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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/37399.html
2012年10月12日午前8時18分
7月に再稼働し、営業運転中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟を準備している福井県内を中心とした住民らが11月30日、関電に対し福井地裁に提訴することが11日分かった。
訴訟では、関電が東京電力福島第1原発事故を受けた安全性の証明や対策、また、専門家が活断層の可能性を指摘した原発敷地内を走る断層(破砕帯)の調査を十分にしなかったとして、再稼働の違法性を主張。再稼働させなくても電力は足りるとして、需給の観点でも再稼働の必要性は認められないと訴える。
弁護団で事務局長を務める笠原一浩弁護士は「福島第1原発の事故原因がきちんと分かるまでは再稼働などあり得ない。福井県内の原発に対し、運転差し止め訴訟をしている他県の原告団とも連携していきたい」と述べた。
提訴を準備している住民グループ「福井原発差し止め訴訟準備会」は今年3月に発足。福井県内のほか石川、滋賀県などの住民も加わり、現在は200人規模。世話人の一人、松田正さん(63)=坂井市=は「ほかの発電方法もあり、原発にこだわる必要はない。未来の福井の子どものためにも、多くの県民にサポートしてほしい」と呼び掛けている。
11月3日午後2時から、福井市花月1丁目の福井東別院で原告団「福井から原発を止める裁判の会」の発足式を行う。石川県の北陸電力志賀原発2号機について、運転を差し止める判決を言い渡した元裁判官の井戸謙一弁護士を招き、記念講演会も行う。
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