポットがある場合は定期的に測定し、しっかり記録を残しましょう。
場所、日時に加えて測定器の種類、シリアル番号、購入あるいは校正時期、地面からの高さなどもお忘れなく。
種類の違う複数の線量計を使えばさらによいです。写真、ビデオも撮っておけば完璧です。
とんでもないレベルの汚染がどこにもある状況ですので、カルトフェン氏のアドバイスの通り、
サンプルの採取は、付着、吸引しないよう十分注意して下さい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素28掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。