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車のフィルターを内部被曝の証拠に 郷地医師よびかけ
民医連新聞
ざまみやがれブログで文字起こし
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65827137.html
『東神戸診療所(神戸市・神戸健康共和会)の郷地秀夫所長が、福島原発事故の内部被曝の証拠を残そうと、民医連をはじめ全国の医療機関に自動車エンジンのエアフィルター※の収集と画像化を呼びかけています。「フィルターに付着した放射性物質から人が吸い込んだ放射性物質の種類や量が分かる。東北や関東にとどまらず、被災地支援に行った車のフィルターからも高線量が出ており、車検で交換する前に保存を急いでほしい」と話します。(新井健治記者)
■X線画像に斑点
事故直後の昨年3月15日から約1カ月、東北と関東一円の医療機関でコンピュータX線撮影(CR)の画像に黒いシミのような斑点が多発しました。事故で流出した放射性物質にイメージングプレート(IP)が感光したのです。
長年、被爆者医療に従事し、原爆症認定集団訴訟も支援してきた郷地さんは、ピンときました。
「これは被曝の有力な証拠になるのではないか」−。
広島・長崎の原爆症認定集団訴訟で、国は「被爆者の病気が原爆放射線に起因するなら、証拠を示せ」と求めてきました。内部被曝の原因となる残留放射線の証拠が現存しないため、原告はずいぶん悔しい思いをしてきました。
「今回の事故でも、内部被曝の影響が出るのは数年から数十年後。その時、国は再び“証拠がない”と主張するのは目に見えている。同じ轍を踏まないために、今こそ医療従事者が動くべき」と郷地さん。放射線の撮影機器がそろう病院や診療所なら、被曝の証拠を集められる。医療機関ならではの役割を思いついたのです。
■支援車からも高線量
内部被曝とは放射性物質を体内に取り込み、そこから出る放射線で被曝すること。いったん取り込むと、たとえ微量でも体内の一カ所にとどまり半永久的に遺伝子を傷つけます。内部被曝を知るには、吸い込んだ放射性物質の種類と量を調べる必要があります。
国が発表する空間線量は外部被曝の目安にはなりますが、内部被曝は分かりません。福島県はホールボディカンターで内部被曝を検査していますが、「ホールボディカンターは測定値を体重で割り、全身の被曝量を示す。局所被曝である内部被曝のリスクの目安にはならない」と指摘します。
人が吸い込んだ放射性物質は画像化できなくても、車が吸い込んだ放射性物質なら可能ではないか。そう考えた郷地さんは、外気を吸い込みゴミを濾過する自動車エンジンのエアフィルターに目をつけたのです。
早速、昨年3月14日に坂総合病院に支援に行った兵庫民医連の車のフィルターを検査すると、3万ベクレル※の放射能が認められました(写真上)。この車は福島の支援ではなく宮城に行くために、原発から60km離れた高速道路を通過しただけです。
郷地さんは講演などでフィルターの活用を呼びかけており、すでに検査を依頼するフィルターが全国から50枚以上届いています。原発立地近くのフィルターからは250万ベクレルもの高線量が。関東地方のフィルターからも放射能が検出されています。
■分析結果が疫学データに
フィルターの放射線の画像化方法は、郷地さんと東神戸病院診療放射線技師の橘真矢(しんや)さんが、試行錯誤を重ねてつくり出しました。フィルターに放射性物質が付着している場合、右表の手順を踏めば黒点が出ます。フィルターにX線を当てる必要はありません。
フィルターは車検で交換され、破棄されます。「検査は後回しでも可能なので、まずは保存を」と郷地さん。保存する場合、車が走行した日程、地域、距離と、フィルターを交換した日付を記録しておくと検査に役立ちます。また、放射性物質の拡散を防ぐため、フィルターは密封できる袋などに入れておくことを勧めています。
郷地さんはフィルターの検査結果を日本社会医学会で発表しました。「さらに検査結果が集まれば疫学として活用でき、内部被曝の有力な証拠になる。全国の検査結果を連絡してほしい」。問い合わせは東神戸診療所(TEL 078・231・9031 メール toshin★k-kyowakai.or.jp(★→@))へ。
以上引用
まだ、阿修羅にはあがっていないようなので、挙げておきます。
日本各地でのエアフィルターデータが出れば、土壌汚染とは別に、内部被曝の
危険性をマッピングできることになると思います。
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