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原発事故の除染現場からの悲鳴
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2012年10月11日 いまにしのりゆき 商売繁盛でささもってこい!
まいど、いまにしです。
昨日、原発事故で長く故郷に戻れなかった、福島県楢葉町の
住民から、電話がかかってきた。
楢葉町では、8月の警戒区域解除を受けて、町のあちこちで
除染が実施されてます。
警戒区域解除ってえいうたかって、夜は寝てらアカン。
つまり、日帰りしか許されない状況。
「昼間に人の姿を見るのは、原発の作業員か除染の関係
ばかりです」
と住民は言う。
その除染の現場、何度も現地で見かけた。
除染といっても、することは、水で高圧洗浄することと、
土の表面を除去するのが主な作業。
よく見ると、ほとんどの現場では、使用した水は
水路や地面に垂れ流しされとる。除去した土も置き場が
なく、近隣に野ざらし状態になってることが多い。
「除染と言っても、かっこうだけ。放射能を含んだ水や
土砂の行き場は決まっていない。帰還が進むにつれ、
人が増える。それは、除染で出る土砂などの放射性物質も
増えるということ。まったく、先がみえない。
国のええ加減な政策は、原発事故当時のままやんか」
と住民は嘆く。
おまけに、TEPCOのアホンダラはきちんと補償交渉に
応じようとしない。つい先だっても、大熊町のある住民に
「補償交渉を」
と呼びかけたのはええけど
「ゼロ回答です、何もできませんって。それ、交渉やないですわ。
だたの通告。子供のつかいですわ」
と怒るのも無理はない。
アホな政府とTEPCOのせいで、
先行き、暗いどころか、何も見えないのが、現状やな。
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