http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/571.html
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1500ベクレル/kg超えの高汚染リンゴはどうして誕生したか?原因はおそらく『コレ』(posp)
http://posp.seesaa.net/article/294399575.html
---引用開始----
千葉県我孫子市の個人宅に植えていたリンゴから1500ベクレル/kg超の放射性セシウムが検出されて大きな話題となっている。
「観賞用りんご」に関する報告書 [152KB pdfファイル]
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/18,101468,c,html/101468/20120926-093513.pdf
我孫子市が掲載した上記報告書によると、個人宅の庭木から採れたリンゴを簡易検査にかけると、1500ベクレル/kgを越える高い汚染を発見。
改めて検体提供者の家庭を訪れ、庭木から別のリンゴをその場で採取し、簡易検査そしてゲルマニウム半導体検出器による詳細検査をやりなおすも、同じように高い汚染が確認されたとの事。
福島の汚染度が高いところでもリンゴ栽培はされているが、それらでは、検出限界値以下だったり、出ても10ベクレル/kgとかその程度になっている。
(ふくしま新発売というサイトで過去の検査データが閲覧できる。)
千葉も一部が高く汚染されているとはいえ、1500ベクレル/kg越えというのは明らかに不自然な数値だ。
しかし、最初に採取されたリンゴだけでなく、改めて庭木から採取したリンゴでも同じように高い値が出てしまっている。
この林檎の木を調べると、枝葉から10000ベクレル/kgを越える汚染が確認されたそうだが、周辺の樹木の枝葉からは48〜111ベクレル/kgと、該当のリンゴの木と比較するとそんなに高い値は出ていない。
また、この検体提供者の近所の家庭の庭木から同品種のリンゴを採取して検査したが、基準値の100ベクレル/kgを大きく下回る数値となっているとの事。
『このリンゴの木だけがピンポイントでものすごく汚染されている』のだ。
放射性物質の降下を原因として考えると、この木だけが周辺樹木に比べて大きく汚染されているというのは不自然。
1mも離れていない周辺樹木より何百倍も汚染されている、というのはおかしい。
市の報告書では「原因が特定できない」という事になっているが、こういう形でピンポイントで汚染されているのは、「このリンゴの木にひどく汚染された腐葉土や肥料を去年と今年にかけて何回も施肥した」以外に考えられないだろう。
日本全国の農地・庭を汚染させるモノ(漫画で考える放射能汚染問題)
http://p.booklog.jp/book/47306
以前このブログでも紹介した上記漫画だが、この漫画内で指摘されていた懸念が現実の物になってしまった。
肥料については昨年夏あたりになって基準値が設定されたが、全数検査しているわけではない。
あくまでも全流通物のうちの、ごくごく一部をサンプル検査してるだけだ。
そのため、実際は、数万ベクレル/kgクラス(あるいは10万を越えるものも)のが今もザル検査をすり抜けて流通してしまっているのだろう。
国は堆肥のぬき打ち検査もやってるようだが、個人的には『腐葉土』をもっと頻繁に抜き打ち検査すべきだと思う。
堆肥は家畜の餌に気をつけていればそんなにひどい汚染にならないが、腐葉土については今もなお昨年と同じくらい数万ベクレル/kgとひどく汚染された物ができてしまっている。
該当の個人宅では、そういうひどく汚染された肥料、腐葉土を去年と今年にかけて何度も何度も施肥してしまい、そのためこのリンゴの木だけがピンポイントで高く汚染され、結果1500ベクレル/kg超えの高汚染リンゴができてしまった物と思われる。
今回の件で考えなければいけないのは、「土壌の汚染が問題ないレベルでも、高汚染肥料を何度も使ってしまうと、基準値を大幅に越える物ができてしまう」という事。
千葉のみならず、もっと遠く離れた場所でも、同じように高汚染肥料・腐葉土などを、ひどく汚染されていると気づかず何度も何度も施肥してしまうと、リンゴだけでなく他の農産物でも基準値を大幅に越えた高汚染物ができてしまう事になるだろう。
前述の漫画で指摘されているように、やはり肥料・腐葉土などの畑に撒く物については、肥料取締法を至急改正し、販売店での全数線量検査を義務化し、数万ベクレル/kgとひどく汚染された物は絶対に流通しないようにするべきだと思う。
今の「一部検査のみ」だと、今回と同じように検査をすり抜けて高汚染肥料が流通し続け、全国の農地をどんどん汚染してしまう。
東北や関東の肥料は日本各地に流通してしまっているため、現在のザル検査式のままだと、北海道や九州で採れたものでも、今回みたいに基準値を大幅に越えたものができてしまいかねない。
(というか、発見されてないだけで、すでにあちこちでできてしまっているのだろう。今回たまたま見つかっただけで。)
個人ブログやテレビ、雑誌などのマスコミでは、肥料の汚染問題についてもっと大きく取り上げるべきだと思う。
農家も、汚染されていない安心な肥料を使わないと、自分の農地から採れた作物から基準値を大幅に越えた汚染が発見され、取引を断られて、一気に業績悪化、場合によってはそのまま廃業する事になりかねない。
一度農地をひどく汚染させてしまうと、汚染除去は面倒な事になるし。
農家は最低限、線量計を購入し、使用前に自分で肥料の線量検査をすべきだ。
通常の空間線量より明らかに高い値が出る場合は、絶対に農地にソレを使うべきではない。
雑誌でもテレビ番組でもいいので、一度全国に流通している肥料(腐葉土が高い汚染が出るので腐葉土)を何百と抜き打ち検査してみるのがいいと思う。
前述で紹介した漫画のように、まずホームセンターで線量計で調べて、「大幅に線量が上昇する腐葉土」を購入し、簡易検査や詳細検査にかけると。
「日本全国に流通している腐葉土を一斉検査したら、あちこちで数万ベクレル/kgのが発見されました!!」みたいな特集を組むと、人々の肥料の汚染に対する意識が変わって検査方法の見直しがされるだろうし、雑誌やテレビ番組にしても話題となって結構部数や視聴率のアップにもつながると思う。
このまま今のザル検査を続けさせて、日本のあちこちの農地の汚染をどんどん進めるべきではない。
注・今回書いた記事は、自由に転載してもokです。
転載の場合は、「注・今回書いた記事は、自由に転載してもokです。」の部分も転載する事。
---引用終了----
周辺も一緒に高汚染されてるならともかく、一箇所の樹木だけひどく汚染されているってのは、やっぱり肥料が原因なんだろうね。
放射性物質がそんな1本の樹だけに集中して降下するわけないし。
まじで肥料の全量検査を法律で義務化しないと、高汚染肥料のせいで今後も基準値を10倍以上越えたものが日本のあちこちで気づかないうちに出来て、いつの間にか食わされる事になりそう。
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