少なくとも、放射性ヨウ素についてまったく検証されていないということをきちんと行政は表明するべきではないだろうか。

それとも、行政関係者はヨウ素被曝を全くしていないのだろうか。

ホールボディーカウンターなので、γ線の被ばく量だけと思ってください。
例えばセシウム１３７が出す放射線の半分は、人体を通過できないβ線です。
あなたがプルトニウムなどα線しか出さない核種にしか汚染されていなければ、ホールボディーカウンターは、あなたの被ばくを０とするでしょう。

一番上の預託実行線量のグラフは、例えば今日内部被曝した１００Ｂｑのイメージのみです。生涯の被ばくを合計しましたよ、と言いたげですが
実際は、明日被ばくする１００Ｂｑ、明後日被ばくする１００Ｂｑ、死ぬまで永遠にこのグラフを用意して合計したものが、生涯の被ばく量です。ずっと被ばくし続けるような事態は、想定外ですから。

放射線が遺伝子を壊す仕組み。下のＵＲＬの３１ページから。
http://www.jca.apc.org/takasas/down/Report8_B5_40_35_v3.pdf
医療被曝の話だけど、まぁ同じだ。医療被曝だから外部被ばくの話。
３４ページ一番下に
その方法によると最低1.2mSvでも24個の細胞に１個の割合で二本鎖切断が起きることが分かり、線量と切断数の関係は図3-9に示すように直線関係が成り立つことが分かりました、とある。
「最低1.2mSv（一瞬の照射ね）でも24個の細胞に１個の割合」
体の２４分の１が壊れる。

一瞬の照射を1秒ということにして、１.２ｍＳｖの被曝は約５５兆Ｂｑ分になる。
体の細胞が６０兆だから、だいたい同じとすれば、
放射線１本は２４分の１の確立で細胞を壊すと考えられる。４％くらいかな。

医療の外部被曝なら、その時の４％の破壊で終わるけど、内部被曝ではそうは行かない。次の１秒も、その次の１秒も、ほぼ同じ数の放射線が出る。この例と同じ線源を内部被曝すれば、２４秒で全ての細胞を１回づつ破壊することのできる数の放射線が出る（実際は同じ細胞に複数回当たるとかあると思うけど）。

全身にまんべんなくならまだしも、内部被曝した放射性物質は核種に応じた振る舞いで臓器に偏って集まり、その周辺を集中的に痛めつける。甲状腺であったり心臓であったり・・・。
この１.２ｍＳｖの被曝量で内部被曝したとして、体を２４分割して、その一つに集まる特性があれば、１秒でそこを全部壊せる能力があるともいえる。

１.２ｍＳｖから出る５５兆の放射線を、１年で浴びるとすれば１７０万Ｂｑくらい体内に保持することになる。ありえない数字に見えるから、安全だという。
内部被曝の特徴を考えて、例えば６０ｋｇの体重の人の６００ｇの臓器に集まると仮定すれば（全身がまんべんなく死なないと死なないわけではないからね）、１００分の１になる。１万７千Ｂｑでその臓器や周辺は・・・。
１万７千Ｂｑというのは、食品１００Ｂｑ/�sを毎日１.５�s食べた場合の体内蓄積量と同じくらいだ。その他に自然放射線はもちろん、東電の汚染物による空間からの被曝もある。水や空気からももちろん。
ほかにも内部被曝の特徴として考慮しなくちゃならない要因もあるだろう。

というか、空間線量年１.２ｍＳｖのところなら、空間からだけでそのくらいの放射線を受けているんだけど。

福島の人は、我々人類と何か違う放射性物質を取り込まないメカニズムを持っているのかもしれない。セシウムが検出されないとか。
野菜からも、肉からも、土地からも次々に検出される中で、福島の人だけは被曝をまのがれている！！
山下さんが人体実験したいのも肯ける。放射能の中で、被曝しないメカニズムを解明したら世界中から賞賛されるだろう！！

誤解しないでね。僕はこの記事を信じたわけではないし、山下さんを肯定してるわけでもない。
ただ、どこのパラレルワールドの話かと思っただけだ。

そんな結果が出るなら、ホールボディーカウンターの性能（というかデータからの換算や評価）を疑ってかかるのが当たり前のことだけど、
人間は、信じたいものしか信じない、見たいものしか見えない、なるほどなぁと。
何が起きたら信じざるをえなくなるだろう、見ざるをえなくなるだろう、それまで持ちこたえられるのか。

嘘を言って福島を応援！嘘を信じて福島を応援！・・・馬鹿らしい。
その絆というのは、お金のつながりだよ。
いつまで、あなたたちがお金のなる木でいられるのか、考えたことはあるかな？
汚染を理由に安く仕入れられる、政府の後押しで普通に売れる。
金の切れ目が縁の切れ目という言葉を知っているかな？
いつ来るかは知らないけど、そんな日が来るよ。