http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/847.html
Tweet |
政府の要請で運転停止中の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案が11日、同県議会で採決され、原案など2案はいずれも反対多数で否決された。東京電力福島第1原発事故後、原発再稼働の是非を問う住民投票条例案が否決されたのは、大阪市議会と東京都議会に続き3例目。
【原発の呪縛・日本よ!】静岡県知事・川勝平太さん
原案は投票実施時期を条例施行後半年以内、投票資格を18歳以上などと定め、市民団体「原発県民投票静岡」(鈴木望代表)が約16万5000人の賛同署名を集めて直接請求していたが、全会一致で否決された。投票実施時期を「国が再稼働検討時」に変え、投票資格を20歳以上などとする議員提案の修正案も反対48、賛成17で否決された。
川勝平太知事は直接請求を受けた首長として初めて「多くの県民の思いの表れ」と賛成の意見を付け県議会に提案したが、過半数を占める自民改革会議が、市町に投票事務を義務づけるなど法的不備がある▽住民投票実施に10億円以上の経費がかかる−−などを理由に反対に回った。
住民投票条例制定を求める直接請求は、東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県でも手続きが進んでいる。【樋口淳也】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121011-00000040-mai-soci
◇したたかに次見すえ−−川勝平太さん(64)
「ふじのくに大使館」。東京・平河町の都道府県会館13階にある静岡県東京事務所は、そう書いた大きなプレートを入り口に掲げる。川勝平太知事は「富」は物の豊かさ、「士」は有徳の人物を意味するとし、富士山をシンボルとする「富国有徳」の県づくりを進め、地域主権時代をにらんで県を「ふじのくに」と称する。後で知ってなるほどと思うが、初訪問だったので、ここで間違いないかとやや戸惑った。
川勝知事は開口一番、大声で「今日は富士山が見えないね。晴れていればよく見えるのですが」と言い、窓外を見やって残念がる。もともとは、西洋史や日本史をアジアの海洋から見る独自の「文明の海洋史観」を提唱し、世の注目を集めた学究。「ふじのくに」と掲げた理念に、自ら徹底的に忠実であろうとしているように感じた。
昨年5月、当時の菅直人首相が静岡県御前崎市の浜岡原発の全停止(1、2号機は既に廃炉中で、対象は3〜5号機)を中部電力に要請した際、いち早く決断を支持した。菅首相は「独断的」と批判されたし、静岡の地域経済は原発に依存していたのに、思い切りがいいと思った。
川勝知事がうなずいて語り始めた。
「知事になった直後の09年8月、御前崎市などで震度6弱を記録する地震が起きました。その時から危機管理をすべてに優先させようと考えました。浜岡原発の安全性については県の防災・原子力学術会議をつくり、その議論から自信を持っていたのですが、福島第1原発事故で私の中の安全神話は崩れ、菅さんを支持しました」
http://mainichi.jp/feature/news/20120928dde012040024000c.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素27掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。