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メディアの自己規制の話
2012/09/30
ちたりたさんのブログより転載
https://silmarilnecktie.wordpress.com/
放送局で原発報道をしようとすると圧力をかけられる以前に自己規制と社内規制があると仰っていたっけ。
「やろうかな」って思っていてもどこかで心が折れてしまうんだって。
確かこんなこと言っておられた。
入社2、3年目の若手の記者が若狭の原発の危険性について活断層の話で10分間の特集を組みたいって言うてみたとする。
デスクは「やめとけとは言わない。原発報道すんのはたいへんやで、論破するため勉強するのもたいへんやし、警察担当しながら(大阪府警の記者クラブ)そんなんできるんか?」と言われる。
自分自身の担当の仕事するだけでも忙しいし、原発担当の記者がいないわけでないけど1、2年で担当替わるもの。だから「私のテーマは原発です」といってデスクに相談すると心が折れる。
周りからも「原発って絵にならへんで。大変な割りに評価されへんで」って言われる。
原発内の映像にしても電力会社からの提供だし、自分が担当した報道の視聴率が減るとへこむし心が折れる。
特集では両論併記しないといけない。推進派と反対派の両方を見てくださる方のために偏向報道って言われないように。推進派は時間の無駄だとか言って出るのを嫌がるけれど。
右手で電力会社からお金貰いながら左手で原発報道が書けるんかという問題もあるけど。準備していると止めてくれという広告代理店や電力会社からの声が聞こえなくても、なんとなく自己規制する。
デスクからも、誰のおかげで給料貰ってるんや、フリーで記者やったらええやんか。スポンサーがいるのになんで原発報道するんや?と言われる。
社内のそういう空気だけじゃなく、頻繁な人事異動があって記者の専門性を育てる状況じゃない。
たね蒔きジャーナルがあそこまでになったのは3.11の後だから、それ以前ならあり得ない。そしてラジオだったから。小さなメディアだったしスポンサーが中小企業だったから。そういう大きな理由があったわけ。
という、あるメディア関係者の話を思い出した。
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