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シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告/「第2回 ウクライナは訴える」
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/528.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 9 月 24 日 22:36:01: KbIx4LOvH6Ccw
 


シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告/「第2回 ウクライナは訴える」 投稿者 gataro-clone

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http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0923.html

去年4月、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で、ウクライナ政府は、汚染地帯の住民に深刻な健康被害が生じていることを明らかにし世界に衝撃を与えた。

チェルノブイリ原発が立地するウクライナでは、強制避難区域の外側、年間被ばく線量が5ミリシーベルト以下とされる汚染地帯に、事故以来26年間、500万人ともいわれる人々が住み続けている。

公表された「Safety for the future未来のための安全」と題されたウクライナ政府報告書には、そうした汚染地帯でこれまで国際機関が放射線の影響を認めてこなかった心臓疾患や膠(こう)原病など、さまざまな病気が多発していると書かれている。

特に心筋梗塞や狭心症など心臓や血管の病気が増加していると指摘。子供たちの健康悪化も深刻で2008年のデータでは事故後に生まれた子供たちの78%が慢性疾患を持っていたという。報告書は事故以来蓄積された住民のデータをもとに、汚染地帯での健康悪化が放射線の影響だと主張、国際社会に支援を求めている。

今年4月、私たちは汚染地帯のひとつ、原発から140キロにある人口6万5千人のコロステン市を取材した。この町で半世紀近く住民の健康を見続けてきた医師ザイエツさんは、事故後、目に見えて心臓病の患者が増えたことを実感してきたという。その原因は、食べ物による内部被ばくにあるのではないかとザイエツさんは考えている。予算が足りず除染が十分に行えなかったため、住民は汚染されたままの自家菜園で野菜などを栽培し続け食べてきた。また汚染レベルの高い森のキノコやイチゴを採取して食用にしている。

学校の給食は放射線を計った安全な食材を使っている。しかし子供たちの体調は驚くほど悪化。血圧が高く意識を失って救急車で運ばれる子供が多い日で3人はいるという。慢性の気管支炎、原因不明のめまいなど、体調がすぐれない子供が多いため体育の授業をまともに行うことができず、家で試験勉強をして体調を崩すという理由から中学2年までのテストが廃止された。

被ばく線量の詳細なデータはなく、放射線の影響を証明することは難しいが、ウクライナの汚染地帯で確かに人々は深刻な健康障害に苦しみ、将来に不安を抱えながら暮らしていた。

しかしIAEAをはじめとする国際機関は、栄養状態の悪化やストレスなども原因として考えられるとしてウクライナの主張を認めていない。放射線の影響を科学的に証明するには被ばくしていない集団と比較しなければならないが、住民の被ばくに関するデータも、被ばくしていない集団のデータも十分ではなく、今後も証明は困難が予想される。

国際社会に支援を訴えながら、放射線の影響とは認められていないウクライナの健康被害。チェルノブイリ原発事故から26年たった現地を取材し、地元の医師や研究者にインタビュー、ウクライナ政府報告書が訴える健康被害の実態をリポートする。
 

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コメント
 
01. 2012年9月25日 01:43:13 : qEqycsVtxE
ウクライナとベラルーシがこのコースを辿ったことはバベンコ氏、バンダジェフスキー氏が既に齎した乏しい知識から誰でも知り得る事であった。
 出鱈目が齎した悲惨。
 今後の日本もこのコースを辿るのは間違いない。それにしてもIAEAは酷い組織だ。

02. 2012年9月25日 10:52:39 : qEqycsVtxE
 動画の中で、ご主人が心臓手術を受け、高被爆地で暮らさざるを得なかった夫婦のアパートをNHKが訪ねたところ、家計上、自給自足のために、汚染された土地で野菜を自給し保存食にしていた中に近傍のキノコを分かっていて、食べざるを得ない窮状を指摘した。 
 所得が日本の何十分の1であったと形容していた。ベラルーシのベルラド方放射能安全研究所のバベンコさんも指摘していたが日本はベラルーシと比較して裕福であるから、汚染食品を食べなくていい経済環境であるから
汚染地帯に居住していても内部被爆の測定も出来るはずで対策が取れるはずである。と明る展望を述べていた。
 其れをしていないのは貧乏であるのではなくて、隠蔽、拡散が、やられるのは、それだけの人間性の政府が支配しているからである。
 それにICAPが因果関係を認めない理由の中に、住民が避難して同一環境でサンプルがないことを指摘していたが福島は住民を閉じ込めゲノム解析までの材料を入手する仕組みを作り上げている。
 国際機関並びに日本の機関で因果関係が認められていない心臓循環器系の疾病につき研究成果を作り上げICAPの見解を改善させることが出来たしても、閉じ込められた住民の生活環境を改善できなくて、研究資料に消耗されてしまった人生の償いをどうする心算か。

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