http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/783.html
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赤かぶさんの「岡田副総理、原発は慎重に検討=最悪の事態回避に「幸運」−福島事故 (時事通信)」(http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/760.html)で既に取り上げられている発言について:
首都圏を含む東日本全域が避難対象になるような壊滅的事態は、4号機の使用済み燃料プールが干上がってメルトダウンを起こす可能性があったことと結びつけられて語られてきた。
そして、その危機は、東電や政府が何かを行ったからではなく、“偶然”や“幸運”で避けられることになったというのが「公式説」である。
そうであるのに、「幸運」と形容した岡田氏の発言が不謹慎なものであるかのように言われているのは、マカ不思議である。
岡田氏の発言で不謹慎な部分は、実際に放射能で汚染されているのに、「東京圏まで汚染される可能性」というトンチンカンな説明をしているところである。
私は、4号機建屋に保管されていた使用済み核燃料のメルトダウンは、“幸運”で避けられたわけではなく、意図的な行動(爆破行為)で避けられたと思っているが、そのような説明は公式にはなされていない。
“公式説”によると、危機一髪の状況が近づいていた4号機の使用済み燃料プールのメルトダウンは、機器類プールや原子炉ウェルに水が張られていたことを前提に、それらと使用済み核燃料プールを隔てていた壁が地震で動き、機器類プールや原子炉ウェルの水が使用済み燃料プールに流れ込んだことで阻止されたというものである。そうであるなら、“幸運説”(“偶然説”)と言えるものであろう。
福島第一原発の事故は、発生からまだ1年半で、現在も進行中である。メディアは、事故の推移に関する“公式説”くらい把握して“質問”したり記事にして欲しいものだ。
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原発事故 最悪回避に岡田氏「幸運」
■原発事故 岡田克也副総理は6日、三重県桑名市で講演し、東京電力福島第1原発事故について「事故の影響は非常に深刻だが、いろいろな関係者が『これは幸運だった』と言っている。最悪の場合は東京圏まで汚染される可能性があった」などと発言した。他者の発言を引用した形だが今回の原発事故が「幸運」と受け取られかねない発言で、波紋を呼ぶ可能性がある。岡田氏は講演後、記者団に「現状もひどい状況だが、最悪の事態を考えれば、それは幸運に助けられたということだと思う」と釈明した。
[日経新聞10月7日朝刊P.2]
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